ポートランド日記                                     スズキメディア

12月16日(日)──138日目


 五時一五分に、オードリーさんとギルさんが車で迎えに来てくれて、カリビアンレストランのOba(オバ)へ。
 オバは、パールディストリクトにあるレストラン。おそらく以前は倉庫だった建物を使っているので、外装はほとんどレストランとは思えないもの。中も、極めてシンプル、倉庫の内装をそのまま使っている感じだ。
 ここの料理はカリビアン料理、メキシコ料理にも近い香辛料をたっぷり使った辛目の料理だ。ただし、ギルさんの知り合いのシェフが、ここがポートランドで一番おすすめと行っているだけあって、ただのカリビアン料理ではない。シェフには、おそらくフランス料理、イタリア料理、中国料理、日本料理などの幅広い知識があるのだろう。
 みんなでいろいろな料理を頼んで、他の人のも味見させてもらったが、どれもおいしかった。盛りつけも美しくてフランス料理ふう。
 僕らは、いつものアメリカ料理店での、「頼みすぎて残してしまう」のを警戒して少な目に頼んだら、少なくて追加を頼むはめになってしまった。
 今日は、ダンさんとマイケルさんも来てくれた。六人でたっぷりいろいろと話をした。知り合いの人たちへの挨拶もほぼ終わって、ポートランド滞在もあと残りわずかだなと、思う。


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