山ある記

檜洞丸   (ひのきぼらまる、1,600m) − 神奈川県                 2001.09.02 (日)

 
天候:うす曇り
標高差
:1,010m
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こんなキノコを見つけた(25KB)。

  <短い夏の終わり、再び裏丹沢へ>
 2週前に日本に上陸した大型の台風が通過した後、すっかり夏らしくなくなったと思ったら、はや9月。秋らしく涼しい空気の裏丹沢。
 猛暑で熱中症寸前の蛭ヶ岳(07/01)の帰りにここに寄っていくつもりだったが、体力的にやばくなって諦めた経緯から、いつかまた来ようと思っていた。
 神ノ川沿いの神ノ川林道は所々で土砂崩れの後が見られた。既に土砂はどかされていて車もちゃんと通れたが、多分あの台風の傷跡だろう。
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キノコの卵?(20KB)

9:15 前回と同じく、神ノ川上流の神ノ川林道のゲート前に車を停めて、林道を歩き始める(標高約590m)。前回、下りに歩いた源蔵新道を逆にたどって頂上を目指す。ここからしばらくは舗装された林道歩きとなる。
10:00 彦右衛門谷(770m)。ここから林道をそれて、沢を渡り、源蔵尾根にとりつく。沢は治水工事中でほとんど水は流れていなかった。
10:35 小休憩(1,080m)。ここで足元に妙なものを発見し、思わず脚を止めたのだ。なにやら卵そっくりな物体が2個並んで土の上に立っているのだ。よく見ればキノコの卵らしい。また丁度その山道を挟んで反対の谷側には、見事に色鮮やかな傘をもつキノコを発見。どうやら卵の成長後の姿がこれらしい。
11:25 金山谷乗越(1,325m)。源蔵新道の急登を登り切り、蛭ヶ岳と檜洞丸を結ぶ尾根に出る。ここから山頂までの急斜面では鋭いトゲを付けた葉を持つオニアザミが私の足を攻撃。しょっちゅうGパンの上からちくちくとトゲが刺し、閉口させられた。
 
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オニアザミ(27KB)

12:05 檜洞丸山頂。手前に建つ青ヶ岳山荘の脇を少し歩けば山頂に辿り着く。意外にも既に山頂は数組のグループの登山者で賑わっていた。ここに来るまではほとんど人には会わなかったのに。
 山頂にはトリカブトが咲き乱れていた。これも意外だった。おにぎり2個を食べ、12:25には下山開始。
 帰りは来た道とは逆の方に下る。犬越路と書かれた標識に従って少し下ると、雲の合間に富士山がわずかに頭を覗かせている。山麓の山中湖とその頂の高さから富士山であることは明らかだ。しかし、すぐに移動する雲に覆われてしまった。またそこにはオニアザミが首を垂れ、その花にはミツバチがしがみついて忙しく働いていた。
12:50 熊笹ノ峰(1,505m)。そのまま尾根伝いに歩いていくと犬越路を経由して大室山(1,588m)に向かうのだが、この峰で道をそれて、神ノ川林道へ下ることにする。こちらが最短コースだからだ
。 
<日帰り温泉>
藤野やまなみ温泉。\600。
内湯2(ジェットバスあり)、露天1、サウナ1。国道413号を東野で北へそれて、藤野町方面へ。以前に何度が着たことがあったので迷わず、ここへ。
 

<参考地図>
・ミウラ折り 「丹沢山塊」(ゼンリン)

13:05 に山(1,250m)。「に山」?なんともへんてこりんな名札が付けられた場所で小休憩。熊笹ノ峰からしばらくは、赤色テープやペンキといった目印がほとんどなく道が分かりにくい。
13:30 神ノ川林道に合流(900m)。しかし林道は車用であるから大きく迂回している。林道は歩かず、これを横切って、更に山道を歩く。気温21.7度。
13:50 再び林道に合流。確か来るときに通った場所であったが、そこに登山道があるとは全然気付かなかった。
ここまで来れば、駐車した場所は目と鼻の先だ。
14:00 ゲートに到着。

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