私の読書の時間

SFバカ本たいやき篇プラス<2000.12.9>
 岬兄悟・大原まり子編
 廣済堂文庫 廣済堂出版
 ISBN4-331-60735-6
 
 神様に見捨てられるほど、『オは愚か者のオ』(大原まり子)。耽美かもしれないデブの世界へ、『デブの惑星』(伏見典明)。ある男の体重が世界を変えるかも?『攻防、100キログラム!』(東野司)。ホモセクシャルを越えて・・・、『願い石』(山藍紫姫子)。世界がどうなろうと自分の世界を貫くか、『西城秀樹のおかげです』(森奈津子)。立つだけのスペースしかない世界での日常と・・・、『ぎゅうぎゅう』(岡崎弘明)。SF作家のアイデアの下は・・・、『今日の出来事』(麻城ゆう)。テレパシーなのか、霊感なのか、『テレストーカー』(岬兄悟)。人類の後、人類世界をシミュレートする生命体がおかしい、『夢の有機生命体』(弾射音)。愛した相手はマッド・サイエンティストで・・・、『液体の悪魔』(笹山量子)。
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遠藤諭の電脳術<2000.12.11>
 遠藤諭著
 アスキー出版局
 ISBN4-7561-3429-7
 
 月刊アスキー編集長遠藤諭の朝日新聞などの連載コラムをまとめた本。ほの数年前のコラム記事なのに、もっと昔のこと立ったんじゃなかったかと思ったり、ひどく懐かしい出来事のように思えたりする。コンピューター業界の時間の流れは、ドックイヤーとよく言われるけれど、あらためてそのことを感じる。
 巻末の「アキバ・ディープゾーンでお買い物」は、これもまた変化の激しさの前に現状とはいささか合わなくなっているのではとは思うけれど(ただし、私は大阪に住んでいるので秋葉原の状況を押さえているわけではないけれど)、なんだかにやにやしながら読んでいるのだ。
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「分かりやすい表現」の技術<2000.12.12>
 藤沢晃治著
 ブルーバックス 講談社
 ISBN4-06-257245-1
 
 実例を示しながら、分かりやすい表現とは何か、どうすれば分かりやすい表現になるのかを説く。まあ、そんなことはわかっているとは思っていても、まわりをぐるっと見渡すだけで分かりやすくはない表現をされているものは意外と多いものだ。巻末のチェックリストで、自分で書いた資料や文章などをチェックするのもいいだろう。
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iモード事件<2000.12.18>
 松永真理著
 角川書店
 ISBN4-04-883633-1
 
 著者がリクルートの雑誌『とらばーゆ』の編集長からNTTドコモに移り、iモードのプロジェクトの立ち上げから、途中の苦難、そして成功への道程を自ら描いた本である。iモードのようなシステム的、技術的なものというと、技術者や研究者の働きや発明などを思い浮かべてしまうことも多いと思われるが、コンテンツプランナー(なのかな?)の立場からアイデアやプロジェクトの在り方に関与していく様子は、技術屋だけがものを造っているのではないんだということを再認識させる。最後に成功を後にして、ドコモを退社していく様はなんだか羨ましい気もする。
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ゆず<2000.12.20>
 須藤真澄著
 秋田文庫 秋田書店
 ISBN4-253-17603-8
 
 最近、ペットもののマンガにちょっとハマっている。『ハムスター倶楽部』を読んで、以前飼っていたペットのことをちょっと思い起こしながら、動物たちの姿を思い起こしているのだ。で、このマンガは、ゆずという作者の飼い猫を描いたものだ。私は、猫は飼ったことがないのだが、ペットを飼うことの楽しみと苦労は皆同じなんだとニタニタしながら楽しんだ。そういえば、猫のように放し飼い(?)するペットは飼ったことがないなぁというか、猫くらいのものだよね、普通。
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