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INTERVIEW WITH REMI
ABOUT DOLL


球体関節人形を作っているレミ氏のインタビュー後半をお届する。能書きはなしにして、ずずずぃっと行きますぜ。

人形の心/MIND OF DOLL


どういった部分が、苦労するところですか?

もちろん顔の表情。


たとえば、人形を動かせるとしたら、それは嬉しいですか?
それとも、あのままの表情でピタッと止まっているほうが嬉しいですか?

動かしたいです。
球体関節はポーズが変えられるのが面白いところだし 顔も見る角度で変わってきます。


球体関節人形
関節部に球体がはいっていて、可動させてポーズを変えることができる人形。

楽しいところと、楽しくないところは?

楽しいのはボディのフォルム、顔
(むずかしくて 1番楽しいのです。楽しさと苦しさは紙一重?)。
楽しくないところは なんと言っても磨きですね、1に体力2に体力です。
これによって作品の完成度は大きく違ってくるので手は抜けません。


どういったものにインスパイアされますか?

日常のいろんな場面(可愛い子供のしぐさ、など)
また、音楽や小説等で人形の雰囲気やシーンが浮かぶ事もある
とはいえ、なんだか いつも同じような感じになる、、、、(^^ゞ
ここは 個性ということで開き直るしかないか?


すごく研ぎ澄まされた表情の人形が
多いと思うのですが、
頭の中には、彼らのバックグラウンドというか
バックストーリーというか、設定というか、
そういったものはありますか?
それとも、彼らは
一瞬を切りとられて、そこに存在している
といった感じですか?

うーんむずかしい質問ですね。
私の中には多少ともあるのです。
文学や音楽など 色々な表現手段がありますが
「私は人形で・・・・」と言ったところでしょうか 。
見て下さる方が何か感じてくれたら最高。
良いも悪いも印象に残ると嬉しいな!


(制作現場を)妄想すると、
フランケンシュタイン的な映像になっちゃったり、
魔術的な雰囲気になっちゃたりします\(◎o◎)/。

当たってるかも?
包帯巻きの各パーツや目玉なしの頭部や手首 足首だけがゴロゴロ 出番を待ってたりしてる。
私にはどれも可愛く いとおしく思えるのだが?


人形をつくってみたい! という人は、
どういうとこから入ったら良いでしょうか?

東京では
四谷シモンや吉田良一の人形教室があり、地方からでも行く人がいるそうですが
ちょっと ね〜
各地にそれぞれ教室はあると思いますが
カリキュラムがあり、なかなか目的の人形が作れなかったり
使う材料が決められていたりと、いろいろ ある様です。
直接訪ねて良く内容を確かめてから行かれるとよいでしょう。
作り方の本なんてのは
外国のビスクや樹脂素材ではありますが、
日本での球体関節においては皆無です。
私がHPを作ったのは、作品発表もありますが
実は 地方に居ても、教室がなくても
もっと 作る人が増えて欲しいからなんです。
まだまだ世間での認知度は低いですから・・・。
インターネット上で作り方をやっているのは
私のリンク先のroro氏とノアさんの所がありますが
私も自分のやり方と言うことで3月中には始めようと思っています。(うっ もう後へは引けない (@_@。 )
ちょっと PR どうぞ よろしく!!


人形制作に関するHP
レミさんのホームページ「ドールスペースレミ」では、PR通り、人形制作過程が詳しくわかるページがあります。必見。

ノンジャンルおすすめ3つは?

森田童子 「ベストコレクション」
アサヒ スーパードライ 単に銘柄変えるのが面倒なだけ。
いやな事あってもビール飲んで寝て忘れちゃえ!!
米光氏おすすめの「リバー・ランズ スルー・イット」 、フライフィシングなんて無縁の世界だったのですが何でも芸術の域に達するというのは美しいですね。
父親の最後の説教には(思い当たるふしもあって?)泣けちゃいました 感動!

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