発行日: '99年 5月 8日(土)
発行:守山リス研事務局
○森林公園 7:05出発 95 181 233 290 ○春日井IC == ○飯田IC ==== ○諏訪IC == ○甲府昭和IC == ○大月IC 7:15 95km 8:45 80km 9:20 60km 10:20 43km 10:45 -9:35
野生生物との共存をめざした街づくりの大月市事例から、緑の回廊づくりのための条件・課題を明らかにする。特に「樹林の質と量、街との相互関係を学ぶ」を主眼とする。
大月駅から15分離れた団地にすぐ向かう。インフォメーションセンターで団地造成の時からのビデオとNHK 「おはよう日本」で放映の紹介。ビデオを見た後、質疑。この地域の状況としては、
リスの橋は、この地に住んでいたリスの行動をテレメトリ(無線機を取り付けて移動を知る方法)で確認し、工事中からも目撃事例が多かった場所に、団地への進入道路を建設せざるを得なかったため、リスの橋を建設した由。
リスの橋 全景
幅5mの道路を横切る吊り橋の長さ=28m。そこから山側(南)に更に12m の橋が接続されている。リスが道路を横切らないようにすると同時に、橋へ誘導するため高さ1mの樹脂製の柵が道路南側 に長さ30mと北側に60m設置されている。
樹脂製の柵
幅40cmのネットの左右にワイヤロープが通されて、橋を固定。そのネットの上に乗せられた杉板が板金とボルトでネットに結合。杉板には表皮が付けられたまま。道路を横切る橋28mにはカラスの攻撃を防ぐテグス(透明な釣り糸)が並行に数本張られていた。それは、橋ができた後、カラスが橋に止まって待ち伏せたり、滑空して襲ったりしたためテグスを設置してカラス避けとした結果近づかなくなった由。(栃木県の井頭公園の給餌台にもカラス避けテグスが張りめぐらしてあった)
スギの木への橋の取り付け状況
(工事期間中の保全用の給餌台も見える)
スギに鉄板を巻き木片で木に傷が付かないようにワイヤーロープを固定した様子、
ネットの上の皮付きのスギ板と固定板金の様子
橋の上にはテグスが張られている
(続く)