私の読書の時間

インターネットは未来を変えるか?−科学技術を読み解く−<2001.10.29>
 歌田明弘著
 アスキー出版局
 ISBN4-7561-3812-8
 
 週間アスキーの連載「仮想報道」のなかから、科学技術について書かれたものをまとめたものだそうだが、週間アスキーはたまに買っているのに、はてそんな連載載ってたっけ?という認識。情報技術、生命科学、死の技術、宇宙、地球外知的生命探索、インターネット、反テクノロジー、ナノテクノロジー、ロボット、ミレニアムについて、興味深い内容のコラムが続く。科学技術の進歩とその意味というものについて考えさせらる。未来はどこにあるのだろうか。
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インターネットは未来を変えるか?−現代社会を読み解く−<2001.11.12>
 歌田明弘著
 アスキー出版局
 ISBN4-7561-3813-6
 
 週間アスキーの連載「仮想報道」から、現代社会を代表するような出来事や事件についてのエッセイをまとめたもの。インターネットがもたらす、グローバリズムによる世界の変化やメディアのあり方について考えさせらたり、そんなこともあったんだと再発見することができるだろう。WEBによって、個人や従来なら情報封鎖の中にいた国や地域の人々が世界を相手に情報発信できる時代であり、あるいは個人のゴシップまで知ることができるこの変化がもたらす、その先には何が待っているのだろうか。
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WebDAV入門<2001.11.19>
 田中伸一(アレフシステムズ)著
 ジャストシステム
 ISBN4-88309-220-8
 
 HTTPの拡張プロトコルであるWebDAVの入門・紹介を中心に情報共有・コラボレーションの技術についての解説、WebDAVに至るまでの技術の発達史、WebDAVやXML関連技術の最近のトレンドまで紹介。Windowsでの実装も始まり、普及期に入り始めたかと思われるWebDAVについて基礎知識を得るにはこの一冊でOKという感触だ。
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SFバカ本 黄金スパム本<2001.12.10>
 岬兄悟・大原まり子編
 メディアファクトリー
 ISBN4-8401-0174-4
 
 SFアンソロジー。世の中がステレオタイプにはまっていく、安達瑶『ステレオタイプ・ワールド』。鼻が家出しててんやわんや、矢崎存美『はなのゆくえ』。人生は時間制限のある勝負。優柔不断は…、大場惑『秒を読まれる』。童話のような世界観が素敵です、岡崎弘明『とんべえ』。とにかくムカつく、いや、ムカつかれているのね…、藤水名子『ムカつく男』。シリーズで来るとはうれしいけど、ちょっとずるい気も、東野司『旅人算の陥穽』。スペクトルマンとか、ゴジラ対ヘドラを思い起こす、公害怪獣もの、友成純一『特別廃棄物』。背後の足音、いや足の裏を育てる(?)と…、岬兄悟『収穫』。作家の楽屋落ちネタかと思いきや…、小室みつ子withうにょーくん『実存うにょーくん』。
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昆虫つれづれ草<2001.12.17>
 手塚治虫著
 小学館文庫 小学館
 ISBN4-09-411461-0
 
 手塚治虫が旧制北野中学時代に書いた昆虫に関するエッセイを再編集した本。若き日の手塚治虫がいかに昆虫に魅せられていたか、もし、すこしばかり人生のベクトルが違えば、昆虫学者か生物学者にでもなっていたのではないか…、そんなことを考えてしまう。原点は、私製本である。カラーページの昆虫図鑑などは、驚愕ものだ。多作であった作者であるが、書くこと、描くことの熱意は若き日もかわらなかったことが伺い知れる。底知れぬエネルギーは、やはり驚愕ものだ。
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