柵・逆茂木

逆茂木、柵と考えられる構築物は、
北居住域の南面した部分に築かれ
ていました。これらは幅 mほどの溝
の内部に、枝持ちの木、打ち込ま
れた、あるいは抜かれた状態の杭
などの形で遺存していました。
溝状遺構内の逆茂木、柵と
その拡大写真



逆茂木、柵の立面図。杭が認められる。
これらがみつかった状態から復元された、
逆茂木、柵の構築方法は、

1.溝を掘り、溝の底に杭を打ち込む
2.杭に枝の張った樹木を固定し、立て並
べる
3.枝の張った樹木をムラの外側(南)に
斜めに寝かせ、並べる(逆茂木
4.溝を埋めて、樹木を固定する
5.立て並べた樹木に横木を渡す(

のようであった、と考えられています。


逆茂木、横断面
南向きに寝かせた樹木

逆茂木の基部

参考文献.石黒立人 他(1991)「朝日遺跡I」(財)愛知県埋蔵文化財センター


逆茂木の歴史について知りたい方はこちらへ


(おまけ)柵・逆茂木 復元の様子


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