三国一のバイク馬鹿
オーバーホールの話
なんていうかねぇ・・・。
無理にやらなくてもいいのに、余計な苦労を背負い込むことがないかい?
例えば、仕事が詰まっているときにホームページ更新とかな
今日はいんだよ!
とりあえず1日のノルマはきちんと果たした。
仕事関係の字を書く気力はないんだが、
言語中枢がどうもハイになっていて、
どうでもいいことを書きたくなったわけだ。
んで、冒頭の話題に戻るわけだが・・・
ああ、オンロードバイク乗ってるのに、
未舗装の林道入って遭難するとかな。
そういうこともあるよねえ。
ま、得る物もそれなりに大きいのが唯一の救いかね。
失う物もかなりでかいんだけどな。
前回の愛車紹介を書いていて、ふと思ったんだが。
外装ばっかだな、と。
ま、それはそれでいいんだが、オーバーホールの話もちょっとしておこうかな、と。
雑誌なんかでもよく言われるんだが、ドゥカは1万kmとか2万kmでオーバーホールした方がいいって話。
俺はなんとなくやったんだが・・・。
もしも、2万km走行して特に異常がないなら、オーバーホールしなくてもいいのかも。
(ヘッド開けてデスモの調整したりとか、コグドベルトの張り調整なんてのは、定期メンテだよ)
俺の場合、結果から言えばやってよかったんだが、
とんでもねえパンドラの箱だった。
確かにギアは渋かった。ニュートラル入らないし、ギア抜けも多かった。
でも、普通に走っていたし、サーキットで200km/h以上とか、平気でやっていた我が愛機。
ピストンとシリンダー交換。腰下まで全バラにして組み直しでした。
ピストンはあきらかに斜めに傾いたまま上下したような深いキズが入っているし、
ミッションを動かすためのアームのネジ(2本ある)が1本取れていたし。
エンジンが壊れずに走っていたのが不思議なくらいだそうだ。
ここで結論。
ドゥカのエンジンは頑丈です。
国産車の頑丈とは別の意味で。
多少壊れていても動いちゃうんだから、始末が悪い。
つまり、まあ、特に問題を感じていないのに、教科書通りにオーバーホール頼むと、
驚愕の事実が判明する可能性があるということだ。
運良くオーバーホール前に売っぱっらった人が一番幸せなのかもしれない。
だから、中古のドゥカはかなり危険な香りがします。
YAJIMAで話を聞くと、中古のドゥカはだいたい修理でもう一台分お金がかかっている。
というか、長く乗るならそれを覚悟した方がいいのかもしれないなあ、と無責任に思っている。
もちろん、すべての中古ドゥカが(新車も含むわけだが) 壊れているわけでなく、
とにもかくにも普通に走るなら、そのまま乗り続けるのもいいのかな、と。
(実際、直接の原因とは言いたくないが、オーバーホール資金の調達が謎の失踪の遠因であるのも事実だ)
しかし、しかしだよ。
組み直したエンジン凄いんだよ。
謎の失踪期間もあるし、別のバイク(労働1号)乗っているのもあって、
新車時点のエンジンのフィーリング忘れているのだが、
今、ドゥカに乗っていて思うのは、
こんなにいいエンジンだったかな?ということ。
雑誌では、インジェクションのSS900はとてもスムーズになり、
SS1000DSに至ってはウルトラスムーズで嫌う人もいるほどとか。
間違いなく、YAJIMAでいじったキャブ仕様のドゥカの方がスムーズだったわけだが。
もちろん、俺のも。
比較対象が違うのかな?
まあ、空冷のドゥカエンジンがスムーズなんて表現されるのはレトリックのごまかしで、
雑誌記者がよく使う(俺も使う)、耳当たりのいい、悪口なわけだが。
ま、そういうことなんだろうな、と。
困ったことに全然違うんだよ。町内一回りで実感できるほどに。
昔、ドゥカは乗りこなしにくいけど、乗りにくくはないとか言っていたけど、
ただの乗りにくいバイクだったと、今なら言える。
今のはいいよ。荒っぽく地面を蹴り飛ばす力強さはそのままに、
本当の意味でスムーズになっているから。
気になる人は俺のSS乗ってください。
一発でわかります。
でも、これもパンドラの箱かも。
本当のドゥカを知る→そのままYAJIMA直行→驚愕の事実発覚!!
その、不幸とも幸運とも言えないコンボが待ち受けているから。
ここまでの文章で、一度否定をしているね。
オーバーホールなんてしなくていい(かも) but オーバーホール凄いよ!! ってね。
さらに否定をすると二重否定になって何を言っているやらわからなくなる。
そこで、あえて二重否定。
俺のSSの場合、ハイコンプ化はしているけど、ボアアップもしてないし、CPUもそのまま。
(ドゥカテイパフォーマンスのCPUとマフラー、エアフィルターのキット)
ま、カタログスペックじゃマフラー交換時点で、80→87馬力 ということらしいけど、
そんなのどうでもよくて、オーバーホール後もたいして最高馬力は変わっていないということ。
最高速だって、上がらないだろうなぁ、と。
(スプロケ変えてるから、むしろ下がってる)
だから、そのへんを期待するなら、オーバーホールしても意味がない。
基本的にバラすだけなら、ファインチューニングなわけだし。
だいたいボアアップとかハイコンプ、ハイカムを組み合わせちゃうから、よくわからんかもしれないし。
オーバーホールの変化は数値化できません。
数値に表れるハイパワー化に価値を見いだすなら、 オーバーホールはコストに見合わない。
ということ。
はい、すでに書いている俺が何が言いたいかよくわかりません。
ほぼ問題のない状態(ドゥカでいうアタリなら)、腰上だけで20〜30万。
腰下もやるなら、50万かかります。
俺の場合、ハイコンプ化+サーフレックスのスリッパークラッチ交換込みで約100万。
得られる物はほんのわずかだと思います。
どう思うかは人それぞれだと思うけれども、
俺はやってよかったと思っている。
金額以上の価値がありました。
やってみますか? オーバーホール。
驚愕の事実を知るスリル込みで、お薦めですよ。