環濠・逆茂木・柵列・乱杭・・・厳かに設けられた
バリケード
朝日遺跡の北の環濠集落は、
特異な防御施設を持つことで
知られています。一般に弥生
時代の防御施設といえば、ム
ラの周りにめぐらされた環濠
と呼ばれる溝、あるいはそれ
に土塁を加えたものです。し
かし、朝日遺跡の北の集落は
他の遺跡では例を見ない、
柵
や
逆茂木
(さかもぎ)、乱杭(杭
列)などの、さらに厳重なバリ
ケードの存在が明らかになって
います。
(左)環濠
(中)逆茂木・柵
(右)乱杭
弥生時代中期後半ころに築かれたこれらのバリケードは、
北集落の南面した部分でみつかっていて、環濠の外側に
2条の柵、2条の乱杭、という厳重なものです。
右の写真は、この防御施設を空から見たところです。中
央の溝状の部分が
逆茂木
と柵、その右の無数の白い点
が乱杭です。
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