大分・小京都めぐり
2008.2.9 〜 2.10


  1日目  中部国際空港 → 福岡空港 → 博多 → 日田 → 大分(泊)
  2日目  大分 → 臼杵 → 別府・明礬温泉 地獄めぐり → 杵築 → 大分空港 →
        中部国際空港

  
 今回は、小京都とも呼ばれるような、昔の街並みを今なお残す大分のまちを訪ずれる。

 天気予報が日本中雪の週末となると伝えている中、多少の不安を抱きながら九州へ。
 朝一番の飛行機に乗り福岡へ。すぐに地下鉄で博多駅へと向う。おそらく、全国の空港の中で、大都市中心部へのアクセスでは、福岡空港がダントツではなかろうか。何せ、空港から地下鉄2駅で、博多駅へ到着。乗車券を買い、9時27分発の大牟田行き快速に乗って久留米へ。そこで久大本線の普通列車に乗り換え、最初の目的地・日田へと向う。天気を心配したが、雪は降っておらず、時折。傘が必要ないくらいの雨が降る程度。一安心である。

 11時過ぎに日田に到着。江戸時代、幕府直轄の天領として、九州の政治、経済の中心として栄えたところ。豆田町には、江戸時代の建物が点在し、当時の面影をとどめる。
 駅のコインロッカーに荷物を入れ、徒歩で豆田町へ向う。途中、日田出身の儒学者、広瀬淡窓が開いた私塾・咸宜園跡を見ながら、15分ほどで豆田町へ。御幸通りの両側に古い建物が並ぶ。天領日田資料館、廣瀬資料館を見学し、再び徒歩で隈町へと向う。隈町は三隈川沿いにあり水運の便がよいことから、商業の町として栄えた。現在は温泉街になっている。


 咸宜園 豆田町

 天領日田資料館 豆田町


 日田駅へ戻り、特急ゆふ3号に乗って、宿泊地の大分へ向う。当初は普通列車で向う予定にしていたが、時間より早く駅へ戻れたので、特急に乗ったのだが、自由席は満席で座れない。まあ、ほとんどが由布院で降りるだろうから、それまで我慢して立っていることに…
 由布院駅で車内はガラガラとなり、ゆったり座って大分へと向う。
 駅に着いて、とりあえずホテルにチェックインし、まだ時間が早いので、歩いて府内城跡へ行くことにする。


 府内城跡 府内城跡

       
 2日目は、レンタカーを借り、まずは臼杵へと向う。天気も良く、快適である。
 ゆかしい歴史と文化の城下町臼杵、武家屋敷が並ぶ二王座は、城下町臼杵の風情が最も感じられるところ。最近では、伊勢正三の名曲をモチーフにした大林宣彦監督の映画「なごり雪」「22才の別れ」の舞台ともなった。

 街並みを散策した後、次に臼杵石仏を観に行く。古園石仏大日如来像に代表される臼杵石仏は平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫像されたと言われており、磨崖仏として全国で初めて国宝に指定された。
 

 旧臼杵藩主・稲葉家下屋敷 二王座歴史の道

 臼杵城跡・大門櫓 臼杵石仏
       

 レンタカーに戻り、次に別府へと向う。
 まず、明礬 湯の里の露天風呂へ入る。青みがかった乳白色の温泉。
 その後、別府観光の定番、「地獄めぐり」へ。さすがに連休だけに混雑している。何とか駐車場に車を停め、8つの地獄をめぐる。


 別府・海地獄 別府・血の池地獄


 別府を出て、最後の目的地・杵築へと向う。
 杵築城を中心に、南北の高台に武家屋敷群、その谷間に商人の町がある城下町。今なお歴史的景観を色濃く残す坂道の城下町。
 まず最初に、杵築城へ行く。守江湾に面して突出した台地上に城が築かれている。現在、城跡に建っているのは昭和45年に建設された模擬天守。
 次に、武家屋敷群に向う。車を停め、歩いて江戸の街並みを散策。非常に趣がある坂道が印象的である。


 杵築城 杵築・北台武家屋敷群

 杵築・酢屋の坂 杵築・勘定場の坂


 杵築を後にし、そのまま大分空港へと向う。レンタカーを返却し、18時25分発の全日空機でセントレアへと帰る。


前へ      travelトップへ      次へ