関東・城めぐり その1
2009.5.2 〜 5.3


  1日目  名古屋 → 東京 → 佐倉 → 東京(泊)
  2日目  東京 → 八王子 → 甲府 → 名古屋


 普段はGWのような混雑する時期に出かけることは少ないのだが、
日本100名城巡り、関東の城攻め第1弾を計画。
 
 1日目、名古屋朝6:50発のぞみ200号にて東京へ向う。そこから総武線快速に乗り船橋駅へ。一旦JR駅を出て、京成船橋の駅へ行き、特急に乗り京成佐倉駅で下車。ここから徒歩で、まずは今回の1つ目の城、佐倉城へと向う。
 佐倉城は石垣を用いない典型的な土造りの城。国立歴史博物館が建っている椎木曲輪と三の丸の間にはきれいに復元された馬出が見られる。天気が良く、城跡を散策していて、非常に気分がいい。
 ひと通り城跡を見学してから、城下町・佐倉の面影を残す宮小路町の武家屋敷通りへ向う。土塁と生垣に囲まれた3棟の武家屋敷が公開されている。

 佐倉城馬出の空堀 佐倉武家屋敷


 再び京成電鉄に乗り、で東京へ戻る。ここで向うのは江戸城、つまり皇居。かつて江戸城があったところが現在、皇居になっているっていうことはもちろんよく知っているが、こんなにじっくり見学したのは初めて。とにかく広い。さすが徳川の城。
 地下鉄の二重橋前駅を出て、楠正成の像のところから、まずは桜田門へ。そこから堀に沿って二重橋のところから現存する伏見櫓を遠望。さらに堀沿いを歩いて坂下門、桔梗門、巽櫓を見ながら、大手門から東御苑の中へ入る。皇居東御苑は無料で一般公開されている。中へ入ると使われている非常に大きな石垣に圧倒される。ただ、富士見櫓は裏からしか見られずちょっと残念。さらに奥へと進むと、切込接の石垣が見事である巨大な天守台が現れる。ここにどんな大きな天守が建っていたのかが想像できる大きさ。
 十分な時間をかけ見学した後、平川門から外へ出て、地下鉄竹橋駅へ行き、宿泊先のホテルへ向う。チェックイン後、夜は渋谷のC.C.Lemonホールで、若手お笑いのライブを見て大笑い。C.C.Lemonホールってなんだろうと思ったら、かつての渋谷公会堂なんだ。

 江戸城・桜田門 江戸城・二重橋と伏見櫓

 江戸城・巽櫓 江戸城・天守台


 2日目、早朝、新宿から中央線快速で高尾駅へ。そこからバスに乗って、「霊園前」バス停で下車。ここから徒歩でこの日最初に向う城は八王子城。八王子城は北条氏照によって築かれた、北条氏の支城のなかでも最大規模の山城であったが、豊臣秀吉の小田原攻めにより、激戦の場となり、1日で落城してしまったところである。
 15分程で管理事務所へ到着。地図をもらって、まずは麓の居館地区の御主殿跡を見て回る。きれいに整備がされている感じ。その後、要害地区の本丸を目指し、山を登る。軽い登山という感じ。登ること30分くらいで本丸跡に到着。昔の武士は甲冑を着けてこんな山を登ったのであろうから、さぞかし大変だっただろうと思う。
 しばらく見学して、山を降り、再びバスで高尾駅へ戻る。


 八王子城・御主殿跡 八王子城・本丸跡


 高尾駅から中央線普通列車で大月駅へ、そこで特急かいじに乗り換え甲府へ向う。
 甲府駅で下車後、まず向ったのは武田氏館。信虎・信玄・勝頼と武田氏3代にわたっての館である。一般的には武田神社と言った方がいいかもしれない。バスの時間までしばらくあったので、徒歩で向うことにする。約25分で到着。さすがに観光客がたくさんいる。四方に堀と土塁が巡らされている。ひと通り見て回り、武田神社宝物殿も見学してから、再び徒歩で駅の方へと戻る。帰りは20分くらいだった。


 武田氏館(武田神社) 武田氏館・堀


 次に向ったのは、甲府駅の近くにある甲府城。武田氏滅亡後に豊臣政権の重臣浅野長政らによって築城され、関ヶ原の戦い後は、徳川一門によって支配された。
 まずは、平成19年に整備された山手御門を見てから、線路を渡って城跡である舞鶴城公園へ。野面積で積まれた豪壮な天守台に圧倒される。公園内を1周し、平成16年に復元された稲荷櫓などを見学してから甲府駅へ戻る。


 甲府城・天守台 甲府城・稲荷櫓


 甲府駅からはJR身延線の特急ふじかわに乗って静岡へ。車窓からの富士山が美しい。静岡からは新幹線で名古屋へ向った。


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