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作品名
(順不同) |
アーティスト/演奏者 | 一言 | |
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人生は風車
・沈黙のバラ(2枚) (TAKE OFF) |
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カルトーラ | 最初私のサンバに対するイメージは、ボサノヴァよりもうるさくて軽い感じの曲というものでした。でもこのアルバムを聴いてそれが実に偏見であったことを思い知らされました。このアルバムで繰り広げられるのは実に上品で、哀愁に満ち、何よりも美しいサンバの世界です。ここには「歌」があります。本当に音楽とは何かということを改めて考えてみたくなる名盤であります。CDでは1974、1976に発表された二枚をカップリングでお得用でございます。 |
NERVOS DE A0・
PAULINHO DA VIOLA (2枚) (EMI) |
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パウリーニョ・ダ・ヴィオラ | 「彼の作品の大きな特徴は、ボルテーラのサンバ独特の長くてエンヘード的な構成を持ちながら、メロディーの端々にまでショーロ譲りの繊細な美しさに溢れているという点だ。まさにサンバとショーロの最良のフュージョンであって、誰にもマネの出来ない彼独自の世界である。(笹子重治/ブラジリアンミュージック/音楽の友社)より」1973、1978年のニ作のカップリング。非常に聴きやすく、ブラジル音楽の良さを知るには恰好のアルバム。 |
MUITO
(Poligram)
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カエターノ・ヴェローゾ | 1978年発表、アコースティックで洗練された中にも、存在感のあるサウンドを聴かせる。 |
フェラ・フェリーダ
(PHILIPS)
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カエターノ・ヴェローゾ | カエターノヴェローゾ1987年の傑作。絵画的であり不思議な吸引力を持った音楽。多様な可能性を感じさせる。 |
ばらに降る雨
(PHILIPS)
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アントニオカルロスジョビン
&エリス・レジーナ |
今は亡きアントニオカルロスジョビン、エリスレジーナの夢の共演アルバム。情熱的なイメージのあるエリスレジーナが、ジョビンの繊細な曲をしっとりと歌いこなしていて、静かに美しい仕上がりになっております。やはりアントニオカルロスジョビンというのは世界的な作曲家であるんだと改めて感じます。 |
未知との遭遇の日々
(BMG)
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レニーニ | レニーニ12年ぶりのソロサードアルバム。高いテンション、これぞコンテンポラリーなサウンド。 |
tributo a noel rosa
(Velas)
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イヴァン・リンス | ブラジルのアーチストでは私の最も好きな一人であるイヴァンリンスが、彼と同じカリオカ(リオっ子)で早世した天才と呼ばれているノエルホーザの作品を取り上げたアルバム。
ノエルホーザは1930年代中心に活躍し、放蕩生活を好み、酒、女性を愛し、そして何よりも音楽を愛したという、ボヘミアンだったそうです。 イヴァンリンスのセンスもさることながら、ノエルホーザのような一昔前の曲でもブラジルには良い音楽があるということが良くわかります。 |
ジェライス
(ENI)
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ミルトン・ナシメント | ジェライスというのは、次にも御紹介するミルトンの「ミナス」と合わせて「ミナスジェライス」というブラジルの州、彼の故郷であります。このアルバムは彼の代表作でもありますが、もうブラジルを超えた名作。
独りの静かな夜、故郷を思い出しつつこのアルバムを聞くと、とても心に沁み入ります。特にLPではラストだった故郷への賛歌「ミナスジェライス」で、その感動はクライマックスに・・・ |
ミナス
(EMI)
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ミルトン・ナシメント | 前述の「ジェライス」のリーダー作。ミルトン独特のファルセットヴォーカルにのせた幻想的なサウンド。「砂の岬」はBoomの宮沢和史氏もカヴァーした名曲。
やはり一人静かに聞きたい名盤です。 |