さて今まではニールのヒット曲のオンパレードであったが、ここで、(「いつもと違う曲も歌う」と言っていたのが、これらしかったのだが)、ジャズのスタンダードの名曲が2曲歌われる。
伴奏のジャズピアニストが紹介され、ニールが好きな作曲家の曲ということで「I'LL BE SEEING YOU」「MY FUNNY VALENTINE」、がやはりシットリと歌われる。最近のニールの動向を象徴しているような選曲である。 次は最近のニールのアルバム「Tales of Love」にも収録されていた曲「Alone At Last」がインストロメンタルで演奏される。一旦ニールは退場。 ニールが再び戻り、今度は1970年代のノリのいい曲「GOOD TIMES,GOOD
MUSIC,GOOD FRIENDS」〜「WHEN YOU WERE LOVIN' ME」のメドレー。
一段落ついて、ニールが思い出深い曲ということで、日本語の曲をピアノの引き語りで歌う。 さて、いよいよコンサートも終わりに近づいてきた。
そしてラストは、もう一度「恋の片道切符」〜「カレンダーガール」。
最初僕は、静かなクラシック的コンサートになるのかな、と思っていたけれど、終わって見れば、まぎれもなく、アイドルポップスターのコンサートであった・・・。
現在は1900年も過ぎ去り、もう西暦2000年をむかえている。それでもってニールセダカの全盛期というのは確かにもうとうの昔に過ぎ去ったのかもしれない。
オールドファンと僕に共通していることがあるとすれば、それは、ニールセダカが好きで、美しいニールのサウンドに郷愁を感じているということなのだ、という気がした。 いろいろあったようだが、隣のご夫婦(?勝手に決めつけてしまったが)も来て良かったと思っているに違いない。今夜は少しは前向きな会話をお二人でかわすに違いない・・・(実際はドウカナ?わからんが。) 僕も1970年代のニールの生曲が聞けて満足したので、オジサンオバサンに混じって、弟達の待つ既に日も沈んだ川口リリアホールの出口へと、心の中でスウィングしつつゆっくりと、しかし一歩一歩着実に噛み締めるがごとく、足を進めていくのであった。(2000.2.1)
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1 | (バックミュージシャンによるヒットメドレー) | . |
2 | おお!キャロル | OH!CAROL |
3 | すてきな16才 | HAPPY BIRTHDAY,SWEET SIXTEEN |
4 | 可愛いあの娘 | NEXT DOOR TO AN ANGEL |
5 | BAD BLOOD | . |
6 | SOLITAIRE | . |
7 | NEW YORK CITY BLUES | . |
8 | 悲しき慕情 | BREAKING UP IS HARD TO DO |
9 | きみこそすべて | YOU MEAN EVERYTHING TO ME |
10 | 愛ある限り | LOVE WILL KEEP US TOGETHER |
11 | 間抜けなキューピッド | STUPID CUPID |
12 | カレンダーガール | CALENDAR GIRL |
13 | 恋の日記 | THE DIARY |
14 | 雨に微笑みを | LAUGHTER IN THE RAIN |
15 | 恋の片道切符 | ONE WAY TICKET TO THE BLUES |
16 | I'LL BE SEEING YOU | . |
17 | MY FUNNY VALENTINE | . |
18 | Alone At Last (バックミュージシャンによるインストロメンタル) | . |
19 | GOOD TIMES,GOOD MUSIC,GOOD FRIENDS | . |
20 | WHEN YOU WERE LOVIN' ME | . |
21 | ? | . |
22 | THAT'S WHEN THE MUSIC TAKES ME | . |
23 | 恋の片道切符 | ONE WAY TICKET TO THE BLUES |
24 | カレンダーガール | CALENDAR GIRL |
ニールの名曲が忘れられていくのは非常に残念という意味も込めて。●こちらへ。 |