発行日: '99年 5月 9日(日)
発行:守山リス研事務局
南への12mの橋は、スギ(胸高直径39cmφ)に結びつけられていた。その周りには、多数のかなり太い樹木が存在していた。
ヒノキの樹齢は30年から40年前後? スギ30年から45年前後? ケヤキが70年近くと推定される。このことから、橋の南側は樹齢で30年から70年の豊かな森が存在したと思われその更に南の次第に高くなる所には、クルミ、モミ、カエデ、ミズナラ、ホウノキ等の樹高が15〜20mの高木が連続して樹冠を形成して尾根に続いていた。その様子は下記の写真を参照。道路を挟んで、右側(南側) と中央に見えるのは沢の反対側の森。
リスの橋の北側の辺りには、スギが多数存在し(下写真スギ群落)西側下り部分には、多数のスギヒノキ林がある。南側の樹林と同傾向を示しており、道路で同じ樹林が分断されたことが確認できた。
またリスの橋の東側には、南から北に向かって下る沢が存在し(下写真広葉樹群落)、北側の沢の底には、多数のクルミ林、ミズナラ林が存在。リスはこのクルミ林にクルミを食べに移動していると思われる由。
この沢を境にして、針葉樹林群が西側で、東側に落葉広葉樹林群が分かれて構成されていることがわかった。
標高差で70-80mありそうだが「ねぐらと餌場が接続した長さ100-200mの森が連続して存在している状況は重要な要素」と思われた。
リスの橋の東側から見た連続した樹層の様子
(続く)