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第18話 豪傑のバレンタインデー

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俊介「デザートはなにかって」
奈々子「三四郎さん 」

今回のデザート 風吹ジュン
<ストーリー>
今回の主役は三四郎だ!
俊介と奈々子は三四郎のバレンタインデーのお見合いを計画する。

[今回のメニュー] イタリアの家庭料理のミニコース
  鰯のサラダ
  イカの墨煮
  ビーフステーキ オニオンソース
お見合いの席にあえて口が真っ黒になるイカ墨料理です
イカの墨煮で最後にワインのコルクを半分に切って入れると
イカが柔らかくなると解説していますが本当でしょうか
今回もドラマオリジナルストーリである。
今回の主役は忌野 清志郎が演ずる宮脇三四郎である。
トボケタ性格の売れない彫刻家というキャラクターをコミカルに描いています。

三四郎とお見合いするのはファッションデザイナーの"野口もえこ"さん
タイトルの"豪傑"とはこのもえこさんの事のです。

肝心の三四郎はなかなか現れない。
しかしドアを開けると外にはすでに三四郎が
「どうやって入ろうか悩んじゃった」
そこにもえこがやって来ておもいっきり三四郎のお尻を叩く
「何を子供みたいな事いってんのよ ぐずぐずしてる男なんで最低よ!」
いきなりすごい迫力

さてお見合い開始ですが
ひたすら俊介ともえこの会話が続く まったく喋らない三四郎
「次にね イカの墨煮なんてどう ちょっと待って」
気を利かして一旦席をはずす俊介
「自分でも話しなさいよ ちゃんと」と三四郎にハッパを掛ける
もえこ「三四郎君って無口なの?」
三四郎「口ベタなんです」このときの表情がすごくかわいい
清志郎ファンは必見ですね
今回の料理はイカの墨煮です。
お見合いの席にわざわざイカの墨煮はすごい選択
なんかいやな予感がしますね。
豪傑もえこがその感想を言っています。
「あー美味しそうじゃないとこが良いじゃない」
「真っ黒でグチャグチャでおよそ食べ物らしくない」
「食べれるもんなら食べてみろ ってとこが挑発的でそこが魅力的かしら」

ここまではっきり言う人も珍しい
心配したとおりイカ墨で鼻の周りまで真っ黒にしている三四郎
俊介「おまえそこは鼻だよ 口は下だからもっとちゃんと食えよ」
もえこ「ねえ むこうにあった猫女あれは三四郎君の作品?」
三四郎「あれは違います 俺のはこういう部屋には似合ないんだ」
三四郎は自分の作品を見せることをかたくなに拒んでいる
無口でシャイなそしてガンコな芸術家である。
もえこ「ますます見たくなっちゃったわ 今度私にも作ってよ」
三四郎「誰かのためにつくるなんて出来ない」
もえこ「このガンコ者!」
俊介が間に入る
「だから 今度作品が出来たらもえこさんに見てもらえば良いじゃないか
こいつにしてみれば良いものを作りたいって事だと思うよ」
もえこ「三四郎君 良いスポークスマン付いてるじゃない」
まさに三四郎と俊介は腐れ縁、ひとりでは生きていけないという感じ。
なかなかこういう友人はいませんね。
この後俊介は奈々子を迎えに出ていく、もちろんこれは二人きりにする作戦なのだが
「すぐ帰ってくるんだろう」不安気にきく三四郎
もえこ「取って食われるじゃないかって怖いんでしょ 
大丈夫よ その通りにして上げるから

三四郎「俊介〜」
俊介「甘えるじゃありません」
手ぎわ良くステーキを焼いて部屋を出て行く俊介
「本日のメインディッシュ ビーフステーキオニオンソースでございます
ということでひとつよろしく 後はPUSH PUSH 失礼しました」

二人っきりになって緊張のため料理に手を付けない三四郎
もえこの食器を見て言う
「こんなにきれいに食べる人初めてで」

ちなみに原作の森瑤子さんは結構大食漢だったようです。
彼女はエッセイのなかで最近のダイエットに奔走する若い女を
「小鳥が餌をつつくみたいに食べる」と揶揄していました。
生理学的に考えても絶食ダイエットは良くありませんよ。
やっぱり適度な運動を持続するのが一番です。

ちょっと打ち解けてきたところで
もえこ「三四郎君は嘘ついた事ないの? 私は大嘘つきなのよ」
三四郎「そうかなぁ 思った事をずばずば言っているように見えるけど」
もえこ「負けるもんか 負けるもんかってがんばっているうちにどんどんヨロイの方が
厚くなってきちゃってこのごろヨロイの方が自分自身みたいな気がしちゃって
このまんまでいっちゃうと ただのさぁ 豪傑ババアじゃない
三四郎「カッコ良いじゃない」
もえこ「豪傑ババアがぁ?」
三四郎「弱いより 強い方が良いに決まっているよ」
もえこ「三四郎君て単純ね」

食事が終わってちょっと食べ過ぎのもえこさん
三四郎は水を飲むもえこを見てしばし幻想に耽る。背後には猫女のブロンズ像がある
鉄の女が水を飲む 鉄の女 水 休息
ここで墨で描いたシュールでちょっとエロティックなイラストがオーバラップする。
このイラストは忌野 清志郎直筆のデッサンだそうです。

もえこが帰り際に言います
「そうだ そうだ 約束忘れちゃだめよ 次の作品が出来たら必ず知らせる事 きっとよ」
「こんな手付なら良いでしょ」
この時三四郎の手に何か握らせます。開けてみると金貨が一枚
「三四郎君 あなたのがよっぽどカッコ良いわよ」
小躍りしながら帰って行くもえこさん
それをガレージに駐めたMOKEの中に隠れていた俊介と奈々子が見ていました。
このセットでこういう場面設定も出来るわけですね。

三四郎もまんざらでない様子
もえこからもらった金貨をじっと見たり、匂いを嗅いだりしていた。
突然月に向って吠える「あうーっ」

場面が変わってボロい学生寮みたいな建物の二階のベランダに
ギターを手にした忌野清志郎がいる。
懐かしいナンバー「雨上がりの夜空に」を歌う
どうしたんだぁ〜 Hey Hey Baby 機嫌直してくれよ♪
私がRCサクセションのこの曲をはじめて聞いたときの感想は
「よくもまぁこんな醜悪な曲を歌っているなぁ」<ファンのみなさんごめんなさい
だったのですが今聞くとなんか良いセンスですね。

*****ドラマが終わってちょっとだけトーク******
岩城「みなさんはお休みの日は何をなさっているのですか」
忌野「いやぁ ほんとにね ギター弾いたりね」
岩城「だいたいセリフと変わんない人よ この人」
忌野「地でいっています」

岩城「豪傑の女はどう思うか」みなさんなんかドット受けています
岩城「昔から豪傑の感じがするけどね」
風吹「女優として見た時に骨太のしっかりした女をやってみたい」
岩城「(出身)どこだっけ?」
風吹「富山なんです」
岩城「だから色白いんだぁ」
風吹「白く塗っているです」
岩城「しゃれにならないじゃないですか」

最後は劇中出てきた清志郎直筆のシュールなデッサンがタイトルバックでした。
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