馬酔木咲く剣尾山    

剣尾山  
平通から見た剣尾山   
■目的地:剣尾山(784m) <山域:北摂・大阪府能勢町>
■日にち:2000年4月1日(土)
■天気:快晴 暖かい
■同行者:嫁さん、俊一、裕太
■コースタイム:

  行者口 発(13:30)〜行者山(14:05)〜六地蔵(14:50)〜剣尾山山頂(15:00-15:30)〜
  国界石柱(15:35)〜横尾山鞍部(15:45)〜林道終点(16:00)〜能勢の郷 着(16:40)

【剣尾山】 北摂を代表する山。山頂は岩峰があり、展望良し。麓のかんぽの宿では
入浴可。登った後のひと風呂は格別です。
 午前中の用事を済ませ、久しぶりの青空にウズウズ。帰宅して昼食をかき込み直ぐに
出発。歩きたい所がたくさんありすぎて何処へ行こうか迷うが、この晴天なら展望の山
ということで剣尾山へ。
馬酔木
  馬酔木 満開  
【足重し】 行者山登山口に送電線工事の立て札。発破作業とある。本日は作業なし。
行者山は剣尾山の前衛の山なれど、急登である。今日は一段ときつい登りに感じる。
最近、運動不足気味なのがよく判る。俊一と裕太は元気なもので、先に先にと行って
しまう。こんなにも早い時期に子供達との体力差を感じるとは無念なり。春の山に向
けて歩き直そうと決意を新たにする。(^^;

【やまみち】 何かの間違いかとも思うほど明るい道である。剣尾山は山頂こそ展望が
最高だが、そこまでは林の中。しかし今日は、快晴と冬枯れの相乗効果で実に明るい。
 冬眠から覚めたのか、大きなひきがえるが道の上でうずくまっていた。
 以前、展望伐採地だった道は、ヒノキが伸びて疎らにしか遠景が楽しめなくなった。
ここにも送電線工事の立て札がある。発破作業のため平日とて静かな山とは言い難いかも
しれない。明るい日差しに白い花が輝く。馬酔木である。青空にきらきらと咲く。
鹿の説明板や炭焼き窯跡を過ぎて、また馬酔木の花。
 風の峠から六地蔵は急登である。嫁さんもしんどそう。子供達はとうに登ってしまった。
辿り着いた六地蔵で俊一に「3分経過ぁ」。(^^;  脇にある岩陰地蔵も明るい日差しを
浴びている。月峰寺跡も明るい。ここからひと登りで青空に突き出た山頂に着く。
やまみち
  明るい道  
【好展望】 山頂は時間も遅いので人影まばら。蛙岩を一家で占有できるほどだ。
いゃぁぁぁぁぁ、いい眺め。通い慣れた山でも、やっぱり、お天気が一番。
半国山が、横尾山が、高岳が手に取るようにそこにある。さらに山並みは続く。
 特に、西日で影った波をなす大峰山、羽束山、千丈寺山、大船山、六甲などが良い。
風が少しあって登りの小暑さも少し冷えてくる。おにぎりやおやつを食べながら
景色を楽しむ。
昼寝
 半国山と昼寝  
【北へ】 同じ道を下りるのは面白くないので、北へ廻り横尾山との鞍部から林道へ
下りることにする。
 相変わらず北側の道は素朴で良い。先月歩いた天狗山や深山が枝の間から見え隠れする。
 摂津国と丹波国の国界石柱が立つ分岐では、北に下りる道が気になるも、また今度。
左にとって背丈程まで伸びるササの間を行く。約一年前に来たときに比べると少し刈られ
て整備されているようでありがたかった。

【林道】 鞍部の適当なところで踏み跡や仕事道を辿って林道終点へ向かう。
ササの下生えが多い植林の間からいつもと違った剣尾山が聳える。三草山は霞んだ影。
 林道は言うに及ばず植林のための道である。今日はその通りの植林作業の車が停まって
いた。横尾山の南尾根にある岩峰からは西日を差し込んだ松林が黒い。
 途中、鉄塔工事の現場で道が迂回する。この工事は看板によると平成13年5月まで
行われるようである。あと一年後には変わり果てた景観になるのだろうか。とうとう
剣尾山までも鉄塔が建つかと思うと残念だ。

【春の陽】 林道歩きに飽きたので沢を渡って能勢の郷の散歩道へ入る。
かさこそと鳴る落ち葉の道、2月の横尾山断念でたまたま歩いた良い道である。
 途中の大岩から行者山を見ると、「ヤッホー!」と叫ぶ人がいたりして、のどか。
いよいよ春らしくなったなぁという感じである。
 能勢の郷下のグランド脇に白と紅の梅が傾いた陽を浴びて咲いていた。
葉  
山影に 春の陽浮かす 紅白梅 
            うーん、そのまんまだなぁ。(^^;;

  剣尾山について
 
  山のリストへ  / ホームページへもどる
2000.4.5. BY M.KANE