ウニオビニッキ

**elokuu : 8**







20000810

「あのボールペンもいい味だったにゃ」




引っ越しをする際に、引っ越し屋さんに見積もりを頼んだときのこと。
部屋ごとにすっかり見てもらい、見積書を書いてもらった。uniは見積書を書くのに使っているボールペンの先が気になってしかたがないらしい。最初のうちは大人しく見ていたもののとうとう辛抱できなくなって、こともあろうに引っ越し屋さんの膝の上に乗り、ちょいちょいと動くボールペンの先に猫パンチ炸裂させてる。
その引っ越し屋さんが猫馴れしている人だったのでとりあえず笑ってその場は済ませたが、それにしてもいきなり知らない人の膝に上がるなんて・・・。
uni様にとっては人の膝くらい椅子みたいなものなのだろうか、やっぱり・・・。





20000809

「このボールペンの味は格別にゃ」




もともと手作り好きの筆まめだった私だが、ここ2年くらいは手紙といえばMacさんを使っている。
パソコンで作った手紙なんて素っ気な〜い。なんて思われてるんだろうなぁ。
なんでMacを使うようになったかというと、画像を入れるのに便利とか、タイプに慣れてしまうと手書きは時間がかかってイライラするとか、まあいろいろあるのだが、一番の理由はUni様のような気がする。
なにしろ遊ぶのが大好きで何を相手にしても遊んでしまうuniは、私が書き物をしている間も見逃さない。ちょこちょこと動くペンの頭の部分にじゃれるじゃれる。かじるわ猫パンチ炸裂しまくるわで、字なんて書いていられないのである。私も面白がって遊んじゃうし。
おかげで愛用のボールペンは、uniの歯形でボロボロになっているのです。






20000808

「そう簡単にはだまされないにゃ」




実はoviのワクチン接種の日が過ぎちゃっている。
動物のお医者さんに連れて行けないのには理由がある。海より深い理由が。
なにしろお医者さんが嫌い。まあ過去5回、行けば痛い思いをしてきたのだから仕方がないんだけれどさ。
連れていこうとケージを出そうとすると、クローゼットの扉を開けた瞬間にoviは姿を消してしまうのだ。どこに隠れてちっゃたんだか、全く。
それならこちらも考えがあるさと、ケージとoviのお気に入りおもちゃを同じ場所にしまってみた。
扉が開きこわーいケージが登場するかと思いきや、な〜んだ、おもちゃじゃ〜ん。と油断させようってわけ。くっくっくっ、我ながら完ぺきすぎるこの計画。こんなこと思いついちゃう自分の才が恐いぜ。
しかし作戦開始から1週間。未だにoviはだまされることはなく、ワクチン接種の日はどんどん遠ざかってゆくのであった。
はよせな、もう。






20000807

「遊んでやってもいいにゃ」
若乃花の顔面にどしりと座られるuni様




uni様には日課がある。
食べたり寝たりoviと遊んだりケンカをしたり、それ以外に毎日必ず欠かさないことがある。
朝は朝刊、夕方は夕刊。これを私はテーブルやら床の上に広げて読む。
すると必ずどこからかuniがお気に入りのひもをくわえてやってきて、その広げた新聞紙の上にどっかと腰を下ろす。
「そんなもん読んでいる暇があったら、uni様が遊んでやるにゃ。ひもも持ってきてやったにゃ」 とでも言いたげである。
これをやられると、下僕としては遊ばせてもらわないわけにはいかない。
そんなわけで、新聞を読むのにもえらく時間がかかってしまうのだ。






20000806

「ここがいちばん快適にゃ」




なにしろ猫なのだ。毛だらけなのだ。
肉球にしか汗をかかない猫は、ヒトの様に体中から発汗させて体温調節とかできないのだ。
くーっ、つらいね、猫は。
そんな猫達は、家の中で一番快適な場所を求めて移動する。 そしてその時間帯により快適な場所で寝る。
ということは今の時期、unioviが寝ている場所が一番快適、即ち涼しいってことなのだ。
そんなわけで、さっそくunioviが寝ている玄関で、私も寝てみることにした。

4時間後、私が目覚めたときにはすでにunioviの姿はなく、私はなぜか玄関で寝ている変な人になっていた。
おまけに体中痛いし。
uni様ovi様、移動するときは声かけてください。お願いだから。


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