山ある記

経ヶ岳   (2,296m) − 長野県辰野町・南箕輪村飛地    2003.10.25 (土)

天候:薄曇り
標高差:1,360m

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山頂より木曽駒ヶ岳を望む(16KB)

  <そろそろ雪の便りも聞こえてきました・・>
 最近眠っていても仕事の夢を見て、寝覚めが悪かった。それでもこの日は久しぶりに寝覚めのよい朝。久々に伊奈谷に出掛けようと、すぐに行き先を決める。上田からは新和田トンネルで下諏訪へ抜ければ、1時間ほどで諏訪湖まで行ける。その経ヶ岳は中央アルプスの北端に位置し、伊奈市の羽広が登山口になっている。ガイドによると標高差もあるが、距離もあり、日も短くなって時間的に厳しい行程になりそうだった。
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御嶽を望む(18KB)

10:30 仲仙寺(羽広観音)駐車場(標高約940m)。境内の脇を通って裏山に入ると、途端に薄暗くなる。
10:50 第一ピット。檜の森林が続く。
11:20 第二ピット。ここまでが長かった。まだかまだかと思いながら、やっと・・。この少し先が四合目(1,430m)。
11:45 第三ピット(五合目)。熊笹に覆われて隠れ勝ちな山道を先を急ぐ。
12:05 六合目。黄色く色づいた唐松林が続く。
12:30 七合目(1,915m)。山にいても何やかやと考えてしまう。気が付いたら七合目であった。ちょっとしたピークになっている。唐松の黄色い葉も落ちているものが多くなり淋しい光景。
13:05 第五ピット(八合目)。南アルプスの展望がよい。反対側には御嶽も。昼食中の登山者。まだ先は長い。尾根を進むと目の前にうっすらと積雪が。最近降ったものらしい。もうそんな季節かと思いながらも、つい最近TVで見た雪で真っ白になった槍・穂高の映像を見たのを思い出した。雪を踏んで進むと、左手の遠くに望む御嶽は独立して、どっしりと存在感があった。
13:20 九合目。手前に黒沢山への分岐あり。高度を増すと風が出てきて、肌寒くなってくる。さすがに長袖Tシャツ一枚では寒く、長袖シャツを着込む。道を急いで、張り切りすぎたか、大腿部が攣りそうになる。膝上の筋肉を揉みながら、だましだまし歩く。疲労もピークを迎えたようだ。昼食はまだだったが、歩きながら時々何やかやと口に入れているから問題ない。
 
<日帰り入浴>
まほら伊奈羽広温泉”みはらしの湯”。\500
露天風呂(小さすぎるのが玉に傷)からは南アの展望が楽しめるのだが、すっかり日も落ちて、薄暗くなってしまっていて残念。内湯、寝湯、打たせ湯、露天、サウナ。
内湯の壁面に埋め込んだタイルが南アルプスの光景を描き出していたのが印象的。

<参考地図>
・どこでもアウトドア 「日本200名山を登る(下巻)」(昭文社)
・アルペンガイド16 「中央アルプス・御岳山・白山」(山と渓谷社)

13:50 山頂。やっとのことで辿り着いた!若者のグループが賑やかに下山準備をしている。山頂の手前の尾根道からは白くなった槍・穂高、乗鞍が遥か遠くに小さく見えた。空気が澄んでいるから遠望がきくようだ。
14:05 下山。木曽駒の写真を撮ったりした後、来た道を戻る。
14:30 九合目。展望なし。
14:45 第五ピット。腰を下ろし、南アの展望を楽しみながら昼食。上空高く雲が広がり、陽射しがない一日であったが、遠くまで展望できたのはよかった。
15:25 七合目。薄雲に隠れた太陽がボーっと光る。
15:45 第三ピット。そのままここは通過。日が傾き始め、山中はますます薄暗くなる。
15:55 四合目。転がるようにして下って来た。膝の方はなんとか持っている。下りでは登りとは使う筋肉が違うからだろう。
16:15 第一ピット。檜林は朝も暗かったが、夕方は余計に暗く感じる。サングラスをしていることもあるが。実は新しく買ったサングラスのデビューの日でもあった。9月に買ったのだが、それまでなかなか活躍の機会がなかった。
16:30 駐車場。強行軍もなんとか無事完了。久しぶりの筋肉痛となった。

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