三国一のバイク馬鹿
ちょっと真面目なお話

こういう経験をしたことはないだろうか?
例えば、半年くらい前にひどく苦労した記憶のある仕事を、
再びやることになり、うんざりしながらやったら、
思っていたより簡単に終わった。
これって、レベルアップだよね。
鐘の音、鳴りました?
音色はどれ系でもいいんだけど。
前述のような、いつの間にかレベルアップってパターンだと、
案外鐘の音聞き逃すよね。
でも、日常的に繰り返す作業が、ある日突然に、
スムーズに進行するようになるってことない?
このときに、鐘の音が鳴るのさ。
そりゃもう、高らかにね。

で、バイクの話。
バイクの免許取り立てで、初期レベルが低い場合、
鐘が鳴りまくるよね
そりゃもう、奥多摩行くたんびに鳴ってた。
そういう気がするだけで、実は身に付くにはやっぱ時間かかったんだが。
で、まあ、とりあえず事故を未然に防げる程度の運転ができるようになると、
鐘の音を聞く機会って、本当に少なくなる。
鳴りましたよ。久々に。
鳴った瞬間さえ、はっきりわかったね。
このときは、本気でそう思っていたんだが、
足首グリップとステップ荷重の重要性に気づいたのは最近。
ライテクってのは、本当に奥が深い。

俺、どうもニーグリップって奴が昔から苦手で、事実下手。
とにかく、ビシッっと太股を締める。これをやると上半身の力も抜けていい感じ。
みたいに思っていた。ほんの数週間前まで。
だから、コーナリング中にバイクがバンクしているときも、太股びっちりタンクについてる。
これはこれでいいんだけど。リーンウィズってこういう感じなのかな?
ただ、イン側の足をガバっと開いて、ヒザ擦るくらいのフォームに挑戦してみたいじゃない?
怖くて、足なんか開けねえ。
そんな感じなんで、フォームが妙に迫力不足。
形から入る日本人としては、とてもゆゆしき問題なのである。
で、挑戦。
怖いよ。マジで怖い。
怖いってことは、足を開いてしまうと、身体を支えられないとか、バイクが倒れそうで不安ということ。
事実上のニーグリップ解除だから。それは当たり前。
ライテク詳しい人はもう気づいていると思うけど、俺、すっかり忘れていた。
もうひとつのニーグリップに!
それは、足首グリップだ。
これに気づいた瞬間。鐘が鳴ったよ。そりゃもう、高らかにね。
(ベテランの方へ。俺はこの程度で喜んでいる程度の人なので、偉そうな言動も大目に見てください。)
よく考えれば、数々のライテク本でも書いてあることだよね。
で、コーナーでバイクがバンクしているとき、足首でギュッと締めると、
バイクがとても安定する。
(ごめんなさい。あんまり詳しくは書いてないです。実際には外足は太股でもホールドしてる)
見た目重視で、必要以上にバンクする。俺的にとてもGood。
ナイス足首グリップ!!
で、こりゃあいいやと思って、太股グリップなんてもう捨てて、
足首グリップオンリー!!

これがまたうまくいかない。
どうやら、ブレーキング中に身体が前にずれないように支えるとか、
直線で、それなりにスピード出すときとかは、
太股グリップがよいようだ。
で、ブレーキング終了の「例の」瞬間をきっかけに、足首グリップへ移行するといいみたい。
当たり前の話かもしれないし、もしかすると間違っているかも。
というわけで、少なくとも俺的にはかなりスムーズでかつ速い走りに近づいた気がする。
もっと速い人たちにはバンバン抜かれるし、ついても行けないんだけどね。
そのへんは、まだまだレベルアップが必要だってことなんだろうが。
で、まあ、とりあえず自己満足ここに極まれり!!って状態で、
ちょいと休憩。
なんとなく、ブーツの内側かかとのあたりを見たりして。
おおっ。傷が増えてるよ
「ベテランライダーほど、ブーツの内側はボロボロだ」
こんなフレーズ読んだ記憶あるよ。いいねえ。
形から入る俺としては、このあたりもかなりいい感じ。
ナイス足首グリップ!!
なんか、オチがないけど、これで許して。

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