[ 0008 ]

[ 前へ (Previous) |  目次 (Contents) |  次へ (Next) ]

日曜日の擬音 その壱

「ゲームセンター? 一緒に?」
「ああ。オレが誘ってるんだぜ」
「Sounds good! 嬉しい!」
「次の日曜ってのは、どーだ?」

 すると彼女は、弾けるような笑顔で、
「Good enough! …でもアタシ、午前中
はグーグーなの」
 と言った。

 起きろよ、レミィ…。


日曜日の擬音 その弐

「ゲームセンター? 一緒に?」
「ああ。オレが誘ってるんだぜ」
「Sounds good! 嬉しい!」
「次の日曜ってのは、どーだ?」

 すると彼女は、弾けるような笑顔で、
「Good enough! …でもアタシ、午前中
はグーグーなの」
 と言った。

 ちゃんと朝飯食べろよ、レミィ…。


健康の元

 レミィはニッコリ微笑んで、
「待ったぁ?」
「別に…」
「ヨカッタ。それじゃ、行きましょ!」
 そう言って、レミィは腕を絡めてきた。
「おいおい、ここは学校だぞ」
 とか言ってみるけど、悪い気はしない。
「No problem!」

「ふう…、やっと着いたぜ」
 学校から出るまでに、同級生や上級生から散々冷や
かされてしまった。
 レミィは男子のあいだで、ポイント高いからな。
 そのせいで、腹八分ってのは勘弁してほしいけど。
「どーしたの? 早くファミレス入ろ」
「お、おう」

 くそぅ、腹一杯食べてやる。


伝説の樹(笑)

 レミィは、店内を見渡して目を輝かせ、
「ナニかやってやって!」
 と子供のようにせがんだ。
「オレがひとりで遊んでどーすんだよ。お前がやるの」

「そうネ。じゃあ、どれで遊べばイイ?」
「う〜ん…」
 彼女のストレスを解消させるには、ハンティングに
近いゲームを遊ばせることだろうけど…。
 獲物を打ち落とすゲームといえば、やっぱ恋愛シミュ
レーションだよな。

「ときメモなんかどうだ?」
「トキメモ? それ、ドーヤッテ遊ぶの?」
 オレは周囲を見渡し、ときメモを探した。

 オレはレミィを座らせ、一通りの説明をすると、レ
ミィにゲームをやらせた。

 気が付くと、レミィの頭の上に、爆弾マークが出て
いた。


ゴルフレッスンオヤジ

「What? よく解らないヨ」
「どのへんが?」
「なにをすれば勝ちなの?」
「…か、勝ち? もしかしてレミィ、おめー、ゲーセ
ンで遊んだことないのか?」
 彼女は、ブンブンと首を横に振った。
「ありませーん」
「まったくのゲーム初心者かよ…」
 今の時代、ゲームの遊び方を知らないってのも、あ
る意味、天然記念物だよな。

「しょーがねえ、オレが手取り足取り胸取り腰取り、
教えてやるよ」
「No Thank you!! エンリョします」


[ 前へ (Previous) |  目次 (Contents) |  次へ (Next) ]

[ 0008 ]