きまぐれ日誌 960317



ベティーズのビデオをわたすべく、南阿佐ヶ谷で笹山テルオさんと待ち合わせる。以前会ってから9ヶ月ほど経過してしまった。ところが、肝心のビデオをぼくが忘れていっ てしまい、チケットを手渡すだけになってしまった。1時間ほど話し込む。笹山さんは、ザ・ウィードでキーボードを弾いていた。ウィード自体はメジャー・デビューを果 たしたのであるが、解散の頃にはしっくり来ないものがあったという。「自分の考えていることを歌で誰かに伝えたい」これを大切にしたいとのことで、現在の「弾き語りシリーズ」となっているのだそうだ。

時期は未定なのだが、笹山さんとはいつかplanBでやろうということで気合いが合った。最近のライブハウスは事務的になってしまって、傾向の違うバンドをブッキングする。対バンになっても、ほかのバンドの演奏は聴かない。また、客も目当てのバンドが終わったら帰る。そんな状況なのだそうだ。お互いにやっていること、歌っていることを理解できる同士ではじめて、そこからだんだんリンクしてやる方も相互に尊重しあい、新たな表現を受け止める。また、そこに来られる方も新たな表現に接することができる。納得できる表現の「場」を少しずつでも創っていこう。というところで気合いが合ったわけである。

笹山さんと別れてから、新宿へ。リエちゃんから頼まれた「国文学-解釈と鑑賞」の児童文学特集号を購入。その後、イシバシ楽器でコンパクトなマルチエフェクターであるコルグのパンドラを購入。1万8千円なり。もともとエレアコなので多用する気はないのだが、Reverbやらエコーくらいは少し。あと、若干のコーラスを・・・という気持ちがあった。というのもギター・アンプを持っていないゆえに、練習スタジオにあるギターアンプによって出る音が違いすぎるのも具合が悪い。ライブハウスでも具合が悪い。というわけで、依存しない程度に使っていこうというわけである。

その後、Studio Keyにてベティーズの練習。4.14の第2回公然ギグに向けて、新曲の練習と曲順の検討を行いつつ進める。今度の持ち時間は40分であるが不測の事態に備えて、曲自体は35分とする。スタジオに「王様の働くバンド・コンテスト」(フジ・テレビ主催)の応募用紙がある。条件を読めば読むほど、これはベティーズが応募すべきコンテストだと確信する。テープ審査に通ると渋谷の「オン・エア・イースト」で決戦なのだそうである。あそこなら檜舞台である。ノンベがぼくの唄を歌ってくれることになった時から、この人を檜舞台に立たせなくてはいけないと感じていたのだが、チャンス到来と言えなくもない。

練習終了、帰宅してから、リエちゃんと中野新橋「大黒屋」にて食事。その後、planB隣の「ジョナサン」にて杉浦さんと会い、白州(はくしゅう)アート・キャンプと連動してネットで何をやれるか・・・というあたりの話をする。「まずは印刷物」をHomePageに掲載する。そこから先は、nice to have。というところ。仮という感じで、「サイバー梁山泊」にplanB関連の情報を掲載した。3.16に実行委員会があって、その際にデモをしてくださったそうなのだが、表現者の方々にも好評だったようである。リアル・ワールドで素晴しいことをやっている裏打ちがあるとサイバー・スペースを活用しても薄っぺらではない。ぜひ、活用してほしい。そのような思いを強めた。

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(960317)




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