三国一のバイク馬鹿
SS、底なしの楽しみにハマる。

さて、例によって、あまり関係のない話。
最近、ふと気が付くとバイクのことを考えている。
天気の都合や仕事の都合でバイクに乗れない日は、ほとんどずっと考えている。
仕事も何も手に着かない状態。
何やってんだ! 中学生の恋愛でもあるまいし。
いや、本当に困った話だよ。
正直なところ、ここまでバイクに参ってしまったのは初めてだ。
まさに恋愛対象。
次はどこに行こうかとか、何を買ってあげようかとか、
どうすれば機嫌が良くなるのかなんて考え出すと止まらない。
(念のため:ここの作者は変人です)
これが、魔力って奴なのかねえ。
魂だけならまだしも、財力のすべてを搾り取られるのにはさすがに困っているが。

さて、ついに終わってしまったザ・黄金週間ですが、
みなさま、楽しく過ごせましたか?
私は今までにないほど充実した連休を送りました。
根性入れてきちんと仕事を終わらせたおかげだな。
いや、まったくその通り。うっかりすると、ダラダラとずっと仕事するところだった。

 で、黄金週間初日の4月28日。
行って来ました「朝練」。
なんと、首都高速の錦糸町入り口に、
午前4:00集合。寝てません。
参加メンバーは、俺、
Italian Red Machine氏と、その知人の
996Monopost氏、SS900(黄色)氏、
そしておなじみのGON。計5人。
このことについて、くわしくは、
MONSTER MAGAGINEを見て頂戴。

乗せてもらいましたよ、憧れの940SS。ちょっと怖々乗ってますな。
ちなみに、撮影は例によってGON。
これがまたとんでもなくいいんだ。
つけているパーツがスゴイっていうのもあるけど、
それ以上の良さを感じる。
きちんとセットアップされている
とか、そういう感じ。
俺、かなり激しく誤解していたんだけど、チューニングされたバイクとか車って、
乗りづらくて当然。 みたいな誤解をしていた。
とんでもなく乗りやすいんだから。
ドゥカティは、腕がないと乗りこなせないイメージがあって、
事実乗りこなしにくいんだが、
誤解していた乗りづらい感覚は、チューニングでほぼ解消される。
これは断言していいと思う。
現在お世話になっているショップで、チューニングすればするほど「乗りづらい」と感じている人は、
すぐに別のお店を探しましょう(下記参照)。
だって、「乗りこなしにくい」バイクは、いずれ乗りこなせるけど、
「乗りづらい」バイクは、ずっと乗りづらいままだもの。これ実体験で認識。
(このへん、の「乗りこなしにくい」と「乗りづらい」の定義は「湾岸ミッドナイト」参照のこと)
Italian Red Machine氏の940SSなら、俺でも相当速く走れそうじゃん。マジでそう思った。
思っただけね。俺のような下手クソが勘違いしてペース上げれば、多分死ぬ 。
もちろん、そういう怖さもきちんと伝わってくるのだ。本当に優秀だ。
何より、ペースは遅くても、とても楽しいんだよね。
となれば、問答無用でMOTER PRODUCT YAJIMAへ直行。
ちなみに、 MOTER PRODUCT YAJIMAとは、Italian Red Machine氏がお世話になっているショップ。
氏のホームページにて、詳しく紹介されています。
事実、その日も行ったんだが、その日はバイク談義に花を咲かせて、
後日(5月1日)、単独でYAJIMAへ。(抜け駆けともいう)
さっそくオイル交換をお願いした。
これがまた気配り全開で、捨てたオイルきっちりチェックして、
「3回目にしては、金属汚れ多いね」 とか、丁寧にアドバイスしてくれる。
その上! チェーンの張り具合を俺自ら乗車した状態で調整してくれた!!
こんなことをしてもらったの初めてです。
驚く俺に、あっさりと社長は「こんなの当たり前」とのたまう。
(ちゃんとした店なら、言えばやってくれるはず)
さらに!! コグドベルトカバー開けてベルトの張り具合も見てくれたし、
クラッチにサビが目立ったので、カバーはノーマルに戻した方がいいと忠告までしてくれる。
頼んだのは、ただのオイル交換だよ。 この懇切丁寧な対応はすごいよ。
ほとんど、我が相棒をお医者様に診てもらっているように感じた。
自分がかかる医者なら、できれば良い医者に診てもらいたい。
相棒だって、それは一緒だよねえ。オイルなんて、バイクの血液なんだから。
で、さらに今後のアドバイスまで。
いやあ、なんて充実した一日なんでしょう。

この話には続きがある。
その後、5月5日に再びYAJIMAへ。
おそらくは、「次はこれをやろうね」ってニュアンスだったんだろうが、即注文していた。

まずは、リアスプロケット2丁上げ(40T→42T)。
ついでにチェーンも交換。ゴールドカラーもGoodです。
見てくれはこのさいどうでもいいんだが。
加速も良くなるし、通勤で毎日街乗りする俺には最適。

クラッチ痛めたのは、他にも原因(後述)があるが、
クラッチの負担減らすにも良いです。
最高速度も、220km/hが210km/hまで落ちるみたいだが、 (自分で試算したから間違いかも)
そんなの全然平気。 だって、それ、俺にとっては峠を走る速度じゃないもの。

続いて、ブレーキパッド交換。
そりゃあ、アセンブリー全部交換が理想だが、
(ブレンボのアルミ削りだし+鋳鉄ディスクとか)
そんなにお金がないので、ベターなプランにした。

その原因は、ブレーキディスクに傷が入ったから。
ノーマルのパッドは、硬いみたいで、ディスクが減るらしい。
俺はそんなもんかと思っていたが、よく考えると、
前出904SS号とかは鋳鉄ディスクがつるつるで、乗り込むと鏡みたいになるという。
YAJIMAで肉眼で確認したが、まじでだった。
このパッドは、ノーマルより柔らかいらしく、効きも全然違う。
ブレンボ製の金色のパッドで、多分レース用。
スーッと止まって、握れば握るほど効く。
コントローラブルなブレーキとは、
こういうものか!

まさに、目からウロコが落ちました。何枚も。
(まとめていくつか注文していたので、今なら在庫ありますよ、お客さん)
ついでに、鋳鉄ブレーキディスクの「フル」フローティング の意味なんかも教えてもらったりして。
俺の勉強不足だが、熱膨張で変形しないように、フローティングで浮かしておくだけでなく、
(この場合、普通のブレーキディスクのように、隙間があればいい)
パッドが両側から押されたとき、常にセンターでプレートを挟むように、
左右にも微妙に動くようになっている。これぞ、bremboって感じだ。
興奮して、「初めて知りました」なんて言ったら笑われた

とどめがコレだ!!
真っ赤に塗装された(YAJIMAロゴ入り)
クラッチカバー。
やたらとカッコいいです。

 実はコレ、オイル交換のときに、「今度ノーマルのカバー持っておいで」、
と言われていて、その時、どうせならコレみたいに赤く塗ってくれとか言っていたのだ。
で、 当日忘れた。大馬鹿者である。
が、 そこは社長太っ腹である。
余っていたカバーを着けてくれたのだ!! 
ここまで気を遣ってもらうと、ユーザーは大感激だ。
社長がよく口にするのは、
「どうせなら長く乗った方がいい」とか、
「ドカはいじればもっと乗りやすくなるし、なにより楽しい。バイクは楽しくないと」という。
「長く乗るなら、鉄クズみたいなバイクはダメ。ドカがいい」とも。
クラッチカバーひとつにしても、「長く楽しんで欲しい」という考えが現れているような気がするのだ。

ちょっと話は前後するが、クラッチを痛めた話。
俺の乗り方が下手で痛めてしまったのはもちろんなんだが、
サビてしまったのは、開放型クラッチカバーの取り付けのせい。
ここの末端の一部が、ハウジングと接触していて、ガリガリこすってた。
付けっぱなしってことか!(怒)
気づかなかった俺も馬鹿だが、そういうのちゃんと見て欲しいなあ。
Italian Red Machine氏や、朝練に言った996Mono氏、SS900(黄色)氏は、
みんな同じ某バイク店の被害にあっていて(俺なんか軽い方だ)、
被害者友の会結成しようとか言ってるが、これマジ。
試しにオイル交換して、オイル見せてくれるまでとはなくとも、
オイルの状態がどうだったとか 、そういうこと教えてくれない店はヤバいです。
大事なバイクだからこそ。世話になるお店には気を使いたいです。
YAJIMAは、こちらの腕前や、懐具合に合わせて、のんびりチューニングにつき合ってくれるのもいい。
(さすがにはしゃいで金使いすぎたんで、当分は無茶できん)
きっと、バイクを見ただけで、俺の腕前もバレバレだろうから、
パワーアップとかではなく「乗りやすく」する方向でアドバイスしてくれるし。
あと、いつも誰かが顔を出していて、バイク談義に花が咲いている。
バイク好きのたまり場という雰囲気はとても親しみやすい。
みんな親切で、YAJIMAツーリングに誘ってくれたり(次は必ず参加します)、
自慢の愛車に乗せてくれる!!
この日は、白と赤と黒のYAJIMAカラーにペイントされたM900に乗せてもらった。
これがまたとんでもなくいい。
俺、見た目のイメージだけで、アップハン+ネイキッドのバイクは好きじゃないんだが、
M900は特別。こんなに楽しいのだと知っていたらM900にしていたよ。
繰り返すが、単に高価なパーツごっそり装着しても、
このフィーリングは絶対出ないと思う。
せっかく良くなった自分の愛車が一瞬にして物足りなくなったのはの良し悪しだが。
それでもって、バイク仲間が集まって、真っ昼間からビールで乾杯!!
俺もごちそうになりました。美味しゅうございました。
(帰るときには、ちゃんと酔いは醒ましましたよ。俺は。)
とにかく、整備してよし、チューニングしてよし、顔を出すだけでよし。
いいショップです。本当に。
これからもお世話になります!

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メールは下記まで SS900@mac.com