映画を観たよ


ピノキオ<1999年2月 1996年英・仏・独合作>

 996年の映画『ピノキオ』を観る。衛星放送で放送されたものだ。ピノキオは、ジム・ヘンソンクリチャーズによるパペットで、なかなかよく動いている。よく動いているのだが、木の人形が表情をいろいろと作るので、なんだが、ちょっと気持ち悪い気がしないでもない。ストーリーは、ちょっと脚色されていて、寓話にはめ込もうとしすぎている感じだ。もう少し、素直に原作通りでもよかったんじゃないかな。

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サンベリーナ おやゆび姫<1999年2月 1994年アメリカ作品>

 ドン・ブルース作品のおやゆび姫。おやゆび姫って、どんな話だったっけ。思い出せないや。と、思いつつ、観た。ミュージカル仕立てで、それに乗れなかったなら、おもしろくないだろうな。おやゆび姫が妙にアメリカ娘だなぁと思った。

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バグズライフ<1999年3月>

 ピクサーのCG劇場用映画第2弾。見終った感想は、素直におもしろかったである。始めは、CGの絵であることをあまりに隠していないのでちょっと不安な面持ちで見ていたのだが、次第に引き込まれていって気にならなくなった。CGというとリアルなSFXというイメージが近頃めっきり強くなってしまっているのだが、CGもセルアニメやクレイアニメやその他さまざまな映像表現の一つであるということを再認識。さて、ツッコミは・・・やめておきましょう。クレジットタイトルとともに流れるNG集も遊び心があふれていて楽しい一篇でした。

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ガメラ3 邪心<イリス>覚醒<1999年3月>

 平成ガメラシリーズ完結編。特撮シーンの出来が、すばらしい。CGによる効果は、ハリウッド映画に負けない。
 今回の対戦相手は、イリス。前田愛が演ずる少女綾奈に育てられるということで、幼生時代は、もう少しかわいいのかと予想していたのだが、触手がうねうねしていてけっこうグロテスク。飛翔時は美しく、立ち姿はヒューマノイド型で巨大ロボットを思わせてかっこいい。
 でも、そんなことはちょっと横においておいて、これは怪獣が出ると本当はこ〜んなに恐いという物語でもある。

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ホーホケキョ となりの山田くん<1999年7月>

 あの『太陽の王子ホルス』『火垂るの墓』の高畑勲監督のスタジオジプリ作品。朝日新聞連載のいしいひさいちの四コママンガが原作だ。
 「適当」がテーマということで、ライトでかつ生活観あふれる感覚が散りばめられた作りが嬉しくもあり楽しくもあるのだが、いつもの作品以上に高畑勲監督の熟考と苦悩が伝わってきてしまうような気がするのはなぜ?もう、何倍か、のほほんとした、あるいはのーてんきな感じがする作品にできると思うのだが、そうすると高畑監督作品らしくなくなってしまうか。作品的には、『じゃりン子チエ』路線。
 いしいひさいちの絵を壊すことなく、淡く色づけされた画面づくりは成功している。その分、途中でリアルな作画が入るのがどうも私には納得いかない。

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スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス<1999年8月>

 お待ちかねというには、いささか年月が過ぎ去って、ようやくという想いもするスターウォーズ最新作。前3作から遡り前の時代を描く。そして、監督はもちろんジョージ・ルーカス。
 十年を越える時間を隔てているというのに、なぜか待ち遠しいテレビ番組を観ているような感覚。クワイ=ガン・ジンが、オビ=ワン・ケノビが、そしてダース・モールがかっこいいじゃないか。R2-D2は本作でも大活躍だが、C-3POはちょっと顔見せ的かな。ジャー・ジャー・ビンクスやワトーといったコミック・リリーフはいるのだが、ハン・ソロ+チュー・バッカ、C-3PO+R2-D2と主役級でもくだけた感覚を与えることができた前3作と比べると、主役級がほぼ生真面目な感じで、よりおとぎ話的かもしれない。
 映像については、何もいうことはあるまい。贅沢なほどCGIを使っているのはもちろんだが、タトウィーンのポッドレースの観客がなぜかヒューマノイドタイプが多いとかみると、作者にすればこれでも妥協は多々あるのだろうが。脚本・演出は、どちらかというとあっさりとしている。このおとぎ話を観た人たちが想像を膨らませるのだから、これは正解だろう。

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