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小人閑居して不善を成す

小人閑居 the BEST 2006

え〜、ほとんど、何の更新もせぬまま、この季節がやってきました。

これはこれでまずいね。
相変わらず、いろいろ手を出すわりには
すぐ飽きる
Mixiとブログとホームページの役割分担して、
どうにか、どれも更新続けたいんだが。
まあ、ぼちぼちやるか。

さっそく本題だが、その前にちょいと復習
カテゴリーは、映画/アニメ/特撮/マンガ/ゲーム/小説。
それぞれ、3本挙げます。
本命:鉄板で今年のNo.1
対抗:本命に負けず劣らず良いモノ
大穴:意外なところだが、良いモノ
例によって、資料等の参照はしません。
記憶に残っていない作品は対象外
ド新作が有利になるが、そんなものは気にしない。
というわけで、いってみるとしよう。
ブログの影響のせいか、淡泊だな・・・。

映画
今年はまあ、そこそこ見た。
ところがあまりにも戦争映画見過ぎて、ちょっと見飽きた感もあったり。
来年どんな作品が記憶に残るかが楽しみになってきている。
本命:スターウォーズIII
単品評価でもNo.1だが、3ないし6作合計だともう他を圧倒する。
単純に面白い。
何度見ても面白いとか、見るたびに発見がある作品じゃないんだが、
良いモノは良い。という不動の地位にある。
対抗:宇宙戦争
これはもう、文句なしで大絶賛。
トム・クルーズがどうとか、家族の物語とか、まあ、どうでも良くて、
あのでかい重機動メカが街を壊しまくりで最高。
これから特撮で巨大メカを映像にするなら、この作品が目標になるはず。
つか、乗り越えるの至難。
日本のアニメなんかでも、正体不明、意図不明の敵って設定は多いんだが、
この人、「激突」やら「ジョーズ」やら、
そういうパニック物でも天才だったと、最近思い出した。
大穴:キングダム・オブ・ヘブン
他にも捨てがたいものがあったが、今回は意図的に戦争映画で揃えた。
戦争映画とも言い難いのだが・・・。
リドリー・スコット映画としては、正直イマイチ。
映像はきれいだし、ただのドンパチ映画でもないんだが、
もうひとつ、インパクトに欠けたっていうか・・・。
ただ、ドラマはいろいろな見方ができて、10年後に見ると意外に面白いかも。

アニメ
思うところあって、テレビアニメをわりと真面目に見るようにしたんだが、
けっこういいものがあって良かった。
ただ、なんというか、趣味に合うものが少ないというか、
「アニメでやる必要があるんですか?」的な作品が多いね。
俺の嫌いな漫画原作物に多いわけだが。
あるいは逆に、第1話どころか初見5分で痺れた作品は、
何故かロボットアニメだったりするという自分の鋭敏な嗅覚にちょっと驚いた。
本命:ガン×ソード
これこれ。荒野を舞台にしたアウトローぽい活劇とか思っていたら、
ロボット出てきやがった奴。
もう最高です。
かなりバカに徹したストーリーだったのだが、意外に正統派の作り。
深夜枠でなくても良かった気がする作品ではある。
どうでもいいけど、最近のマニア向けアニメ等で、
中盤に水着乱舞の回があるのは、最近の流行なのか?
対抗:機動戦士Zガンダム(劇場版1と2)
パッと思いついたのがこれだけだった。
いろいろ見ているんだが、思い出せないのは何故だ!?
タイドライン・ブルーとかスピード・グラファーとか、それなりだったんだが、
まあ、Zガンダムはある意味鉄板。
完結する来年にとっておいても良かったが、
久しぶりにガンプラ買ったので、記念的意味をこめていれとく。
第3部見ないで言うのもあれだが、
第1部がおそらく最高の出来。
第2部は「恋人たち」ってタイトルのわりにはあまりにもストイック。
TVシリーズよりもクセ物っぽさが濃厚になっているような気がする。
大穴:アカギ
意外でもなんでもないんだが、
この緊張感はちょいとハンパじゃない。
実際、麻雀としてのストーリーというか、闘牌は、勢いがすごい。
スポンサーなしの深夜枠(日テレがスポンサーか?)のわりには、
キャストが豪華。
この演技の上手さも緊張感を醸し出す理由かもな。
ついでに
「ざわざわ」なしで、よくがんばっている。

特撮
今回新規追加枠。
まあ、いろいろ書きたいことがあったからなんだけど。
映画の金のかかった特撮もいいが、TVの特撮もあいかわらず。
金がすべてってのも悲しい話だが、CGありきの特撮だと、日本は厳しいね。
このへんを、どうやって突き抜けていくかが楽しみなところ。
本命:仮面ライダー響鬼
なんだかんだ言って、前半も後半も良い。
こんなの仮面ライダーじゃない!! とか、そういうのはどうでもよくて、
うまく物語として昇華できなかった感はあるが、
ヒーローとそれを見守る少年の成長を描くという試みは興味深い。
でもまあ、そろそろ仮面ライダーはお休みしてもいいんじゃない?
とは思う。
来年もあるらしいけど。
対抗:GARO
「子供の見るもんじゃねえ」とか言っていた予告とか、
ダークヒーローっぽいお話とか、たしかに深夜枠(大人向け)だが、
意外でもなんでもなく、正統派の特撮ヒーロー物。
雨宮慶太らしい香りがぷんぷんするが、
朝にやっている定番の特撮物より真剣に作っている気がする。
26話も続くらしいので、この先の展開にも期待。
大穴:セイザーX
特撮ヒーロー物って、これでいいんじゃないの?
と思わせた作品。
前作、前々作は見ていないが、路線はそうとう変わったらしい。
徹底して「子供のために」作っている感じ。
ストーリー的に見応えなんぞ、ぜんぜんないのだが、
なんとなく、これを見ないと土曜日が始まらない気がしている。

マンガ
最近じゃ、すっかり開き直って堂々とマンガ読んでるわけだが、
じじい趣味はこっちでも濃厚になりつつある。
医者、弁護士、グルメ系の青年誌ネタが気に入ることが多いし、
少年漫画がどんどんつまらなくなってきている。
まあ、いいや。くどくど言わずに良い物だけ紹介しよう。
本命:おせん
実はここ数年、ずっとNo.1。
こういう粋と風情にあふれた作品が気になって仕方がない。
落語にまで手が伸びたら、最後だと思っている。
基本的に食い物のマンガだが、応用範囲がかなり広く、
器から、食材そのものから、いろいろな題材が扱われている。
日本人で良かったな〜 とも思うし、実情としての自分のお粗末さにもあきれる。
対抗:湾岸ミッドナイト
今更、という気がするが、今では「頭文字D」より面白い。
車マンガだと、走らせる人が主体になるのだが、
このマンガは、作る側(改造する側)の人が主体っぽい。
クセの強いチューナーが多いし、そのぶん魅力がある。
ネタの続く限り、描き続けて欲しい。
大穴:魔法先生ネギま!
つい最近まとめて買った。
ハリーポッターの亜流か、
ただの美少女マンガかと思っていたら、
けっこう真面目にファンタジーしていて、かなり読ませる。
この先の展開が気になるってほどではないのだが、
ある意味、今風の少年マンガの王道なのかも。

ゲーム
全然やってねえ!!
どんなゲームが面白いのかもわからなくなりつつある。
というわけで、今回はとくにBESTは挙げない。
来年もこれなら、ゲーム枠はなくなるかも。
俺自身、リスクの少ない続編系ばかりやっているのだが、
前評判だけで、これはスゴイと思わせる新作がないような・・・。
やらない気配濃厚だが、「ローグギャラクシー」は期待している。
ただ、RPGでフルボイスは逆に感情移入がしにくいなあ、と。
むしろ、キャラクターもリアルすぎて映画見ているみたいだし。
FFなんか、最初からフルCGムービーだけでOKという気もしてきた。
XBOX360は買わない予定だが、「ブルードラゴン」は気になる。
ハイデフで、ムービーに頼らずにどうやってゲーム性を高めるかが気になるところ。
ついでに言うと、未だにFF11をまたやろうかという発作が起こることがある。

小説
いちおう、色々読んではいるのだが、
それだけに好みがうるさくなってきたことを実感。
映画のノベライズのようなエンターテイメント色の強いものに飽きてきた。
つうか、映画で見たい。
いわゆる純文学とかは、小説としての王道なんだろうと思うが、
読むのは苦痛。
ただ、わがままになっただけか・・・。
本命:天切り松闇がたり3 初湯千両
お正月に読むことをおすすめします。
浅田次郎節全開のシリーズだが、安心して読めて感動できる。
どれを読んでも同じ的な気もしつつあるが、でも読んじゃう。
この人の本を読んでいると、幸せな気分になれます。
対抗:宇宙戦争
これ、映画でも書いたけど。まあ、許せ。
俺が大絶賛した映画の方、評判良くないみたい。
問題はお話の方みたいで、
凶悪にして残忍な宇宙人が風邪引いて全滅
という、あまりにも画期的な結末がダメだったのだろうか?
俺は、(この映画見る人は)そんなものは知っていて見に行くと思っていたが、
まあ、(原作ではなく映画での追加だが)1万年くらい前から準備していながら、
いわゆる地球固有のウイルスを調べてないのはお粗末とか、
いろいろ言えるように作ってしまったのは、俺も不思議。
原作の罪ではありません。
いろいろな人が、この原作はいつ読んでも発見があるというけれど、
今読むと、やはりテロとか、一方的に侵略される人々の戸惑いや混乱が、
印象に残る。
古典中の古典だが、いい物はいつ読んでも良い。
大穴:もっと蕎麦屋で憩う
杉浦日向子先生に黙祷。
この本は、まあ、杉浦日向子と蕎麦愛好家の集まり(ソ連)による、
憩いのための蕎麦屋の紹介(増補改訂版)なのだが、
なにはなくとも、杉浦日向子さんの軽妙洒脱な文章に惹かれる。
(じゃあ、他の著書をピックアップしろよ!! とは言うな)
いわゆるグルメ本で、食い物の描写の上手な人は多いが、
杉浦日向子の文章には粋な風情がある。
うまいまずいの表現がどうとかではなく、その店に行きたくなる。

相変わらず、露骨に偏りがあるが、気にするな。
今更だが、これらに対する順位とかはどうでもよくて、
記憶に残った作品とちょっとした感想をメモっておくと、
後で自分が見て面白いかなと思ったわけだ。
というわけで、来年もやります。

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