山ある記 |
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霧ケ峰 (1,925m、車山) − 長野県 2000.10.15 (日) |
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天候:曇時々小雨 標高差:300m |
<"霧"ではありませんが愚図ついてました> 午前中に歩いた美ヶ原が物足りなかったため、時間にも余裕があることで目の前にある霧ヶ峰へ行くことに。 霧ヶ峰の最高峰は車山。車山にはスキーで随分前に来たことがあったが、雪のない季節は初めて。ビーナスライン(有料道路)とスキーリフトを乗り継げば、2、3歩で車山山頂に達することができるが(実際はもう少しだけ歩く)、それでは登山にならないので、適度に歩ける場所を探す。美ヶ原からはビーナスラインで霧ヶ峰へと連絡しているが、料金が高いのを嫌って一旦、和田村に下り、下諏訪に出た。諏訪から県道を霧ヶ峰へ向かい、これがビーナスラインとぶつかる場所に無料駐車場があるので、ここから霧ヶ峰の湿原帯を車山山頂を目指すことにした。 美ヶ原の天気も良くなかったが、霧ヶ峰も同様で、天候はより下り坂に向っているようであった。車山山頂付近を小さな雲が早足で次から次へと通り過ぎていくのが見える。すぐ上をグライダーが舞う。 |
13:50
ビーナスラインの霧ヶ峰インターの手前、自然保護センターのある駐車場(標高約1,630m)を発つ。湿原帯を車山高原に続くビーナスラインと並行して付けられた林道を歩く。この辺りは湿原帯というよりは笹原という感じ。 14:20 車山肩(約1,755m)。歩く横を観光バスなどが走っていくので全然登山らしくない。歩いているのが間抜けにも思えてくる。時々小雨がぱらつく。空の様子を見る限り、大した降りにはならないようなのでそのまま進む。車山肩からは道路からは逸れるので静かに歩けそうだ。 14:40 車山山頂。幅広で適度の斜度で一定に付けられた登山道が山頂まで続き、難なく登頂。山頂には気象レーダーと思われる建造物。リフトで上がってきたという中高年のグループがいらした。 山頂からはどんより曇った空の下、TV搭が目立つ美ヶ原が、その奥に北アルプスの山々が暗く見える。 美ヶ原もそうだが、紅葉を楽しむならもう少し標高が低いほうがいいようだ。 15:05 車山肩。また頭の上をグライダーが優雅に舞うと、一気に滑走路に降りていった。気温10度。 15:35 駐車場。G1・秋華賞の出走には間に合った。車中で実況ラジオを聞きながら、おにぎりを食べる。 |
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<参考地図> ・どこでもアウトドア 「日本百名山を登る(下巻)」(昭文社) |
あとは諏訪までゆっくり紅葉を眺めながら車を走らせた。 |