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構想設計


とりあえず約6畳の部屋が確保できたのでここにホームシアターを準備するために設計をしてみました。 新築の家を建てる際に間取りをあれこれと検討するために3Dマイホームデザイナーというソフトを購入しました。 このソフトは間取りの検討に非常に役立ちましたが、部屋のインテリアなども3Dで確認できるというすぐれもので、これをホームシアターの検討にも応用して設計段階でどのような感じになるのか大まかなイメージをつかむことができました。

まずは上面から観た配置図です。

何しろ部屋が6.5畳と狭いため大画面でスクリーン投影するためには、縦方向に画面を見るようにスクリーンを配置することになります。スピーカは部屋全体にできるだけ空間の広がり感が欲しいため四隅に配置することにしました。 リアスピーカは本当は側面に配置する方が広がり感という意味では理想的ですがご覧のように窓があったりラックなどを置くスペースなどもあり一番邪魔にならない位置にするしかありませんでした。 リアスピーカは天吊りという手もありますが、実は斜め天井になっているので左右均等の配置ができません。 

これでもプロジェクターとスクリーンの距離は3m以上確保することができるので80インチ程度の画面サイズになります。
いろいろなガラクタなどを入れておくラックやパソコン用の机を置く関係で椅子は2つしか置けませんが、部屋がますます狭くなるのでこれで十分です。 椅子の一つはパソコン机の椅子なので普段は机の中に入れておきます。




天井が斜めになっているのが次の正面図でお判りになると思います。



この部屋は3階にあるので右側の道路斜線をクリアするためにかなり大胆な斜め天井になっています。 居住空間としてはあまり気にならないのですが、実はホームシアターをやる上ではなかなか手強い条件になっています。
例えば正面のスクリーンですが、もっと大きな画面が欲しくても斜め天井にかかるため、図のような配置にしかできません。 しかもスクリーンは天吊りができません。 しかたがないので壁に取付けることにして、正面の壁にはスクリーン取り付けのための壁補強をお願いしました。
左右の空いた空間にラックを設置しようとしても右側には180cmの高さのラックが入りません。



ホームシアター機器だけの配置図は次のようになります。


できるだけ外や他の部屋に音が漏れないように、扉は防音扉にしました。
また、窓は2重窓にして防音に対してできるだけのことはやってみました。 家は旭化成のヘーベルなので外壁部分の遮音性は良いはずから、外にはほとんど音が漏れないはずです。しかしそれ以外は床や壁など特別な防音工事をしている訳ではないので本格的な防音というわけではありません。

AV機器は扉の横のラックに入れることにして、ここに各スピーカのコードや天井に設置する予定のプロジェクターへの配線などが集まるようにしています。  
これらの配線は後で自分でやれるように壁の中にCD管を埋め込んでもらうことにしました。
また忘れてはならないことですが、プロジェクターを天吊りにするために天井補強をしておかなければなりません。天井は木造でも鉄骨やコンクリート作りの家でもかなり弱く作られているので、そこに重いプロジェクターを吊ったりすることはできません。 必ず天井補強をする必要があります。
家ができてしまった後から天井補強をするのは大変な工事になると思われますので、天井に何か重いものを吊す予定があるなら、新築時に天井補強をしておきましょう。

スクリーンは壁に取付けるしかないので正面の壁には一面に壁補強をしておいてもらいました。

また天井にはプロジェクターへのビデオの配線の他に電源がとれるように準備しておく必要があります。

ホームシアターというのも業者におまかせなんていう金持ちならいいですが、こういった準備をできるだけ安くあげるにはどうしたらいいかなどと考えたりすると結構大変です。 

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