近年のインターネットの普及と放送メディアの多様化により、通信環境、放送環境が大きく変化しています。 家を新築する際には、その時に必要な部屋への配線だけをしておくと、後にこの部屋にも配線をしておけばよかったなどと後悔することになりかねません。 このような後悔をしなくても済むように、出来る限り考えられる配線をしておいて、将来に備えておきたいというのがマルチメディア先行配線の考え方です。 部屋の中を配線がむき出しにならないように、壁の中へこれらの配線を閉じ込める必要がありますし、また将来、違った通信形態が登場しても対応が可能なように配線の入れ替えが出来る配管などの対応も必要です。 これらの配線は住宅メーカに一任しておくと、十分な対応が期待できないか、もしくは非常に多額の費用がかかることも考えられます。 私も新築の際には、自分で納得の出来る対応をしておきたいと考え、これらの費用を抑えるためにも自分で出来ることは自分でやるという方針で住宅情報化に取り組みました。 ★新築時のコンセプトと配線の概略 新築の時から約3年がたち、現在の環境は最初の計画完成時から変化しています。 まずは新築時のコンセプトと概略配線を紹介します。 コンセプト
![]() 各部屋には情報分電盤からLAN配線、テレビ配線、電話配線がスター型配線で壁の中を通して配線されます。 情報分電盤には家の外からBSアンテナケーブル、CATVなどのテレビ配線が入り情報分電盤の中にあるブースターで増幅した後に分配器を通して各部屋に同軸ケーブルにて分配されます。 また、2世帯2回線ある電話は情報分電盤のターミナルを介して各部屋にはパラって接続されています。 入居時点ではとりあえず、各部屋に電話口があるだけの状態です。 また、新たにNTTのBフレッツに加入し、光ケーブルを情報分電盤に引き込み、ここにONUを設置して、各部屋にLANを構成するのですが、入居時点ではルータは書斎において書斎のパソコンで管理できるようにするために、情報分電盤から書斎までWANを引き込み、ルータから再度情報分電盤に戻して、情報分電盤内のスイッチングハブから各部屋へLAN接続を行うようにしました。 |
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