きまぐれ日誌 960204



夜も寝ないで昼寝して・・・

昨日、新宿のKey Studioにてベティーズの練習の後、渋谷On Air Westへ。ノンベに誘われて、理恵子さん、私でオールナイトの「Novelty Market Vol.5」に出かけた。この日は、KYONのプロデュース。ノンベはBo Gumbos以来のKyonの大ファン。たまたまOn Air Westに入る時に、Kyon氏と遭遇しミュージシャン同士に近い感じで、インタラクティブなコミュニケーションができた。ノンちゃんはギターを担いでいたので、Kyon氏も話しかけやすかったのであろう。ノンベがテレビに出ているのを見たというのをKYON氏が語り、「あれが本業なんだ」とコメントされる。ノンベは天にも舞い上がらんばかりであった。(めでたし。めでたし。)

オールナイトのギグを見るなんて本当に久しぶり。KYONは、下山氏などと一緒にギリシャの歌謡曲を、ギリシャの楽器などを弾きながら披露する。不思議なビートが身体の中から沸き起こってくるのが感じられた。今後も要チェックである。

感激したのは、高田渡。「生活の柄」という20年前から気になっていた唄がある。実際に浮浪者をされていた方が60年代に書かれた詩を高田渡が60年代末に見つけ、唄にしたものという顛末を「若いこだま」か何かで聞いた覚えがある。この唄は70年の岡林のライブアルバムや、71年のフォーク・ジャンボリーなどにも所収されていて、中川が聴いたのはそれらの録音ものばかりであった。

「動く歩道」をつくるために、これまでの保守系の知事ですらやらなかったホームレス排除を無党派の支持を集めた青島氏の意志決定で行うという。この時、この「生活の柄」という唄が描く心象は心に響く。青島氏に聴かせてやりたいと思った次第である。

この他、憂歌団の木村氏の淡谷のり子のカバーが感激もの。これは、本当に日本のブルースだと思った次第。

元気の出るオールナイト・ギグであった。Happyだ。

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(960204)




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