私の読書の時間

ヨウスケの奇妙な世界16 猟鬼博士<1999.10.12>
 高橋葉介著
 朝日ソノラマ
 ISBN4-257-72036-0
 
 書名になっている『猟鬼博士』2話の、男が町になっているという発想はなかなかすごい。全3話で消化不良のまま終わっている感じだが、主役の猟鬼博士のキャラがちょっといまいちだったか。『死霊教師』は、まあなんちゅう・・・。発想から飛んでいってしまっているなぁ。すごいなぁ。
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シャーロック・ホームズの回想<1999.10.10>
 コナン・ドイル著 鈴木幸夫訳
 グーテンベルク21
 エキスパンドブック
 
 ホームズというと子供のころよく読んでいたといいたいところなんだが、実のところあまり自信がない。江戸川乱歩の少年探偵団・怪人二十面相ものは確かに読んでいたし、コナン・ドイルの失われた世界も何度か読んだ記憶があるのだが、ホームズに関してはどうも読んだ記憶があやふやなのだ。テレビやホームズ派生ものをたくさん観ているので、きっと読んでいたという思いこみでしかなかった可能性があまりにも大きいのだ。
 ということで、新鮮な気持ちで読んだ。ワトソン医師の語りで、進められる物語の中のホームズはやはりかっこよく、麻薬をやったりなんだかわからない化学実験をやっていたりして少しばかり怪しい。そして、最後の対決、モリアティ教授との対決で姿を消す。
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理科離れの真相<1999.9.29>
 安齋育郎・滝川洋二・板倉聖宣・山崎孝著
 ASAHI WORK SHOP 朝日新聞社
 ISBN4-02-273070-6
 
 1996年の刊。オウム真理教事件も絡めて、文部省の教育カリキュラム改訂や社会システムの中で理科離れが進んでいる実態を説く。私も理科系だが、確かに理科系はしんどい一面を持っている。実験等で拘束される(と思ってはいけないのだろうが)時間も長いし、科学者・技術者を育てる上での独特の厳しさもあろうかと思うし、先人の解き明かした数多くの業績を吸収し消化しなければ、その先へは進めないということもあるだろう。100年前、いやもっと昔に生まれてくればよかったと思うことも。・・・落ちこぼれの戯れ言です。
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ヨウスケの奇妙な世界15 腸詰工場の少女<1999.9.14>
 高橋葉介著
 朝日ソノラマ
 ISBN4-257-72035-2
 
 書名になっている「腸詰工場の少女」は、そのタイトル通り腸詰工場に勤める少女の悲しい物語。でも、この腸詰工場って何だかすごいというか何というか。後半の半分以上のボリュームを占める「Uボート・レディ」は、ナチスもの(?)の海洋ロマン。いつものおどろおどろしさはなくて、ライトな感じの冒険活劇がちょっとクラシカルな感じキャラクターとともにとても楽しい。
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パソコントラブル・西へ東へ三千里<1999.9.13>
 因俊郎著
 毎日新聞社
 ISBN4-620-31365-3
 
 「毎日デイリーメール・コンピューティング」に掲載された「トラブルたずねて三千里」を一冊の本にまとめたもの。広告屋から脱サラをしてマッキントッシュのメンテナンスサービス業を営む筆者のレポート・エッセイ?である。私には、パソコンのメンテナンスをメーカーやショップ以外の人がこんなふうにやっているのか、商売になるのか、というちょっと驚きもあり、親しみやすい文章とやさしく書かれた内容から、筆者の人柄もがうかがえ、ああ、この人なら務まるんだなぁと思うことしたり。読んでいて仕事が楽しそうに思えるて、なんだかとてもうらやましく思えてしまう。
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