私の読書の時間

坂田靖子セレクション第9巻 水の森奇譚T<2002.3.22>
 坂田靖子著
 潮漫画文庫 潮出版社
 ISBN4-267-01627-5
 
 夜にめっきり弱いサリーと夜型の猫ひげを生やしたちょっぴり怪しい釣り好きの主人公が出会う不思議な森の世界の出来事をほのぼのと描く。登場キャラがなんともいえないいいひと(?)ぶり。あっけないとも思える物語の結末もどこか暖かみが隠れている。
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坂田靖子セレクション第10巻 水の森奇譚U<2002.4.1>
 坂田靖子著
 潮漫画文庫 潮出版社
 ISBN4-267-01628-3
 
 森に訪れる季節ごとの妖精たちと、夜にめっきり弱いサリーと夜型の猫ひげを生やしたちょっぴり怪しい釣り好きの主人公が出会う不思議な森の世界の事件をほのぼのと描く。季節感を感じることが少なくなった現代だが、昔の人たちはこのマンガの登場キャラのように様々な現象に妖精や妖怪の存在を感じたのかも。というような理屈付けは不要なんだが。
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短く書く仕事文の技術 削り方・磨き方・仕上げ方<2002.4.15>
 佐藤昭男著
 講談社+α文庫 講談社
 ISBN4-06-272110-4
 
 著者は、日立製作所でマニュアル制作講座の講師を務めたというテクニカルライター。朝日新聞の天声人語の文章をさらに短く要約する事例などを通して、サブタイトル通りに文書の削り方・磨き方・仕上げ方を解説する。具体的な例を通して、短く書く技術の修得を目指す前半と、明確な文書を書くためのテクニックについて解説する後半に分かれる。
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日本のみなさんさようなら<2002.4.22>
 リリー・フランキー著
 文春文庫PLUS 文藝春秋
 ISBN4-16-766036-9
 
 とりあえず、映画評論ではなく映画をネタに書かれたコラム集。ぴあに連載されたモノのを加筆編集したものとのこと。著者は、イラストレーターらしいが、わたしの認識には存在しなかった方。どんな名作映画でも、どんな名優でも、なにからしら変な感じや、アクみたいなものを感じてしまうことはあると思うが、それを赤裸々(?)に語っているところがおもしろくて、ついつい読み進めてしまう。ということで、この本に載っている映画は観ていないものも多いのだが、きっとこの本のおかげでいらぬ色メガネを欠けてみてしまう可能性大(!?)。
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異脳流出 独創性を殺す日本というシステム<2002.4.29>
 岸宣仁著
 ダイヤモンド社
 ISBN4-478-89015-3
 
 青色ダイオードで有名な中村修二氏、カーボンナノチューブの発見者の飯島澄男氏、タンパク質の構造解析の伊倉光彦氏、医学研究で神経伝達物質の柳沢正史氏、クローン研究の柳町隆造氏、地球温暖化をシミュレーションで解く真鍋淑郎氏、ミクロ経済学の雨宮健氏のインタービューを中心に、様々な取材を通して日本ではなく海外で活躍するその理由を明らかにしようとする。日本の官僚的、年功序列的な社会システム、平均的な人材作り出す個性をつぶしてしまう教育システムなどの問題点を引き出そうとする。
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