| 三国一のバイク馬鹿大型免許取得、そして
 
 
 いやー、バイク馬鹿のコーナーもお久しぶり。★やっぱ、バイクは乗ってる方が楽しくてねえ。
 まあ、冬場だったこともあって、通勤で乗る以外には、あまり面白い場所へ行ったわけでもないのだが。
 それはさておき、
 あんましバイクを改造するほどの能力も財力もないのだが、
 ブレーキホースをステンレスのメッシュタイプに変えました。
 これがなかなか良い
 気分的には、半ばアクセサリー気分だったのだが、かなり効果があった。
 タッチの感触がよくなって、コントロール性が良くなったような気がする。
 ノーマル状態でも決して悪いブレーキではないのだけれど、今にして思うと、
 少々フニャフニャした感じで、ブレーキの強弱の調整がしにくいようにも思う。
 なにせ、安心してブレーキを使えるので、高速走行でもストレスが減った気がする。
 これは実にありがたい。
 もともと、VTR1000Fという単車の性能をフルに使いきれる腕もないので、
 エンジンチューンはする予定はないが、足回りには気を使ってみたいと思う。
 次の目標はサスペンションだ。
 よく動いてくれるいいサスだが、荒れた舗装路で路面のうねりが増幅されるようなこともある。
 とりあえず、伸び側のテンションを弱めてみようかと考えている。
 どなたか、サスセッティングに詳しい方はアドバイスをください。
 と、まあまあそれなりにバイクライフを楽しんでいるのだが、★ついつい、忘れていたことがあった。
 俺って、初心者ライダーだったのね。
 20歳で免許を取って以来、そろそろ10年になろうかというバイク歴のため、すっかり忘れていた。
 大型二輪免許は、去年取ったばかりであった。
 で、最近免許を取ると、少々やっかいなことになっている。
 そう、初心運転者免許制度である。
 免許取得から1年以内に、3点以上の違反者は、講習を受けないと免許取り消しになるというアレ。
 もう、おわかりですね。
 やってしまいましたよ。止めを刺したのは法定速度違反28km。
 これまではスピード違反で捕まったことがなかっただけに少々ショック。
 もちろん、呼び出しのハガキをいただきました。
 しかも講習を行う場所は、我が母校である松戸東自動車教習所。
 もちろん、講習中の教官もよく覚えている人でした。
 それはさておき、この講習がなかなか良い。
 平日の朝9時から、午後5時までびっちりと詰まった内容、しかも費用は1万9000円と、結構厳しい内容なのだが、割と身になる内容となっている。
 気になる人はぜひ3点ばかし
 違反してみましょう。
 嘘です。真似しないでください。ただの負け惜しみなんだから。
 講習の内容をざっと、紹介してみよう。★1時間目は、「安全運転意識の向上」ってことで、違反者のデータや安全教育の必要性などの講義。そして適正検査。
 ここで面白いと思ったのは、俺のような事故ではない違反者と事故を起こした違反者をまったく区別していないこと。違反者も、結局のところいずれ事故を起こす予備軍というわけだ。
 そして、違反者も大きく分けると2通りあって、大きな違反(事故)を起こしてもその後、二度と起こさない人と、軽微な違反であっても何度も繰り返す人だという。
 これは犯罪者と同じで、何度も繰り返す人の方がいずれ取り返しのつかない事故を起こすそうだ。
 データ的にみても、やはりそういう傾向はあるという。
 どっちにしても、違反は点数制なのだから、扱いは同じだと思われそうだが、そうではない。
 この初心者講習では、違反点数が3点の人の一部は対象にならないのだ。
 そう、一度3点の違反をしてもその後まったく違反をしなかった場合だ。
 逆に1点ずつの違反でも3度繰り返した人は、初心者講習送りとなる。
 これは、やはり何度も違反を繰り返す人を重視する考えが現れている例だろう。
 そして、面白いのは、2時間目(講習時間は2時間)の所内コースの演習。
 免許取得後、ジムカーナなどの競技コースを走っていたり、積極的に安全運転講習を受けている人を除けば、
 こうした、(ある意味で)目一杯練習できるコースを走れることは少ないと思う。
 どうだ、うらやましいだろう。
 ぜんぜんうらやましくないですね。チクショー。
 この練習では、当然ながら、教習で行ったようなヤワな練習はしない。
 例えばスラローム走行は、規定では7秒だが、最低でも6秒が切れるまで何度でも走る。
 一本橋は、立ち姿勢で(規定は着座姿勢で10秒だったかな?)12秒以上。
 と、まあ、なかなか厳しい。けれども以外と走れてしまうのは、やはり多少なりとも路上での経験で腕が上がっていることの証明だと思う。
 面白いのは、立ち姿勢のままで、コースを走り続けるもの。
 クランクもS字も8の字もすべて、立ち姿勢。腕がパンパンになります(ヘタだから)。
 これは、教習所によっては、生徒の腕が良ければやらせてもらえるものだが、
 やはり、教習時は規定をクリアするのが精一杯なので、あまりその余裕はなかったと思う。
 こういう練習って、なかなかできる場所もないので、俺的には結構貴重な体験だったと思う。
 スキルアップにもなった実感もあるしね。
 そして、次の時間はというと、路上での教習だ。
 四輪に乗っている人は、(仮免許があるので)意外でもなんでもないだろうが、
 バイクで路上教習をやることはないのだ。
 いやあ、他人があまりすることのない経験をするというのは、いいことだよね。
 すげえ、恥ずかしいけどな!
 だって、背中にでかいゼッケンつけて、しかもあの派手な教習者で路上はしるのだから、
 目立たないはずがない。
 また、この教習では、講習者がペアになって、お互いの運転をチェックしあう。
 このあとの時間で、それを互いに教えあうのだが、他人の運転だといろいろわかることって多いもんね。
 これは、友人に見てもらってもいいのだが、ちょっとムカつくかもしれないしな。
 そんなこんなで、退屈する時間もなく、あっという間に時間も経ってしまった。★最後には、学科試験のようなものもやるのだが、これはあまり結果とは関係がない。
 教官の話しによれば、態度が悪いと講習を受けたと認めてもらえないことがあるので注意しよう。
 確かに、愉快な経験ではあるが、2度もやる必要はない。
 で、これらの講習のメインテーマというと、「初心にかえること」そして、「相手を信頼できる運転」ということだ。
 違反者のすべてがそうだと言うつもりはないが、違反をして捕まったのは「たまたま」で、運が悪かっただけと思っているかもしれないが、事故もまた「たまたま」運悪く起きてしまうものだ。
 警察の回し者みたいな言い方だが、違反の取り締まりで済んだことは、幸運だったわけだ。
 善い悪いはともかく、これが交通行政の「事故予防」なんだよね。
 で、「相手を信頼する」って奴は、基本的に「いろいろと疑わないと路上では危険がいっぱい」という、安全教育とは矛盾するのだけれど、それでは、事故は防げるだろうが、渋滞の原因のひとつにもなる。
 スムーズで円滑な交通とは言えないのだ。
 お互いに譲り合うとか、すべての人がきちんと交通マナー(ルールとは言わない)を守れば、
 安全なだけではなく、円滑な交通も実現できる。
 こういうことを、頭に入れて運転するようにしたいと思う。
 もう2度と、こういう経験も、不幸な事故も起こしたくないので。
 で、この話には続きがある。★なんと、初の行政処分も喰らってしまったのだ。30日(短期)の免停って奴ですな。
 こちらも、講義はたっぷり1日かかるし、学科試験の結果は免停期間の短縮に影響するので、
 かなり真面目な内容だ。
 ちなみに、この講習は(30日間の免停を受けるならば)受講する必要はない。
 最大で、29日間の短縮(つまり、講習日1日キリの免停)となるので、普通受けるがな。
 ここでは、講習の内容よりも、違反の点数制度について触れる。
 知っている人は知っていると思うが、
 点数の累積は、最後の違反から1年間無事故無違反ならばゼロになる。
 これは、点数だけでなく前歴も消える。
 ちなみに、違反を繰り返すと3年間はひたすら累積する。
 消えるといっても、制度上累積しないだけで、記録は残っている。
 当然、免許をわざと失効しても前歴は消えないそうだ。
 では、点数や前歴がゼロになると、何がいいことがあるかというと、
 点数は当然だが、たまればたまるほど、処分が重くなる。
 前歴なしの場合、6〜8点で、30日の免停。9〜11点で60日、12〜14点で90日、15点以上で取り消しだ。
 これを知っている人は多いと思うが、前歴があると、点数はもっと厳しい。
 前歴1回では、4〜5点で60日、6〜7点で90日、8〜9点で120日、10点以上で取り消し。
 これだけで、もう大変なのだから、前歴2回とか3回の恐ろしさは想像がつくと思う。
 なお、こうした行政処分の日に、車やバイクで来る人は多いそうだが、
 行政処分が発効するのは、正式に処分を受けてから、なので、
 車やバイクで来るのは問題ない(処分を受けてないので)
 ただし、処分を受けたら、乗って帰ることはできない。
 仮に免停期間が29日短縮されても、当日だけは免許停止なのだ。
 とうぜん、29日に短縮された人は「今日は乗らないよ」と誓約書も書かされる。
 当然、乗ったら無免許なので
 一発取り消し
 くれぐれも、行政処分の日は、電車やバスで行きましょう。
 え? 俺がどうしたかって?
 当然じゃないですか。そんなの良識あるバイク乗りとしては当然でしょう。
 (名言しないところが、怪しいとか、そういうこと言わないように)
 こうした免許停止の考え方というのは、ちょっと触れたけれども、「危険な思想の運転者を路上から排除する」
 という、ヒステリックなまでの防犯思想から成り立っている。
 違反する奴はバンバン取り締まって、路上から追い出そうというワケ。
 現在の交通法規が、完全に正しいと思えないだけに、このあたりには異論もある。
 まあ、「完全に交通法規を尊守することがいいこととは限らない」ということぐらい、
 世のおまわりさんは、わかってらっしゃると思うので、良識ある判断に期待するしかない。
 まあ、甘いものじゃないわけだ。
 交通法規違反には、注意したいものだ。もちろん事故にも。
 メールは下記まで  
            FQ7K-TRI@asahi-net.or.jp 
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