2回目の海外は、アメリカ西海岸、ロサンゼルス・サンフランシスコ6日間の旅。職場の同期のKさん、Nさんとの3人で出かけた。出発は12月24日クリスマス・イヴ。幸いなことに(?)、3人とも別に日本でイヴを過ごす予定もなかったので、気兼ねなく出発。 前日の23日には、あのオグリキャップが有馬記念で感動のラストランを決めたとあって、3人ともその感動の余韻のまま集合することとなった。全員スポーツ新聞片手に、大阪空港までの電車、バスの中、その話題で持ちきりであった。 |
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1日目 | 日付変更線 (大阪 → ロサンゼルス) |
午後、大阪空港からノースウエスト航空にて出発。途中、日付変更線を越える、ロサンゼルスへは同じ日の午前中に到着することとなる。何か時間を遡っているような感じがして、不思議な気分。これが、日付変更線のマジックかとひとり感心していた。 空港には、現地係員の方が出迎えてくれており安心。全部で10名程のツアー客といっしょに、ワンボックスカーにて、市内へ。 最初はマリナ・デル・レイへ。ヨットやクルーザーが係留されている、いかにも西海岸という感じのマリーナである。そこから市内中心部へ。「ロスの中でも治安が悪いとされているところを車で通ります。絶対に窓を開けないでください。」と言われる。昼間でも異様な殺気を感じる。正直怖いと思った。 次に、チャイニーズシアターへ。スターの手形で有名なところ。ビバリーヒルズの高級住宅街を通って、ホテルへ案内される。ダウンタウンに近いところで、ちょっと夜は外出をためらうような場所である。夜中に、「パンパン、パン」という乾いた音が響く。「あれ、ピストルとちゃうか。」「うん、そうみたい。」「おー怖い怖い。」3人とも目を覚ましていた・・・ |
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2日目 | ディズニーランド (ロスアンゼルス → アナハイム → ロスアンゼルス) |
ロス2日目、出発前にぜひ行きたいところがあった。それはユニバーサルスタジオ。もちろん当時はUSJはまだなかったわけで、本場ハリウッド映画を体感できるテーマパークということで、行きたいと思っていたのであるが、この日は12月25日、そうクリスマス。全米的に休日で、なんと、ユニバーサルスタジオも休園とのこと。ガーン !! 日本人の我々からすると、クリスマスなんて、テーマパークにとってはかきいれ時だと思うのだが、その他の遊園地とかものきなみ休み。その辺徹底しているというか・・・ 唯一、ディズニーランドは開いているということで、いい歳の男三人で向かうことに・・・ 当時、TDLは既にあったわけだが、日本では行ったことがなかっただけに、ディズニー初体験ということになる。しかしながら、これが結構はまってしまったりなんかして・・・ ジャングルクルーズなんか、案内役のお兄さんのしゃべりがポイントなのだが、当然英語、まわりの外国人(我々が外国人か?)が笑っているのをみて、ワンテンポ遅れて、とりあえず笑っておいた。でも、なんとなくこう言ってるなーというのはわかるんだけど、「ほーら、うまいこと水かからんようにできてまっしゃろー。」とかって、そんなコテコテの大阪弁のはずはないか。 定番のビッグサンダーマウンテンやスペースマウンテンなども楽しみ、クリスマスパレードも見れたし、結構満足した1日であった。 |
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3日目 | 男のひとり歩きは気をつけて (ロスアンゼルス → サンフランシスコ) |
この日は、ロスからサンフランシスコへ移動。朝から迎えのワゴン車で空港へ向かう。アメリカン航空の国内線にて移動。到着すると、現地の女性のガイドの方が出迎えてくれた。この日の案内は、我々だけということで、ガイドの方自ら運転するワゴン車に3人を乗せ市内観光へ。 まずは、市内を一望できるツイン・ピークスへ、天気も良く気分爽快。その後、定番スポットのゴールデンゲート・ブリッジへ、霧で有名だが、この日は快晴で、橋の姿もくっきりと見える。サンフランシスコ湾に浮かぶ ”ザ・ロック” アルカトラズ島もはっきりと見える。 その後、フィッシャーマンズ・ワーフまで案内してもらい、一旦ホテルへチェックイン。そうそう、サンフランシスコといえばケーブルカーというわけで、それに乗って再び、フィッシャーマンズ・ワーフのピア39へ向かう。ガイドの方から、「サンフランシスコはホモが多い。中でも日本人は肌がきめ細かいので人気」ということを聞かされたのだが、ケーブルカーの車掌が1m90cmぐらいある黒人だったのだが、この車掌がやたらなめまわすように僕のことを見てくる。ガイドの方から話を聞いたばかりだったので、ひょっとすると・・・という感じで本当怖かった。 ピア39では、日本出発前から決めていた、N.F.L Shopで49’ersのトレーナーやポロシャツを購入。満足満足。 |
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4日目 | そんなに撮れるかい!! (サンフランシスコ → モントレー → カーメル → サンフランシスコ) |
4日目は、オプショナルツアーに参加。サンフランシスコの南約200kmにあるモントレー半島、そこにあるモントレーとカーメルの町を目指す。 モントレーは、スタインベックゆかりの風光明媚な港町。付近の海には、ラッコやアザラシが生息しており、水面に出ている岩の上で体を休めている姿を見ることができる。 ここから、カーメルへは、美しい海岸線をめぐる「17マイルドライブ」を通る。途中、世界的に有名な、ペブルビーチ・ゴルフリンクスで休憩。このゴルフコースは、1919年に設立された由緒ある名門コースで、USオープンなどのビッグな大会が行われているということで、ゴルフをする人にしたら憧れの聖地なのであろうが、私にとっては、感激の度合いは今ひとつである。 そこから、芸術家の町カーメルへ。ショッピングセンターのカーメル・プラザはエレガントな中庭に面して50軒以上のレストランやブティックが並ぶ、中心スポット。ここで、Tシャツなど、お土産を購入する。 帰途、ミステリースポットなるところへ寄る。人間の錯覚を利用した、ボールが坂道を登ったり、傾いた家の中を体感したりというものであったが、期待に程遠い内容にがっかり。 それにしても、このツアーの日系人のガイドさんなのだが、「写真ポイントになったら私が言いますから、遅れずにシャッター押すように」と言って、「はい、ここっ !! 」 「次、右、そして左 !!」 とかやたらうるさい。 「だいたい、平均して皆さん、24枚撮りのフィルム5本から10本撮りますから」 って、そんなに撮るかい !! |
5日目・6日目 | 今度は1日損したみたい (サンフランシスコ → ロサンゼルス → 大阪) |
今日で、この旅行も終わり。朝からサンフランシスコ空港へ向かう。一旦、ロサンゼルスへ戻り、そこから日本へ帰ることになる。何か無駄な動きのような・・・ 今度は、USエアーの国内線でロスへ、空からロスのダウンタウンが良く見える。到着後、歩いて国内線ターミナルから国際線ターミナルへ移動する。ちょうど、サンフランシスコへ向かう日に空港まで送ってもらったガイドの方がいたので挨拶したが、覚えてないようだった。そりゃそうだ、一日に何人も送ったり、出迎えたりしてるわけだから・・・ これまた、行きと同じノースウエスト航空で帰途に着く。途中、今度は逆に日付変更線を越え、一気に時間が進む。何だか1日損しているような気分に・・・ |
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