私の読書の時間

TOEIC「超」必勝法<1999.9.4>
 春山陽一著
 ちくま新書 筑摩書房
 ISBN4-480-05803-6
 
 この本の著者は、ほとんど一夜漬けでTOEICで高得点を取ることに成功したそうだ。その作戦は、・・・なるほど、なるほど、利にかなっている。少しは、参考になりそうだ。けど、著者さんはかつて英語教材を作成することを仕事にしていて、今は英語に関する著述業・・・って、私と基本的な英語力が違い過ぎてやっぱり参考にならんような気もしてきたぞ!?
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ヨウスケの奇妙な世界14 クレイジーピエロ<1999.8.17>
 高橋葉介著
 朝日ソノラマ
 ISBN4-257-72034-4
 
 駐留してきた非望の軍隊に対して、殺戮を繰り返すクレイジーピエロ。普段は、心優しい少年なのだが、いったん逆鱗するとピエロの姿に変身し、軍隊を蹴散らかし殺しまくる・・・。文章にすると陰惨だが、マンガのほうもかなり陰惨だ。変身後のピエロには何の救いもないところが高橋葉介・・・。まさにダークヒーローだ。しかしながら、ピエロのキャラクターはビジュアル的にはもう一歩かなぁ。
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ヨウスケの奇妙な世界13 猫夫人<1999.8.16>
 高橋葉介著
 朝日ソノラマ
 ISBN4-257-72033-6
 
 昔々、『マンガ少年』という月刊誌を購読していた。手塚治虫が『火の鳥』を連載していた雑誌だ。創刊された頃は、石森章太郎や松本零士といった世代の漫画家が連載していたが、徐々に新しい作家にすばらしい作家を見出すようになった。そのなかで、印象の最も強い漫画家がますむらひとしであり、そして高橋葉介だった。『マンガ少年』休刊以降、私はマンガからかなり離れてしまったので、『マンガ少年』以降の高橋葉介の作品を知らない。
 で、文庫本として新たに発行された『ヨウスケの奇妙な世界』を集めはじめて、『マンガ少年』のころ、そしてそれ以降の作品を読んでいるのだ。太い独特のタッチで描かれた可愛らしく、そして無気味でグロな絵と感覚。不思議なアンマッチが誘うヨウスケの奇妙な世界を少年のころのように再び楽しむのだ。
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時間を我等に<1999.8.10>
 坂田靖子著
 ハヤカワ文庫 早川書房
 ISBN4-15-030506-4
 
 おや、ハヤカワ文庫にコミックが入っているとは思わなかった。どこかで見たことがあるようなシンプルで優しい絵。すみません、坂田靖子という名前に記憶はないのだけれど、もしかすると以前どこかで作品にであったことがあるのかもしれない。絵を見ているだけでなんだか少しばかり幸せな気分。ほんの少しのセンス・オブ・ワンダーがとても嬉しい。SF的未来ではなく、過去や時代的な感覚を題材にしているのが、かえって新鮮だ。
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PC UNIXで作るマルチOSネットワーク<1999.7.12>
 時乗洋昭著
 技術評論社
 ISBN4-7741-0796-4
 
 LinuxやFree BSDで作るファイル共用システムについて解説した本。Samba,Sharity-Light,Sharity,smbfs,smbcleint,netatalk,NFS,LPRについての解説してあり、どんなものがあるのか、設定などにどのくらいの作業が必要かなどをざっと知るには役立つだろう。Samba, Sharity-Lightの解説は詳しいが、NFSについては紹介程度だったり、Plamo LinuxとFreeBSDについての例で説明されているので、ほかのLinuxディストリビューションでは、ディレクトリ配置などが違うので、この本そのままとはいかない部分も多少あるので、本の通りにやりたい初心者などは自分の使うディストリビューションについて書かれた本を探してみるのもいいかもしれない。
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「超」整理法3 とりあえず捨てる技術<1999.7.5>
  野口悠紀雄著
 中公新書 1482 中央公論新社
 ISBN4-12-101482-0
 
 「超」整理法も3冊め。正直なところ、たいしたことを書いているとは思えないのだが、大したことがないことの中に法則・方法論を見出しているところがすごいところなのだろう。前の2冊と主張は変わらない。時系列に処理すべきものを、下手に整理しようと思うな、時系列に処理する(あるいは重要度によっては処理しない)システムを取れということだろう。
 一理はある。一理以上かもしれない。でも、と思ってしまうのは、やっぱり私は整理がつかないということか(^^ゞ
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