今回もドラマオリジナルストーリである。
出演はレギュラー陣のみで非常にノリの良い作りになっています。
俊介をめぐる二人の女性、奈々子と和子
どちらも大切なこの二人をいずれ会わせなければいけないのだが
はたして今回のタイトルの「案ずるより生むが易し」となるのか
ドラマ以外のところでも見所が多く清志郎の引き語りや岩城氏のレースの話など
このドラマの影の立役者、フードコーディネーターである中原英治シェフも登場します。
冒頭では三四郎がギター演奏を披露します。曲目は「帰れない二人」
和子「あなたにこんな才能があるなんてねぇ 昔から歌ってんの?」
三四郎「チョビットね」
恐れ多くも忌野清志郎にむかってこのセリフはないんじゃないの
後ろで奈々子さんがクスクス笑ってます。
四人でテーブルを囲んで第一ラウンド開始
和子「もう二十年になるわ俊介に料理作ってもらって」
さっそく和子がねちねち意地悪く奈々子さんに迫まります。
「この人のねぇ鳥肉食べるの好きなのにね 触るの苦手なの 知ってる奈々子さん」
奈々子と俊介は働く女と独身主義の男
お互いに都合の良い関係だと和子は言います
和子「でもいつまでも続くもんじゃない ちがう俊介?」
和子「あなたは俊介との間に確かな手応え感じている?」
奈々子「自分一人でいる事を恐れるなら男と一緒に家庭を作り上げれば良い」
とっさに和子のエッセイからの引用で切り返すあたりはさすが奈々子さん
「これ焼こう これ」と三四郎がもそっと取り出したのが
なんとクサヤの干物と無添加の沢庵 隣でその臭いに和子が顔をしかめている。
この後、俊介と三四郎は意地悪和子に追い出されてしまいます。
確かにクサヤは部屋の中で焼けないわな・・・・
「俺ねチャーハン用の魚も焼かなきゃいけないのよ」
「魚ぐらい私にも焼けんのよ」ガチャッとドアを閉める和子
外に追い出されている二人は
俊介「魚心配だなぁ」
三四郎「魚の焼け具合なんか気にしている場合じゃないしょう」
俊介「ばかやろう あの魚を使ったチャーハンは香港でもベリーフェイマスチャーハンなのよ」
ホントに料理の心配しかしていない恐るべき俊介
三四郎「いつ血の雨が振り出すかなぁ」
寂しく七輪でクサヤを焼く男二人であった
さて女二人きりになって第二ラウンド開始
不気味に微笑む和子 魚をどう料理してやろうかといった感じ コワいですね
奈々子さんは心の中でつぶやく"俊介をめぐる女の戦い 譲れません"
この時の泣きそうな奈々子さんの表情がなんともたまりません
和子「はっきり解った事があるの
少なくともあなたにとって俊介は都合の良い男だわ」<先制パンチ
「女を家庭に縛り付けたがる男は邪魔でしょう その点俊介はそうは言わないものね」
「でもホントの俊介は違うのよ。ホントは家庭向きの男なのよ
あいつの独身主義もさ 先が見えてるわ。じきに結婚願望が頭をもたげてくるの
あたしには見えてるの」
――魚が焼けていく――
奈々子「それはどうかしら とことん俊介を理解してるのはご自分だとおっしゃりたいの」
和子「事実だもの」
奈々子「長年の友情の結果?
長い間続いている男と女の友情ってなんかへんてこりんな気がするわ」<反撃
「美味く成立すれば素敵だけどあわよくばチャンスをっていうのが見えたら寂しいもん」<グサッ
――魚が焼けていく――
「俊介が結婚したいって思った時 あたしなら答えられる あなたは?」
「ノーコメント」
「俊介があなたにとって都合の良い男で無くなった時
それでもあなた俊介の事愛してるって言いつづける自身ある?」<とどめかぁ
泣きだしそうな奈々子
――魚が焦げていく――
ドアの隙間から中の様子をうかがっている俊介と三四郎
「ヤバイよ ヤバイよ俊介」
「ああ 魚がぁ」
「何考えてんだ おまえ そうじゃねぇだろ」
突然立ち上がって和子に詰め寄る奈々子
「思ったとおりだわ あなた今でも俊介の事を」
「隠すつもりはないわ」
「私から奪うつもり」
「その時がくればね」<ついに武力行使の気配が
「ちょっと待ったぁ 二人とも止めなさい!」箸を片手に踊りこむ俊介
次の瞬間「ハッハッハッハッハハハ」女二人は笑い始めます
奈々子「和子さん 役者!」
和子「今日はあなたをずっとテストしてたの、気が付いていたでしょう」
奈々子「気が付いていたという事に気が付いていたでしょう」
チャーハン用の魚は焦げ焦げ
俊介「ああ ああ ひどすぎる 俺の香港から持ってきた干物」
急遽クサヤの干物と沢庵を使う事になる。
軽やかにチャーハンを炒める俊介
三四郎「ニオウなぁ」<このセリフアドリブっぽい。まわりも笑っています。
この辺からみんなノリの良さが滲み出ています
一同「いただきます」
俊介「おあがんなさい」<普通これは言わないよ
「オイシイ」「うまーい」
「さすが俊介」「やるねぇ」
俊介「クサヤと沢庵のクセとクセとがぶつかってね お互いの良い味を出していくんだな
誰かさんと誰かさんが始め会った時にぶつかってもきっと仲良くなる
まぁ読みどおりってやつだなぁ」
ちょっと綺麗にまとまり過ぎたところで、再び清志郎のライブのお時間
ここで披露される弾き語りは実際にあった清志郎とおまわりさんの
やり取りを歌にしたものでかなり笑えます。
レコードにもなってないだろうから一度聞く価値ありです。
お次は毎年筑波サーキットで成人式の日に行われる
BATTLE OF THE TWINSに岩城氏が参戦した時の様子
このレースはツインの名前が指すように
ツイン=ニ気筒のエンジン(あるいは単気筒でもOK)のバイクのみが参加するレースです。
岩城氏のマシンはXR750TT ネーミングからHONDAかと思ったらハーレーダビットソンだそうです。
クラッチトラブルで予選は7位、しかしスタートでいきなりゴボウ抜きトップに踊り出るが
最後はエンジントラブルでそれでも2位でチャッカー受ける。
岩城氏は「結果がわからないからやるんだよな だからかけ甲斐があるしさ」と語っておられます
表彰台でシャンペンを飲む岩城氏ですが
ここで「自分は普段お酒は飲まないんだけど・・・」と解説してます。
これがあの肉体を維持している秘訣なのかぁ
和子「さて、ところで・・・」
「今夜のデザートは どうするの?」
ここから、みなさんくつろぎモードからいきなり演技に切り替わります。
画面の切り替え無し さすがプロですね
和子「和子さんに言って上げて あのセリフ」
奈々子「奈々子さんに言って上げなさいよ」
俊介「いやだからその なんだぁねぇー」<こちらもすっかり演技モードになっています
和子「今夜のデザートはお預けにしとこう」
彼女達二人は意気混同して飲み始める。
俊介「かえってヤバイ雰囲気に感じるってつうのは俺だけなのかなぁ」<私もそう思います
最後に三四郎が一言
「カッコイイなぁ和子さん俺の事も愛してくんないかなぁ」今後の展開に含みを持たせます。
ラストはなんとこの番組のフードコーディネーターである中原英治さんが登場します。
中原氏「ギョウザが美味しかったでしょ?」
今回は鳥のスープでギョウザの皮を練ってあるのだそうです。
岩城氏「食べさせる物を作るんじゃなくて 自分がオイシイな食べたいなぁってものを作るのが
美味しい物を作るコツなんじゃないかな」
中原氏「そのうち岩城さんもいろいろデータが頭の中に入っていろいろ出来るようになっちゃう」
岩城氏「ちょっと(俺は)うるさいよ」