映画を観たよ


ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃<2002年1月>

 これを書くのに書き写して、はじめてタイトルにバラゴンが入ってないのに気が付いた。なぜだか、よくわからないけど、バラゴンの初登場シーンに涙が出そうになった。ジェットコースタームービーというほどでもないと思うが、最後までダダッと中だるみなしに魅せる脚本と演出はさすが。けっこう、くさいかもしれない台詞やシーンもアメリカのテロやアフガニスタンの戦闘のニュースを見ている昨今、あり得ぬこととは一概にいえないような気持ちになるのは時節柄もあるか…。重箱の隅を少しばかりつつこう。宇崎竜童と新山千春の主演は、絵的にはばっちりだが、すこし台詞に難ありか。ゴジラの着ぐるみは、首から上の背びれが小さくて、第1作のゴジラをすこし思い起こさせるデザイン。おなかの周りがちょっとぶよぶよしているようにも見えたのだが、パンフレットを見たら今までで最大の着ぐるみとのことで、大きく使ったことが影響しているのかもしれない。あとは、キングギドラが小さい、首が短いのが気になったが、不完全体という設定なので意図したことなのかな…。

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劇場版ハム太郎 ハムハムランド大冒険<2002年1月>

 テレビシリーズのハム太郎は観たことがない。原作もしらない。月刊『ハムスター倶楽部スペシャル』は毎月かっているんだが…は、余談。ねずみというと、『ガンバの冒険』の出崎統監督。そつなく、仕上がった一品。オチは、夢オチ、いや本当は…、というありがちかもしれないパターンだが。

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カウボーイビバップ 天国の扉<2001年9月>

 テレビシリーズ『カウボーイビバップ』の劇場版新作。テレビシリーズは続編が作れないようなストーリー展開ですでに完結しているので、続きではなく、テレビシリーズの時間軸から行くと終盤間際の途中に入るエピソードという形をとっている。テレビシリーズがなかなかの仕上がりの作品だったので、同じスタッフの手によるものとはいっても、絵柄が変わってしまったり、なんとなく雰囲気が違ってしまったり、劇場版ゆえの力みで変になってはいないかとちょっと不安があったが心配無用。テレビシリーズのエピソードそのままのスタイル・雰囲気を保ちながら、スケールアップして登場だ。エドもアインも元気だし、ジェットもスパイクも相変わらず、フェイもシニカルに決める。物語はある意味でもう一人のスパイクでもあるヴィンセントという強力な特殊部隊あがりのなぞのテロリストが登場。なぜ、テロ行為するのか、という謎解きと、007さながらのアクションが火星を舞台に繰り広げられる。でもね、すこしね、映画としてはテンポの悪さを感じてしまう。定番の流れでそれは観客に読まれてもそれはそれでいいはずなんだが、なんだかみえみえすぎるというのが些細なところであって、ある意味、単調さを覚えさせてしまうところがあるのが、すこしばかり映画としてはいただけない。

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A.I.<2001年8月>

 スタンリー・キューブリックの残した企画をスピルバーグが引き継いで完成させた映画。しかも、SFとくれば観に行かないわけにはいかない。という感じもあり、観に行きました。ロードショウ開始時の評判もそれなりによかったようだし。内容は、ピノキオをモチーフにしたロボットもの。といえば、鉄腕アトムしかり、人造人間キカイダーしかり。そういう擦り込みがある私は、映画を観ながら天馬博士とアトムがちらついて…。そう鉄腕アトムのそのあたりの要素と、ブレードランナーの退廃的な雰囲気とそして最後は…。さまざまな物語の要素やイメージがうまくまとまってはいるが、もう一押しかな。

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千と千尋の神隠し<2001年8月>

 夏休みなので混雑を避けるため朝一番の上映に行ったんだが、その甲斐なくチケット売り場の前に行列。金曜日の第1回上映は料金割引があるということも手伝って、なかなかの人気。そう、割引がある日だとは思ってもみなかったので 嬉しい反面、混んでいてちぇっと痛し痒し。作品は、凡人が作れば単なる夢オチで終わってしまいそうな内容にも関わらず、一級のファンタジーに仕上げている。不思議の国のアリスのようでもあり、ちょっと前には当たり前の風景だったものが、レトロな気分にしてくれる。

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