山ある記

焼額山   (やけびたいやま 2,010m) − 長野県山ノ内町    2003.10.12 (日)

天候:曇り
標高差:390m

  <見事な紅葉に染まる志賀高原へ>
 またしても三連休の中日。今年は三連休が多かったような気がするが気のせいか?(祝日の扱いが法律で変わった影響だろう。体育の日も昔は10日だったから)その日曜だが、朝から曇り。天気予報では次第に晴れる、と言っていたが、それは中南信地方のことで、自分が向かおうとしていた北信は曇りのままらしい。事実、長野市から見た志賀高原方面はすっかり雲に覆われていて、形も分からない。それでも志賀高原に入ると、山は見事に紅葉し、紅葉目当ての観光客で溢れていた。国道292号の丸池付近ではカメラを構えた人々が沿道に群がっていた。
 焼額山といえばアルペンスキーのワールドカップや冬季オリンピックでも有名なスキー場である。国道292号を蓮池で左折し、奥志賀へ向かい、プリンスホテルのある山麓に駐車。しっかり登山口と書かれている。他に車は停まっていない。
 yakebitai.jpg (15827 バイト)

岩菅山頂より望む焼額山(15KB)。2002.09.01 撮影

11:20 駐車場(標高約1,620m)。雪のないスキー場に入りしばらく歩くと、登山口と書かれていたらしい標柱が立つ。時々、日が差して、落葉を始めた登山道が蒸し暑く感じられた。雨の後なのだろう、粘土質の路面が滑り易い。スキーコースの多い山だが、ちょっと山道に入れば、自分がスキー場の中にいるとは思えないくらいになる。
11:55 焼額山中間点(約1,850m)。登山道はスキー場のゲレンデと交差しながら続く。ゲレンデから振り返ると、一の瀬辺りの紅葉が見下ろせ、素晴らしい。志賀山、横手山などの展望もよい。
12:25 山頂。少し汗をかく程度で到着。途中、汗を拭うこともなかった。山頂には稚児池が水深は浅いながらも透明な水を湛えている。山頂は湿地帯で、狭小ながらもぐるりと池を巡ることができる。中高年のツアーらしい団体さんも来ていて賑やか。どうやらゴンドラかリフトで容易に上がってこられるらしい。気温15.4度。
 
<日帰り入浴>
湯田中温泉”楓(かえで)の湯”。山ノ内町。\300
前回とは男湯と女湯が入れ替わっていたが、作りは同じ。相変わらず、内湯の湯温が高く、ほとんど浸かっていられない。仕方なく狭い露天風呂の方に長居することになる。
駅前の足湯も相変わらずの人気で、多くの人が足を浸していた。

<参考地図>
・北信・東信 日帰りの山(章文館)

13:10 人も多く、ゆっくり腰を下ろして食事も出来そうもないので、下山。5分ほど下ったゲレンデの芝生の上に腰を下ろし、昼食。紅葉の志賀高原を眺めながらの食事はいい。岩菅山の山頂を撫でるように右から左へガスの帯が絶え間なく流れていく。岩菅山を撮りたいのにこの次から次へとやってくるガスが邪魔だ。
13:30 下山。どうせゲレンデは麓へ続いているのだからと、登山道は歩かずに、スキーコースを下っていく。
13:45 焼額山中間点。黄色やオレンジ、色どりも様々に紅葉した志賀高原一帯は絨毯のようで、時々射し込む陽光に鮮やかに輝く。こういうのを”錦繍”と言うのだろう。ゆっくりと風景を楽しみながらの下山。
14:15 駐車場。気温18.9度。

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