山ある記 |
||
岩菅山、裏岩菅山 (いわすげやま 2,295m、うら-- 2,341m) − 長野県 2002.09.01 (日) |
||
天候:晴れ後曇 標高差:790m |
<スキーだけじゃない、志賀高原> 岩菅山は志賀山の北東、焼額山の東に位置する。先の長野冬季オリンピック(1998年)開催前に、ここへスキー競技のコースを作るかどうがで物議をかもしたことがあった(結局、コースは作られなかった。自然保護派の勝利)。 国道292号を丸池で一の瀬方面に折れ、ヒュッテが立ち並ぶ一の瀬の通りを通過し、焼額山とは反対の道を進む。静かな山沿いの道路脇に数台の車が駐車しているのを見つけ、登山口らしいことを知る。聖平登山口だ。 |
|
10:45
登山口(約1,550m)を出発。少し登ると上条用水路沿いの登山道に出る。この道は一の瀬方面から続いている。道沿いの山側の小さい用水路は水量は少なく、ところどころ流れが途絶えている場所も見られた。よく見ると水路の底の土の下には、もう一本、塩ビのパイプが埋められていて、外からは分からないが多分こちらは水が絶えないのだろう。 11:10 アライタ沢(約1,630m)。岩板の上を滑るように流れる清水。沢の風景が一層、爽やかな気分にしてくれる。平坦な歩きがここで終り、沢にかかる小さな橋を渡ると急な登りが始まる。丸太を階段状に打ち込んだ斜面。ほとんど切れ目無く続く。 11:35 約1,810m地点。いつ終わるとも知れない木の階段についつい登らされ、ペースもあったものではない。天気はよいがそれほどの暑さを感じない。森の中の山歩きならではである。しかし、翌日は首の後ろだけは日焼けで痛かったが。 12:05 ノッキリ(2,020m)。東館山方面からのコースとの合流。気温21.1度。 12:30 岩菅山頂。3、4グループが腰を下ろして休憩中。山の東からはガスが次から次へと立ち昇り、景色を望ませない。西側は焼額山を間近に見下ろせ、何本も切り開かれたスキーゲレンデがいやでも目立つ。気温22.4度。 |
||
<日帰り温泉> <参考地図> |
12:50
軽く昼食を済ませ、予定を変更して、更に北の裏岩菅山を目指すことにした。裏岩菅山の存在を知ったのも、山頂に着いてからで、岩菅よりも標高が高く、登山道も開けているとなると行かないわけにはいかない。稜線伝いの縦走路になっている。 13:20 裏岩菅山頂。途中では誰にも出会わないかとも思ったが、私以外にも裏岩菅山まで足を伸ばす人もいた。岩菅山からの下りは一部、笹が深く道が見えにくい。岩菅山、裏岩菅山頂付近はリンドウの蕾が目立つ。山頂ではいよいよガスの流れが早くなり、量も多い。眺望も余り楽しめなかった。 13:30 ほとんど白い世界になってしまい、少し気が早いが山頂を去ることにした。ゆっくりと来たコースを戻る。 14:00 岩菅山頂。私が登山口を出発したときに、車で着いたところであった親子が丁度、登頂したばかり。 14:15 小休憩の後、下山。しばらくは岩や砂礫の多い斜面を下る。 14:30 ノッキリ。気温18.2度。 15:10 アライタ沢。沢の水で汗を拭う。残りはほとんど平坦な道。 15:40 聖平。 |
|