私の読書の時間

百鬼夜行抄3<2004.10.18>
 今市子著
 ソノラマコミック文庫 朝日ソノラマ
 ISBN4-257-72113-8
 
 このマンガの発想は、わたしにはほとんど先が見えない。で、はまっているのである。なんとなく、このおばさんは人間ではないだろうとかは、まあわからないではないのだけれど、物語のほうはおおこうなるのかという感じである。ということで、蛇との縁談はやっぱりいやだわな。ということで。
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百鬼夜行抄4<2004.10.21>
 今市子著
 ソノラマコミック文庫 朝日ソノラマ
 ISBN4-257-72125-1
 
 よくよく考えると、いわゆるキツネものだったり、神隠しものだったりするんだがな。ただの人にしか見えない人が、実は妖怪だったり、幽霊だったりするのがミソなんだろうか?それをいうと、出てくる妖怪・妖魔たちもかなり人間的である。主人公とその父親の物語が交錯して、なぞが多いのもミソなのかもしれない。
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百鬼夜行抄5<2004.11.1>
 今市子著
 ソノラマコミック文庫 朝日ソノラマ
 ISBN4-257-72208-8
 
 絵的にいうと、私にはキャラの色気があまり感じられないような気がするのだ。暖かみがあまりないような。いやいや、おかあさんは優しそうだし、主人公の父親もおかしなキャラで、暖かみがないわけではない。私は、少女マンガを読み慣れてないからそう感じるだけなのか。でもでも、同じ作者の『文鳥様と私』をみると、この絵はこの物語にあわせて計算されたモノなのだなと思う。
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素晴らしき自転車の旅<2004.11.5>
 白鳥和也著
 平凡社新書228 平凡社
 ISBN4-582-85228-9
 
 自転車通勤の勧めが流行っているが、この本は自転車旅行の勧めである。書名では、自転車旅行記のような印象を受けるかもしれないが、自転車の選び方や走り方を著者の経験から語るというかたちをとった、自転車の旅の入門書だ。自転車で一人旅をしてみたいという人にお勧め。
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カンブリア紀の怪物たち<2004.11.10>
 サイモン・コンウェイ・モリス著 松井孝典監訳
 講談社現代新書1343 講談社
 ISBN4-06-149343-4
 
 化石から古代の生物を知るというと、恐竜をまず思い浮かべるが、恐竜以前のカンブリア紀の不思議な生物たちの発見と生物の進化について研究者自らが語る。怪物たちとタイトルにあるが、この日本語書名はいまひつのような。著者は、生物のデザインについて、決して意味不明なかたちをとっているのではなく、ある種の収斂した形態であり、生物の進化の流れにあることを説明する。その中には、『ワンダフル・ライフ』への批判も込められている。
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