崇神天皇12

2025年12月

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12/01/月
今年の正月から書き始めたこの「崇神天皇」というタイトルのノートは、20年前に出した「角王」に始まる3部作のリメイクを目指したものだった。実際に出したのは3冊なのだが、当初の構想では4部作になるはずだった。ペイパーバック版という売れなければならない判型にもかかわらず期待どおりには売れなかったので、3作で打ち切りになった。実は4作目も半分くらいは草稿を書いていた。昨年『デーヴァ』を出して長篇はもう書かないと宣言したのだが、この半分まで書いた草稿をどうするか考えているうちに、全部を最初から書き直して4部作を完成させるという途方もないアイデアを思いついてしまった。それが今年の正月で、20年前のデータが残っていないことから、紙の本を見ながら打ち込んでいきつつ、気がついたところは修正するという作業を続けて、既存の3部作はすべて入力し、プリントして赤字を入れるという作業を試みたのだが、2作目を読み返すとあまりおもしろくなかったので、そこで作業がストップしてしまった。そこで少し考えて、3作目の『日本武尊』だけでも完成させたいと思い、赤字を入れていくうちに、エンディングを大幅に書き換えることになった。プリントして赤字を入れ、入力も終わった。結果としては原典を大幅に書き換えることになったので、まったくの新作といっていいものになった。これは独立した作品としてストックしておきたいと思った。次に1作目の「角王」を『崇神戦記』というタイトルで完成させた。いまは挫折した2作目のプリントを読み返している。今年の正月の段階では、年内までに4作を完成させる予定だったが、作業は大幅に遅れてしまった。締切のある仕事ではないので、自分で納得できるまで時間をかけるつもりだ。まだ今年は一ヵ月あるので、二作目(タイトル未定)の赤字チェックを年末年始の期間に終えて、入力作業に進みたいと思っている。Footballは残り5週。すべてのチームがバイウィークを終えたので勝敗がわかりやすくなった。プレーオフの当確ラインを11勝6敗とすると、現在6敗のチームまで可能性を残していることになる。Aカンファから見ていく。10勝2敗がペイトリオッツとブロンコス。3敗のチームがいないので、シード1位はこの2チームに絞られた。まったく意外な展開だ。ペイトリオッツのメイ、ブロンコスのボー・ニックスが新たな英雄となるのか。8勝4敗で4チームが並んでいる。ビルズ、コルツ、ジャガーズ、チャージャーズ。これも意外。ビルズが4敗もしていることが意外で、残りの3チームは意外によく頑張っているということ。これで6枠が埋まり、不振の北地区はレイブンズとスティーラーズが6勝6敗で並んでいるのでどちらかが地区優勝となる。7勝5敗のテキサンズは圏外。これに同じく6勝6敗のチーフスがかろうじて徳俵で残っている。チーフスはテキサンズ戦の直接対決があるのでこれに勝てば可能性は残る。Nカンファは9勝3敗が3チーム、ベアーズ、ラムズ、シーホークス。これに8勝3敗1分のパッカーズと、8勝4敗のイーグルス、49ナーズが続く。これで6枠。南地区のバッカニアーズが7勝5敗で地区優勝候補。これで7枠が埋まるので、同じく7勝5敗のライオンズは圏外ということになる。ベアーズの健闘が注目される。2年前のドラ1ケイレブ・ウィリアムスがついに開花したか。6勝5敗1分のカウボーイズと、7勝6敗のパンサーズは勝ち越してはいるもののプレーオフ圏内は遠い。それでも3年前ドラ1のヤングがようやく少し勝てるようになった。強豪のイーグルスがライオンズがシード1位争いに遅れをとっている。いよいよ世代交代が起ころうとしている。メイ、ボー・ニクス、ケイレブ・ウィリアムス、ヤング、それにストラウドも入れていいだろう。今シーズンは怪我に悩まされているがダニエルスも去年は活躍した。新鋭QBがいよいよ台頭してきた。そのなかで、ロジャースとスタッフォードがどこまで頑張れるか。そしてチーフスが生き残れるか。おもしろくなってきた。

12/02/火
孫娘がスペインに帰るカウントダウンがゼロに迫ってきた。本日は日本で親しくなったお友だちとミュージカルを見に行ったあと、合流して中華の夕食。日本で通信社で働いている女性とのこと。とてもかわいい人だった。そのあと、秋葉原にスーツケースを買いにいった。AKB劇場のあるところで、驚くべきことに深夜に近い時間なのにインバウンドの人々で満員だった。孫娘はまだ日本の国籍をもっているので、タックスフリーのレジに並ばなくてよかった。息子が結婚式を挙げたころは、円が強かった。スペインで買い物をするのが楽しかった。いまはまったく逆の立場になった。日本のものは何でも安い。だから大きなスーツケースが必要になる。さて、ぼくは文藝家協会百周年の「文士劇」の担当をしている。出演者の人集めがたいへんだったが、どうにか人数が揃ったので、配役の試案を作って事務局に送った。協力してくださっている女性の理事の方々のご意見を伺って調整していきたい。来年は何だか忙しくなりそうだ。

12/03/水
孫娘は明日、旅立つ。この三ヵ月は、有意義な日々だったと思う。病院での研修だから緊張もあったと思うが、実に多くの知人、友人ができた。同時に、日本の東京という都市での日々の体験が数多くの思い出となった残っているはずだ。八月の末に着いた時は猛暑だった。いまは真冬のような寒さになっている。紅葉というものを体験したのもいい思い出になっているだろう。コンビニや、居酒屋や、カラオケなど、日本の文化を体験したこともよかったと思う。

12/04/木
孫娘を成田まで送っていく。昔、スペインの人々が来日する時は、成田まで車で迎えにいったものだが、いまはそれだけの気力がない。人数が多い時は、荷物を八重洲まで届けて、あとはバスで行く。孫娘の滞在中、嫁さんと次女が来た時は、電車で東京駅まで荷物を押していった。今回も孫娘一人だけなので電車で八重洲に向かう。といっても大きなスーツケースが2つとキャリーがあるので、孫娘、ぼく、妻の三人で荷物を運んでいく。御茶ノ水駅は最近の改修工事でエレベーターがついたのでありがたい。ただエレベータの位置が東京行きの最後尾に近いところで、東京駅のエレベーターは先頭に近い南口にあるので、ホームの端から端まで、荷物を押していく。南口から八重洲に向かう通路には、車椅子用のスロープがあるので、改札口までは支障なくたどりつける。バスに乗り込み、成田に着く。レストランでカツカレーを食べさせ、搭乗手続きをしてスーツケース2つを預け、孫娘はゲートの向こうに去っていった。別れ際には何度もハグをした。孫娘と妻とは泣いていた。スペイン人はこういう時に必ず泣く。ファミリーという意識が強い。大事なことだ。飛行機が飛び立つところまで見ていたかったのだが、成田の第一ターミナルは工事中で、デッキに出られないし、窓もすべて塞がれている。仕方がないのでバスに乗って東京駅に向かった。自宅に帰ったら、7時のニュースの前の天気予報をやっていた。妻のスマホのラインに、孫娘から、まだ飛行機が動いていない、というコメントが入っていたので、成田空港のホームページを見ると、7時直前に1時間40分遅れで飛び立ったとのこと。乗り継ぎが2時間しかないのでこれはアブナイ状況だ。しかしわれわれの手を離れているのでどうしようもない。成田で飛行機の飛び立つところを見ていたら、いつまでたっても飛び立たないところを目撃することになっていたかもしれない。今日は快晴で、自宅から富士山が見えた。孫娘と川口湖のあたりに日帰りバス旅行で行ったことがあって、富士山はよく見えたがまだ雪は少なかった。今日の富士山はしっかり雪が積もっていて富士山らしい眺めになっていた。孫娘の出立の日に、富士山が見られてよかった。

12/05/金
孫娘の乗った飛行機はまだ中継地に着いていない。乗り継ぎは難しそうで、次の便ということになる。孫娘は英語ができるので何とかするだろう。考えてみると、長男がベルギー王立音楽院に入学して、その後、スペインで暮らすようになったあと、ぼくと妻は何度もベルギーやスペインに出かけたのだが、乗り継ぎができなかったことはなかった。何年か前、イギリスに行った時に、出発が大幅に遅れたことがあったが、ヒースローへの直交便だったので問題はなかった。乗り継ぎというのは厄介なもので、いくつか思い出がある。次男が大学を卒業した時に、ぼくと次男でブリュッセルへ行ったことがある。当時は直交便があったのだが、安売りチケットを探したらチューリッヒの乗り継ぎ便しかなかった。これは緊張した。妻がいっしょだとすべて妻に任せていたが、妻がいないと自分で対応しないといけない。ぼく一人でスペインに行ったこともある。パリで乗り継ぎだったが、マドリッドに着いて乗客のスペイン人たちと行動を共にしたら、ゲートの外に出そうになった。あわててバッゲージクレームの表示を探して、反対の方に向かうことになった。シェンゲン協定というものがあって、ユーロ圏内の人々は、シェンゲン協定の参加国への移動は、入国審査が不要なので、荷物を預けていない人は、そのままゲートの外に出ていくのだ。いったんゲートから出てしまうと荷物をとりにいけなくなるので、アブナイところだった。シェンゲン協定といえば、イギリスのヒースローで乗り継いだ時、当時のイギリスはユーロに加盟してはいたが、島国なのでシェンゲン協定には加わっていなかった。たとえばパリでの乗り継ぎなら、われわれ日本からの旅客はパリでユーロ圏への入力審査ということになる。ところがイギリスではまだトランジットのままで、スペインで入国審査ということになる。スペイン語で何やら質問されたので困惑した。ホテルの予約があればホテル名を告げるだけでいいのだが、息子の家に泊まるので、息子がスペインにいるということを伝えないといけない。パリで乗り継ぐ時も、全日空を利用するとターミナルが少し離れていて、移動経路が通常と異なっている。これは最初の時はよくわからなかった。往路と復路で経路がまったく違うということを事前にネットで調べてあったので何とか対応できたのだが、何も知らないとうろうろするところだった。外国というのは怖いところだ。まあ、孫娘は英語がちゃんと話せるので何とかするだろう。というところで、本日は午前中のネット会議のあと、午後は神保町の出版クラブで旺文社のコンクール。各分野の錚々たるメンバーが集まる年に一度のこの会議は、まあ楽しい会でもあるし、緊張もする。今年も無事に終わった。自宅に帰って妻に孫娘のようすを聞く。結局乗り継ぎには間に合わず、航空会社がアブダビのホテルを用意してくれたとのこと。長男がバルセロナまで迎えに行く予定だったが、到着が翌日になると仕事があるので行けなくなり、義兄に頼むか、嫁さんが行くか、とにかく大きなスーツケース2つにキャリーとリュックがあるので、一人では移動できない。まあ、もう大学6年生なので、タクシー乗り場まで移動してバルセロナのホテルに宿泊するなど、何とか対応できるだろう。とにかく飛行機の遅延というのは、すべての予定が狂ってしまう。サースデーナイトはライオンズ対カウボーイズ。先週チーフスに勝ったカウボーイズは土俵際で踏みとどまっていたのだが、ライオンズに押し切られてシーズンが終わった。チーフスも他人事ではない。月曜のサンデーナイトの試合でテキサンズに負けるとシーズンが終了する。その後も全勝するしかない。奇蹟を期待したい。

12/06/土
孫娘はアブダビのホテルで一泊したあと、飛行機に乗り込んで、一日遅れでバルセロナに到着したとのこと。父親のわが息子は仕事があったので空港に迎えに行けず、義兄夫婦に迎えにいってもらった。息子の嫁さんは五人兄弟の末っ子なので、頼りになる親戚がたくさんいる。おかげで何とか孫娘は自宅に帰り着いた。そのようにして孫娘の三ヵ月に及ぶ滞在は終わった。ほっとして疲れが出た。とくに妻の疲労と、寂しさみたいなものが、これからドッと出てくるのではと思われる。穏やかな老夫婦二人きりの生活のなかに突如として入ってきた孫娘の存在は、ものすごいプレッシャーだったが、何とか無事に終わった。それにしても家族とか親戚というのは何だろうと改めて思わずにはいられなかった。孫娘がいたので、兄の納骨に参加できなかった。父の墓が大阪にあるので、そこに納骨することになったのだが、その墓の管理責任者はぼくになっているので、墓地の事務所に電話連絡するなど、手続きが必要だった。とにかく無事に納骨できたようだ。ところでぼくは文藝家協会の仕事を長く続けてきたので、協会が御殿場の富士霊園内にもっている文学者の墓にも参加している。まだ生きているので文字が赤字になっているのだけれども、名前も刻まれている。ここは富士山が爆発しない限りは、これからも存続して、文学を愛好する人々が参拝してくれるのではと思っている。自分が死んだあとのことなどどうでもいいという思いはあるが、孫家娘はこの三ヵ月のことを記憶してくれているだろう。日本語と英語をチャンポンにしたような言葉でいろんなことを語り合った。ぼくにとってもいい思い出になっている。大学の計らいで東京ドームの試合を見にいくことになった孫娘に、野球のルールを教えたのもいまとなっては楽しい思い出だ。決勝点が犠牲フライで入ったのだが、孫娘はそのことをしっかり理解していた。

12/07/日
年末に向けての日常が戻ってきた。孫娘がいると彼女の行動がわたしと妻の生活の最優先事項になってしまうので、そのあいまに自分の作業を挟んでいくということをやっていた。三ヵ月は長かったが、終わってしまえば、あっという間だった。明日はFootballの試合がある。火曜から土曜まではスケジュールがぎっしり入っている。その次の週も週末以外はスケジュールが入っていて、さらにその次の週、本来なら浜松の仕事場に移動する時期にも、文士劇の打ち合わせが入っていて、なぜこんなに多忙なのかと思うくらいに隙間なくスケジュールが入っている。多忙なのは大半がSARTRAS関係だが、SARTRASに参加しているのは文藝家協会を代表して参画しているので、基本は文藝家協会だ。協会は来年は百周年を迎える。何やかやと忙しくなるだろう。そんなことより、明日のFootballが心配だ。チーフスはテキサンズと対戦する。テキサンズは7勝5敗。三年目の新人QBストラウドが不調で、負傷の影響もあり、控えのミルズが先発したのだが、そこから連勝が続いている。ストラウドを復帰したのでどうなるか。南地区はコルツとジャガーズが4敗なので、テキサンズはワイルドカードを狙うしかないのだが、6勝6敗のチーフスとしては、ここで負けるとシーズン終了ということになる。チーフスはとにかく残り5試合を全勝するしかないので、明日からはトーナメントが始まると考えないといけない。今年はなぜ不振なのか。ライスが復帰したのでレシーバー陣は揃っているはずなのだが、パチェコの負傷でランニングが機能しなくなった。ディフェンスも反則が多いのは、少し無理をしているからだろう。チームというのは、少しずつ弱くなっていく。ここ数年、ドラフトの指名順位はつねに31番か32番だった。スーパーボウルに出場しつづければそういうことになる。スーパーボウルに出なかった年もチャンピオンシップまでは進んだので、ドラフト順位は30番か29番だった。これではいい選手は採れない。今シーズンでケルシーやクリス・ジョーンズは引退するだろう。チーフスの王朝は終わったということか。今シーズンはペイトリオッツのメイ、ブロンコスのボー・ニクス、ベアーズのケイレブ・ウィリアムスなど、3年以内のQBが活躍している。いよいよQBの世代交代が始まったのか。QBが若いということは、QBへのギャラが少ないということで、そのぶんのギャラを他の選手に回すことができる。弱点を的確に補強することができる。成績の悪い順にドラフト指名できるというシステムと、ギャラの総額を限定するサラリーキャップ制で、世代交代を促している。だからチーフスの衰退は必然といっていいだろう。考えてみれば、ペイトリオッツのQBがブレッドソーからブレイディーに代わった時、ぼくは応援していた。だがあまりに強すぎるので、ライバルのペイトン・マニングのコルツを応援するようになり、ペイトリオッツがスーパーに出ると、弟のイーライ・マニングのいるジャイアンツを応援した。スティーラーズのロスリスバーガーを応援したこともある。推しのチームが随時変わっていくというのがふつうのことで、この数年ずっとチーフスを応援していたことが特異な状態だったのかもしれない。今シーズンのプレーオフをじっくりと見て、次世代の推しのQBを見きわめたいと思うのだが、ペイトリオッツがビルズに勝った試合のメイはよかった。ケイレブ・ウィリアムスの試合はあまり見ていないが、ベアーズはディフェンスで勝っているところもあるので、ケイレブがさらに成長すればすごいチームになる可能性がある。ラインやレシーバーを補強すればさらに強くなるだろう。ブロンコスがこれほど強くなるとは思いもしなかった。ボー・ニクスは浮き沈みの激しいQBだと思っていたのだが、今シーズンは安定している。勝ち方を覚えたということかもしれない。チーフスだけでなく、ビルズ、レイブンズ、ベンガルズといったAカンファの強豪も今シーズンは不調だ。Nカンファのイーグルスやライオンズも調子が出ていない。ラムズのスタッフォードだけが頑張っている。バイキングスからシーホークスに移籍したダーノルドも好不調の波はあるものの成績は残している。コンシーズはプレーオフの先が読めない。群雄割拠の戦国時代に入ったようだ。

12/08/月
テキサンズ対チーフスはスカパーで中継があった。時々見ていたが勝つ気がしなかった。チーフスの今シーズンが終わった。王朝の終焉だ。いつかはこういう日が来ると思っていた。この7年間、カンファ決勝戦敗退2回、スーパーボウル出場5回で3勝2敗。すごい成績だ。カンファ決勝敗退だとドラフト順位が29位か30位、スーパーボウルに出場すると負けなら31位、制覇すれば32位。こういうドラフト順位が7年間続いたのだから、戦力が少しずつ衰えていくことは必然だ。サラリーキャップ制があるので補強することもできない。とくにオフェンスラインとランニングバックの弱体は否めない。それでもつねに僅差の勝負にもちこんでいたのだが、競り負けることが多かった。また来年、というわけにもいかない。チームの立て直しには数年かかるだろう。ブレイディーのいなくなったペイトリオッツも6年間、沈滞していた。今シーズン、ようやく2年目QBのメイが開花して、シード1位に近づいている。ただマホームズは健在なので、弱点を補強していけば、来年はプレーオフに進出できるだろう。

12/09/火
近くの医院で健康診断。さて、ぼくのFootballシーズンも終わったので頭を切り換えたい。社会問題についても考えてみたいが、昨日は地震があった。ぼくが住んでいる高層住宅は、建物の中層階にバネが入っていて、地震があるとバネのところで折れ曲がって「く」の字になって振動する。最上階はまったく揺れず、中層階に近いところは大きく揺れる。ぼくはその中層階に近いところに住んでいるので、震度3なんのに長い間揺れていた。孫娘がいた間に、震度2だったことがあるが驚いていた。スペインは地震のない国だ。地盤は強固だ。ただ乾燥地帯なので水には苦労している。孫娘の住んでいるサラゴサという街の周囲には砂漠が広がっている。首都のマドリッドも同様だ。マカロニウエスタンと呼ばれるクリント・イーストウッドの西部劇は、スペインで撮影された。気候も風土も違う日本で三ヵ月を過ごした孫娘は貴重な体験をしたことだろう。この地震や津波の多い国に、原子力発電所を設けることには、最初から疑問があったはずだが、ぼくは原発というものは必要な施設だと思っている。このまま石油を燃やし続ければ、温暖化は後戻りできないところに進んでしまう。福島の原発事故は二つの点でミスがあった。想定外の津波が着たことと、発電機が水没して原子炉の冷却ができなくなった。前者は防潮堤を2倍、3倍にしておけばよかったのだろうが、それは不可能だ。水没することを予想して対策を立てる必要があった。発電機を地下室に置いたというのが最大のミスだ。せめてどこか安全な場所に予備の発電機を設置しておけば対応できたはずで、ごく簡単な対策を立てていなかったというのが致命的なミスなのだが、そのことを指摘する人がいないのはなぜか。細かい対策について何も言及せずに、政府は再稼働を推進し、反対派はただ反対の声を上げる。これでは議論は進まないし、何の解決にもならない。「もんじゅ」という高速増殖炉が事故を起こしたことがあった。あれば原子炉の冷却に水ではなく液体ナトリウムを用いていた。金属ナトリウムは、水のなかに放り込むだけで水素が大量に発生して大爆発を起こす危険な物質だ。その危険性について無防備すぎた。こんなイージーミスが起こるこの国の原発は信用できない。しかし理想を言えば、原子炉をほんの少しパワーアップして、水の熱分解ができるようになれば、水素を大量に得ることができる。昨日のニュースで、水素で走る電動自転車が紹介されていた。充電して走るのではなく、カセットボンベを交換するだけで一瞬にして走行可能になる。乗用車は水素で走るようになれば、充電設備が不要になり、カセットボンベの交換だけで走ることができる。そのための水素を原子炉で得られれば温暖化を防ぐことができる。さて、シーズンが終わったような気分ではいたが、本日の試合、チャージャーズが延長戦でイーグルスに勝った。今シーズンはまったくの混戦だ。タイタンズも2勝目を挙げて、来年のドラフト順位も混戦になってきた。現在のシード順位を見ておく。Aカンファはペイトリオッツとブロンコスが11勝2敗で首位。9勝4敗でビルズ、ジャガーズ、チャージャーズ。ここまで5チームだが、北地区のチームが入っていない。スティーラーズがレイブンズに勝って7勝6敗。レイブンズはチーフスと同じ6勝7敗だが、まだ地区優勝の可能性はある。残り1枠は8勝5敗のテキサンズとコルツだが、ストラウドが復帰したテキサンズに対して、コルツはダニエル・ジョーンズがアキレス腱断裂でQBがいなくなった。ヘッドコーチと親しい44歳のリバースに声をかけたらしいが、トレーニングをまったくやっていないのではないか。残り4試合。テキサンズとコルツが1勝3敗なら、チーフスもまだ全勝すればチャンスはある。Nカンファはラムズとシーホークスが10勝3敗で首位。どちらも西地区なので地区優勝もかかっている。続くのは9勝3敗1分のパッカーズ。9勝4敗でパッカーズ、ベアーズ、49ナーズ。8勝4敗でイーグルスとライオンズ。ここまでで7チームだが、例年負け越しでも地区優勝という南地区が入っていない。バッカニアーズとパンサーズが7勝6敗で並んでいる。このどちらかが枠に入るので、ライオンズが圏外ということになる。スーパーボウル候補はメイが躍進したペイトリオッツか、ボー・ニクスのブロンコス、それに地区優勝の可能性のあるロジャースのスティーラーズ。ジョシュ・アレンのビルズはワイルドカードになりそうで、そうすると初戦でスティーラーズと当たる。勝った方が調子を上げてスーパーボウルーというシナリオも考えられる。Nカンファは西地区が強い。3敗で並んでいるラムズ、シーホークスに4敗の49ナーズ。北地区も強い。パッカーズ、ベアーズ、ライオンズ。イーグルスはハーツが絶不調でダメそうだが地区優勝は大丈夫だろう。

12/10/水
本日はメンデルスゾーン協会理事会。どういうわけかこの任意団体の理事長をやっている。昔は年に一回コンサートを開いていたのだが、理事および会員の老齢化によって、いまは年に一回の会報を出しているだけだが、会報の発送作業があるので理事の一人の自宅に集まった。これはけっこう遠い。妙蓮寺というところだ。彼はぼくたちが昔活動していためじろ台合唱団のメンバーでもあるので、夫人とわが妻も親しく交際していた。彼の家は昔は八王子めじろ台にあって、ぼくも同じところに住んでいたので交流があった。その後、彼は大倉山に住んでいたこともあり、その家も、いまの妙蓮寺の家も、合唱団の練習場所兼飲み会会場として訪れたことがあった。ずいぶん昔のことで、ここを訪ねるのは久し振りだが、何となく道を覚えていて、到達することができた。東横線はどんどん便利になっていく。目蒲線(いまは目黒線)が日吉まで乗り入れるようになり、さらに新横浜まで線路が延びて、そこから相鉄線で海老名や相模台まで行けるようになった。さらに横浜地下鉄が日吉につながっている。さて本日は往路は千代田線で明治神宮前で乗り換えたのだが、復路は日吉で目黒線に乗り換えて、溜池山王で千代田線に乗り換えた。こっちの方が少し早かった。目黒線には三田線も乗り入れている。ぼくは鉄道網というものが好きで、ひまな時は地図を眺めている。いま住んでいるところに引っ越したのも、JRの御茶ノ水駅に近いだけでなく、徒歩5分以内に地下鉄三線(千代田線・丸ノ内線・都営新宿線)の駅があり、10分歩くと銀座線神田駅、日比谷線秋葉原駅、半蔵門線神保町駅があるからで、どこかに出かける時に、どの線に乗るかを考える楽しみがあるからだ。いや、引っ越した時はまだ武蔵野大学に勤務していたので、通勤のことしか考えなかったかもしれない。いまの住居から通勤していたのは6年間だが、JR中央線は便利だった。快速が走っているから新宿までが近い。東京駅に行くのにも便利だ。孫娘は主に千代田線を利用していたけれども、すぐにJRにも慣れた。スイカというものがあるのでどこへでも行ける。外国人旅行者も鉄道を乗りこなしている。孫娘のスマホには英語版の鉄道案内が入っていて、最短の経路を即座に示してくれる。日本が観光地として人気があるのも、スマホで何でも検索できるようになったからだろう。名所や人気飲食店なども検索すればすぐに出てくる。さて、年末までスケジュールがぎっしりで、今年はなかなか浜松の仕事場に行けない。

12/11/木
35歳の時に専用ワードプロセッサを使い始めた。その直前に、玩具のようなパソコンを購入した。平仮名キーボードの練習のために購入したのだが、サラリーマンを辞めた時のわずかな退職金で仮名タイプを買って練習したので、ほぼブラインドタッチで打てるようになっていた。タイプライターは指の力で印字するので力が必要だったが、パソコンはスイッチを押すだけなので指が軽い。そのパソコンは玩具のようなものだったが、やがてウィンドウズ3.5が出た時に使い始めた。まだMS−DOSの上にアプリを載せたようなもので、時々何かの拍子にDOSの黒い画面が出てくるような過渡期の製品だったが、やがてウィンドウズ95が出て安定して使えるようになった。そのころまではノートサイズの専用ワープロを使っていて、パソコンはネット検索とプリンターの作動のために使っていた。当時のパソコンは電話線につながっていてファクスを送る機能もあったから、短い原稿はプリントする必要もなかった。やがて編集者もパソコンを使うようになったので原稿をメールで送れるようになった。ウィンドウズ98が出て、あとはとくに新たな機能みたいなものもなく、いまに到っているのだが、ウィンドウズは定期的に新しいものが出て、さまざまなホームページもそれに合わせるようになったので、いまぼくの使っているパソコンはほとんどネットには使わなくなっている。メールのやりとりと、原稿が書ける。それで充分で、ネットの検索はiPadで充分だし、会議にもiPadで参加している。ただこの機械は生活にも必要なので、そのうち新しいパソコンを買わないといけないとは思っている。まだ大学の教員をしていたころに、ウィンドウズ10が出て、これは大学の技術者が導入して、使いやすいように調整してくれたので問題なく使えたのだが、妻が使っているパソコンを見ると、ぼくがいま使っている旧い機種とはまったく違い画面になっているので、まだしばらくはこのまま仕事を続けたいと思っているのだが、いろいろと不具合が出ることもあって、そろそろかなとも思っている。35歳で専用ワープロを使うようになったのは、ぼくの人生で大きなエポックだった。それまでは書き直したり清書したりすることに時間を浪費していた。ワープロなら画面上で修正ができるし、プリントして赤字を入れて赤字だけ入力すれば完成原稿になる。歴史小説を書くようになると、歴史的事実の確認をネットに頼るようになった。ドストエフスキー四部作や『ディーバ』ではロシア語やサンスクリット語をネット上の辞典に頼ることになった。が、そういう大きな仕事も、もう終わりだと思っている。とはいえ手書きで原稿を書こうとは思わないので、あと一回くらい、新しいパソコンを買うか、二台を並行して使うということでもいいかなと思っている。

12/12/金
ぼくは終戦直後に生まれた。戦争を直接知っているわけではないが、父は出征していたし、母は空襲を体験しているので、戦争の残滓みたいなものはぼくにも伝わっている。それから高度成長の時代を高校生、大学生、サラリーマンとして体験した。そういう上昇気流みたいなものとともに自分も成長してきたので、世界はだんだんよくなっていくという楽観的な気分をずっともっていたのだが、気が付いてみると、世界は悪くなっていくように見える。まずは戦争だ。地域戦争みたいなものが各所で起こっているが、その背景として冷戦の雰囲気がずっと続いていて、しかも大きな潜在力をもっているように感じられる。いまも続いているウクライナの問題と同様の課題が、台湾にもあって、日本という国がぎりぎりのところで選択を迫られる日が近づいているように思う。一方で、人権、平等、世界平和といった、西欧のブルジョワ社会が築いてきた理念が、各所で崩壊して、衆愚の民衆によるポピュリズムの時代が復活しそうな気配がある。ナチスドイツや戦前の日本の民族主義は、民主主義の制度のなかから生まれたもので、民主主義というのは一足飛びに衆愚政治につながる危険性をはらんでいる。そういう時代にぼくたちは生きているのだなということを感じてはいるのだが、後期高齢者となったぼくはただ見守ることしかできない。孫娘と三ヵ月いっしょに暮らしたことで、いまの日本は貧しくはあってもいい国だということを実感した。食べ物がおいしい。これば大事なことだ。25年ほど前、ぼくがベルギーやスペインに時々行っていたころは、円の価値が高く、ブリュッセルもバルセロナもおいしいものが安くいただけると実感していたのだが、いまは円が安く、日本の食べ物が安価で美味だと評判になっている。経済が衰退しても飲食業界は厳しい淘汰のなかで、より安価で美味なものを提供しようと努力を重ねてきた。チェーン店やコンビニの激しい競争があっても、街中華とか、地域商店街などの個人経営の店も努力を重ねていて、それがいまの日本を造っているのだと思う。ただ孫娘が病院で研修を受けていたこともあって、日本の医療が充実していることは確かではあるが、地方病院の困難な状況がマスコミで報道されているのを見ると、一つの曲がり角に来ているかなという感じは伝わっいくる。ぼく自身が高齢者で医療のお世話になっているのだが、日本の政治は西欧に比べれば発想が遅れていて、公共機関が弱点をもっているように感じる。これをどうすればいいのかはわからないが、日本という国はいいところもたくさんある一方、各所で歪みを生みやすいシステムで構築されているようにも感じられる。

12/13/土
昨日のサースデーナイトの試合で、バッカニアーズがファルコンズに惜敗した。これはちょっとした事件だ。今シーズン出だしは快調でNカンファ南地区首位を走っているバッカニアーズが調子を崩して、これで7勝7敗となった。この南地区はブレイディーがいたころから、負け越しでも優勝、といわれるくらいレベルが低い。ブレイディーのあとを受けたメイフィールドがバッカニアーズを支えてきたのだが、同期のライバルのシーホークスのダーノルドに差をつけられている。同地区のパンサーズの今週の相手はまだ3勝しかしていないセインツだ。これに勝つとパンサーズは8勝6敗となって単独首位になる。3年前のドラ1QBのヤングが、初めてプレーオフに進出するのか。2年前のドラ1ベアーズのケイレブ・ウィリアムスとの対決が楽しみになってきた。さて本日は週末にもかかわらず武蔵野大学の文学賞高校生部門の授章式。ZOOMなので自宅にいるだけでいいのだが、受賞者2人と、選考委員の町田康さんと4人だけになってしばらく会話をしなければならない。ぼくの方が先輩なので司会みたいなことをやらねばならなかった。町田さんが少しはしゃべってくれたのでよかった。この文学賞はぼくが武蔵野大学の専任になった年に始めたもので、もう十数年続いている。ぼくは旺文社のコンクールの審査員もやっているのだが、今年の武蔵野大学の応募者のレベルは異様に高かったので、2作を選んだのだが、2人とも才能が感じられた。こういう意欲的な若者が応募してくれるというのは、文学の未来はまだ明るいのではないか。

12/14/日
今週は多忙だった。昨日の土曜まで仕事が入っていた。本日は休み。散歩に出ただけ。散歩のコースはほぼ決まっている。以前は小石川後楽園の外周を回るとか、上野公園の池を回るとか、8000歩級の散歩をしていたのだが、いまは明大のアカデミーコモンズとグローバルフロントの間の「とちのき通り」を進んで、水道橋の手前で崖下の猿楽町に回って明大図書館の裏手から戻ってくる。だいたい明大キャンパス群の外周をめぐっている感じがする。ぼくは早稲田出身で、教員としては慶応三田キャンパス、上智大、武蔵野大に通ったことがあるが、どこも囲われたキャンパスだった。いま住んでいるところには明大と日大の校舎があるのだが、どれも一般の市街地のなかに建物がある。そういう大学もあるのだなと思う。今年の年末はスケジュールがぎっしり入っている。SARTRASだけでなく、文藝家協会と歴時作家協会の仕事も入っていて、こういう公の仕事は人と会ったり会議の時間に合わせないといけないので、自由が奪われる。高校生くらいのころから、自由を求めて生きてきた気がするが、本当の自由は社会とのつながりがない状態なので、社会との適度なつながりをもちつつなるべく自由でいたいという、微妙な綱渡りを続けてきたことになる。会議のほとんどがZOOMになったので、少しは楽になったのだが、電車で移動する機会が減ったのは何となく寂しい気もする。さて、来週は飲み会が2件あるので体調を調えたい。

12/15/月
月曜はFootballの日。チーフスはまだ負けた。ボロ負けするわけではないのだが、肝心のところで競り負けてしまう。サラリーキャップ制というシステムがあるので、勝ち続けることは難しい。ケルシーとクリス・ジョーンズは引退するだろう。マホームズも昨日の試合で今期終了の負傷退場となったが、この時点で手術をすれば来期のオープニングには間に合う。来期はマホームズの孤軍奮闘ということになるが、オフェンスラインを整備すればまだやれるのではないかと思っている。Footballはおもしろいところは、オフェンスラインがQBを防御する役目で、ディフェンスラインが相手のQBを攻撃する役目なので、防御と攻撃が逆転してしまう。オフェンスラインが押し込まれると、QBのパスに余裕がなくなり、ランニングバックも前進できない。オフェンスラインの防御が、攻撃の要になる。目立たない役割だが、ベテランの引退でサラリーキャップに余裕ができたところで、オフェンスラインの強化を図ってほしい。今日の試合ではペイトリオッツがビルズに競り負けた。やはりビルズが強い。Nカンファはイーグルスががんばっている。この旧勢力と、メイのペイトリオッツ、ボー・ニクスのブロンコス、ケイレブ・ウィリアムスのベアーズ、ヤングのパンサーズなどの新興勢力がプレーオフで激突するのは楽しみだ。

12/16/火
大学の教養クラスの同窓会。このクラスは全共闘が第二学生会館を占拠した時、唯一のクラス単位で部屋を確保していた運動体でもあったのだが、クラスのなかには学生運動に批判的な人もいて、いまは仲良く飲み会に参加している。今回は文学部であるにもかかわらず弁護士になった友人の夫人が参加。昨年のこの同窓会でその友人は参加の意向を表明していたのだが当日欠席。そのまま還らぬ人となった。クラスのリーダー的なところのあった人物で、ぼくも親しかった。その思い出を語る会となった。ただこのメンバーのなかで、いなくなった人が何人かいる。40歳代で病没した人、交通事故で亡くなった人、闘病の末に亡くなった人、われわれの知る限り5人ほどが亡くなっている。男子ばかりだ。女性たちはとても元気で頼もしい限りだ。

12/17/水
チーフス王朝が凋落したことでぼくのFootballへの関心もやや低下してはいるのだが、次の王朝の勃興を期待したい。上昇気流に乗っていたペイトリオッツがビルズに競り負けたことで、やや暗雲がたちこめた。ブロンコスは順調に連勝を続けている。シード1位争いはブロンコスが単独首位となった。東地区はまだペイトリオッツが首位で、このままではビルズはワイルドカードに回る。チャージャーズも4敗で、あと1枠は5敗のテキサンズか。現状でのシード順は、ブロンコス、ペイトリオッツ、ジャガーズ、スティーラーズ、ここまでが地区優勝で、ワイルドカードはチャージャーズまたはビルズ、テキサンズということになる。地区優勝下位のジャガーズとスティーラーズは、初戦でチャージャーズかビルズと当たるのでワイルドカード勢が優勢になる。問題はレイブンズだ。ラマ―・ジャクソンに好不調の波があるが当たれば強い。進出のためには地区優勝するしかないので、スティーラーズと当たる最終戦までに1差をつめておけるか。スティーラーズのロジャースが調子を上げていくのか。失速したコルツは、急遽45歳のリバースをスカウトした。初戦は惜敗だったが、あと3試合を全勝すればまだチャンスはある。プレーオフになると経験がものをいうので、ジョシュ・アレンのビルズ、ロジャースのスティーラーズ、リバースのコルツがシーズンの成績以上の力を発揮するのではないか。ペイトリオッツのメイと、ブロンコスのボー・ニクスがどこまでやれるか。新人とベテランの中間くらいのジャガーズとチャージャーズはどうか。Aカンファのトーナメントが楽しみだ。シーズン残り3試合の注目点は、北地区のレイブンズとスティーラーズの地区優勝争い。それとワイルドカード3枠目のテキサンズとコルツの争い。Nカンファは南地区の地区優勝が注目ポイント。バッカニアーズとパンサーズ。ヤングのパンサーズに期待したいのだが。こちらは戦力が調ってきた49ナーズと、ベテランのスタッフォードが率いるラムズ、それに2年目のケイレブ・ウィリアムスが調子を上げているベアーズか。イーグルスはハーツの好不調の波が大きすぎる。どうして調子を崩してしまったのだろうか。さて、本日はSARTRASの懇親会。教育機関から年間50億の補償金を貰って分配するこの組織も、今年は三年レビューという重要な時期に差し掛かっていたのだが、若干のシステム変更によって無事に乗り切ることができた。そのお祝いを兼ねて、乾杯の挨拶を求められたので、組織の設立時に多大の功績があった写真家の瀬尾太一さんを称えるスピーチをした。瀬尾さんとは、著作権存続期間の延長や、複製権センターの運営、オーファン委員会の設立、さらにSARTRASの設立など、顔を合わせる機会が多かった。SARTRASの設立時には無理がたたってそれでお亡くなりになったのだが、アイデアマンであり、努力家であり、聡明で根回しがうまかった。ぼくの方が少し年上だったので、瀬尾さんが黒子になってぼくが表に出ることも多かったのだが、事前に綿密に打ち合わせをした。こういう人がいたから、いまも著作権というものが守られているのだと思う。

12/18/木
二日連続の宴会を無事に切り抜けて、本日はネット会議が2件あるだけ。いずれも発言する必要のないものなので、ZOOMで顔だけ出していればいい。コロナのおかげでこのZOOMによる会議が普及したのは、楽なようではあるが、電車に乗って会議に出かけるのはよい運動になっていたので、運動不足にもなる。さて、年末になってきたので、来年のことを考えるようになったのだが、昨年、絶筆となる『デーヴァ』を出したので、来年の仕事があるわけではない。今年一年は手すさびに『崇神戦記』三部作のリライトを試みてきたのだが、一作目の『崇神戦記』と三作目の『日本武尊』は完成したものの、二作目の『垂仁伝説』に気持が乗らず、まだプリントチェックの途上にある。タイトルがよくないという気もする。原典のタイトルは『活目王』だったのだが、これもよくない。いっそのこと『埴輪伝説』というのにしてもいい。話のなかに相撲の起源と、埴輪の起源が出てくる。『相撲伝説』はさすがによくないだろう。いずれにしてもこれは手すさびだが、もっと大事なことがある気がしている。ぼくは『数式のない宇宙論』(朝日新書/朝日新聞社)や『原子への不思議な旅』(サイエンス・アイ新書/ソフトバンククリエイティブ)など科学についての本も書いてきた。『アインシュタインの謎を解く』というのもあった気がする。いずれも素人の書いたものにすぎないのだが、ぼくは「屋根裏の哲学者」みたいなイメージに憧れをもっていて、誰にも知られずに宇宙論や存在論を考えているキャベンディッシュみたいな人物になりたいと思っていた。いまもその夢は抱いているので、来年は本格的に宇宙論をやってみたいという気もする。ポイントは3つある。1番目は宇宙の誕生だ。始めは何もなかった。ただ真空というものはあったはずだが、その真空はエネルギーをもっていてつねに振動している。振動というのは、何もないところから電子と陽電子が対生成して、ほとんど同時に対消滅している状態だ。ただ真空そのものはエネルギーをもっているので、電子と陽子が飛び出してきて、陽電子と反陽子がどこか異次元の世界に消えていく現象がバネになって宇宙の膨張が始まる。で、いまの宇宙がある。乱暴な解釈だが、とにかくいま宇宙は存在しているので、何かそのようなことが起こったはずなのだ。これはどうでもようことのようだが、いま自分がここにある、ということの原典はこの宇宙の発生が出発点なので、そのことについて考えないわけにいかない。2番目がDNAの発生で、これはリボースと呼ばれる炭水化物のヒモが2本セットになっていて、その間にハシゴのようにヒモをつなぐ物質が挟まっている。それが核酸塩基と呼ばれるもので、核酸塩基が2つセットになって2本のヒモをつないでいる。その核酸塩基にはアデニン・チミン・グアニン・シトシンという4種類しかなくて、この4種のアルファベットが3つ一組で1つのアミノ酸に対応している。このアミノ酸の配列によって生物が誕生する。つまりDNAは生物の設計図であり、百科事典のようなものだ。こんなものを誰が創ったのかというと、自然発生したというしかない。宇宙の誕生からこのDNAの自然発生までには、百億年以上の年月が必要だったはずだが、最初のDNAが発生すると、この無機物のような原子の集合体は複製の能力をもっていて、一瞬にして自らのコピーを造ることができる。微生物はその作用によって無限に増殖していく。人間も十月十日ほどで発生する。ぼくという存在は、父と母のDNAの交雑から生まれた自動機械のようなものだ。で、3番目のポイントは、ある程度のソフトがプレインストールされた新品のパソコンのような赤子のぼくに、新たな情報がインプットされて、いまのぼくが存在しているということだ。ぼくはいまWindows7という旧いパソコンを使っているので、Googleの検索ページも機能しなくなっているだが、メールソフトとワープロとこのホームページをアップするFTPソフトはかろうじて使えるので、こうしてこの文章を書いている。いろんなことができなくなったパソコンというのは、まるでいまのぼく自身のような気がしていて、確かにいまのぼくは認知能力が少しずつ衰えていくような気がしている。突然、話は変わるのだが、ぼくはiPadを2台もっている。1つは妻がもっていたものを譲ってもらった旧い機種で、それでもそこにZOOMのアプリを入れて会議に使っていた。これでDOZNと契約してFootballも見ていたのだが、まずこの機種でDOZNの動画が見られなくなったので、DOZNを解約した。やがてZOOMも見られなくなったので、2台目のiPadで対応している。少し前から最初のiPadの電池の減り方が激しくなって、長時間の会議があると不安になってきたので、新しいiPadを買ったのだ。これはZOOMの会議の時だけ使っていて、ネットの検索やスマートニュース、Dマガジンなどは旧いiPadを使っていた。そのDマガジンが昨日、突然、見られなくなった。仕方がないので新しいiPadにDマガジンのアプリを入れた。Dマガジンは妻が契約していて、ぼくは家族として自分のiPadで見ていたので、妻にアカウントとパスワードを教えてもらう必要があった。ぼくたちは老夫婦なので、互いに気持が疎遠になっていて、妻に何か頼むというのは大きな心の負担になるのだが、拝み倒して情報を教えてもらった。ということで週刊誌は読めるようになったのだ(読むのは文春の林真理子さんと新潮の燃え殻さんだけなのだが)、旧いiPadはついに役立たずになってしまったと感じて、少し寂しかった。ぼくという生体機械もそのようにしてやがてすべての機能が使えなくなって役立たずになってしまうのだろう。幸いぼくは作家としてある程度の仕事をしてきたので、本という形でアウトプットしてきたものがある。まだ使えるパソコンでできる限りアウトプット続けたいと思っている。

12/19/金
今日はラムズ対シーホークスの中継があって途中まで見ていたのだが、ダーノルドがインターセプトを連発してラムズ圧勝という感じで見るのをやめた。あとで確認してみるとシーホークスが逆転していた。いったい何が起こったのか。ビデオを録ってあるので確認した。今週(ほとんどが来週月曜だが)の試合で注目されるのはAカンファ北とNカンファ南の地区優勝争いだろう。北のスティーラーズは強敵ライオンズ戦。レイブンズはもっと強敵ペイトリオッツ戦。どちらも負けそうだ。パンサーズとバッカニアーズは直接対決。勝った方が地区優勝に近づくことになる。本日は文藝家協会で、歴史時代作家協会との打ち合わせ。ぼくは前者の副理事長、後者の代表代行なので、何だかよくわからなかったが、とにかく話はまとまったようだ。

12/20/土
昨日の昼間、ラムズ対シーホークス戦を見ていて、第4クオーターに入って16点差でラムズリード。シーホークスのQBダーノルドが敵陣直前でこの日3回目のインターセプト。というところでテレビを消した。これで逆転するとはふつうは考えられない。しかし時間の経過によってタイムアップで試合が終わるFootballの場合、勝っている方は4クォーターに入ると急に消極的になることがある。パスを投げるとインターセプトの惧れがあるので、ラン攻撃で時間を消費しようとする。パスを投げても冒険はしない。これでは相手のディフェンスも楽で、3アンドアウトになることが多い。ラムズもそういう状態になってしまった。簡単に相手に攻撃権を渡し、キックオフリターンが決まり2ポイントの追加点でたちまち8点差になった。次のラムズの攻撃も3アンドアウトで、ダーノルドのパスが次々と決まってタッチダウン。問題は次の2点コンバージョンで、ダーノルドはランニングバックにスクリーンパスを投げた。ところがランニングバックが転倒してボールに触れず、ボールはその先にいた相手のヘルメットに当たって得点ゾーンに転がった。明らかにパス失敗でプレーはそこで終了。シーホークスのオフェンスが得点ゾーンに落ちていたボールを何気なく拾い上げた。この何気なく拾い上げたところがポイント。レフェリーがビデオを確認すると、ダーノルドが投げたスクリーンパスが、わずかに後方に向かっていた。これはラグビーの後方パスと同じで、ラグビーから進化したFootballは、ラテラルパスと呼ばれる後方パスはいくらやっていもいいのだが、落とすとプレーが止まる前方パスと違って、後方パスは落とすとファンブル扱いになってそのままではプレーは止まらない。地面に押さえるかボールをもった状態で膝をつくか、得点ゾーンで確保しているか、という状態になるまではプレーは続行する。ということで、得点ゾーンで何気なくボールを拾い上げた瞬間に2点コンバートが成功したことになる。この幸運によって16点差が一気に同点となり、延長戦でもシーホークスは奇蹟の逆転をした。先にタッチダウンで7点とられたのに、次の攻撃でタッチダウンして、2点コンバージョンを決めたのだ。成功すれば価値、失敗すれば負けといういちかばちかの勝負だった。キックで同点にすると3分残して相手の攻撃になり、キックが決まれば相手の勝利になる。引分だと両者3敗で並ぶことになるが、直接対決ですでに一杯しているシーホークスは、引分は負けに等しい。ラムズの残り2試合は弱い相手なので、この試合が引分になるとラムズの地区優勝がほぼ決まるという状態だった。しかし2点コンバージョンが決まってラムズが4敗になったため現在4敗の49ナーズにも地区優勝の可能性が残った。49ナーズは最終戦でシーホークスと対決するので、これに勝てば3チームが4敗で並ぶことになる。そうなると難しい計算になるのだが、どうやら49ナーズにも優勝の可能性があるようだ。というようなすごい試合だった。

12/21/日
例年ならこの時期には仕事を整理して浜松の仕事場に移動しているのだが、今年は文藝家協会の仕事が25日まであるので、クリスマスを東京で迎えることになる。老夫婦二人の生活だからクリスマスといってもとくに何かをするわけではない。スペインはカトリックの国だからクリスマスを祝う行事はあるようだが、サンタクロースよりも断然、三聖人の方が人気が高い。バルタザール、ガスパール、メルキュール(スペインではメルチョと呼ぶ)と呼ばれている三聖人はイエスが生まれた時にやってきたという東方三博士だ。ちなみに「エヴァンゲリオン」というアニメでも「マギ」と呼ばれる三つのコンピュータが世界を支配していることになっている。「マギ」とは「三博士」のことで、「マジック」の語源にもなっている。博士と魔術師とは同義語なのだ。スペインでは1月6日の未明に三博士がプレゼントを届けることになっている。1月5日にセビリアにいたことがあって、デパートの前を通ると見たこともないほどの大群衆がデパートの出入口にひしめいていた。ぎりぎりになってプレゼントを買い求める人々だった。維新の政調会長という人がテレビに出ていて、スペイン生まれということで、三ヵ月間生活をともにした孫娘のことを思い出した。もはや遠い思い出になっている。長男がスペインと縁ができて、ぼくと妻がスペインに行くようになったのは、30年近く前のことだが、嫁さんの両親や親戚などある程度の年齢の人々は、英語をまったく知らなかった。フランコという独裁政権が鎖国をしていて、語学教育をしていなかった。孫娘たちの世代はしっかり英語を学んでいる。スペイン語はラテン系の言葉なので、勉強しなくてもイタリア語は話せるようになる。孫娘はフランス語もできると言っていた。フランス語は発音が難しいのだが、文字で書けばスペイン語とそんなに違わない。ピレネー山脈を挟んだ隣国だから当然だ。フランス語のトラバーユがスペイン語ではトラバホになる。人の名もジャンがファン、ピエールがペドロになったりするのだが、孫娘は英語ができるので、フランス語もそれほど勉強せずにできるようになったようだ。英語は千年前の征服王ウィリアム一世がノルマンジーから遠征してロンドンを征圧したおり、以後三百年ほどフランス語を公用語としていたので、語彙の90%がフランス語と共通している。ロンドンの下町の娘がフランス語の影響で「スペイン」と言えないという話が『マイフェアレディー』に出てくる。「スペインの雨」というミュージカルナンバーもある。「スペインの雨は主に平野に降る」が下町娘には発音できない。スペイン、レイン、メインリー、プレインが、スパイン、ラインま、マインリー、プラインになる。スペイン人と同様、「H」の発音ができない。まあ、いまはそんな人はいないだろうが。さて、来週の文藝家協会の仕事というのは、百周年記念事業のうちの文士劇のスタッフとキャストの顔合わせというのがあるからだが、ぼくは副理事長として、これの責任者ということになっている。キャスティング委員会というものを作って女性理事の皆さんのご協力で、女性のキャストは決まったのだが、男性のキャストが不足していたので、知人友人に声をかけて、急遽、キャストとして参加していただくことになった。とはいえ年末の忙しい時期なので、何人の方にご参集しただけるか、心許ない思いをしている。

12/22/月
チーフスはマホームズの手術が終わって9ヵ月の療養に入った。ということは9月の来シーズン開幕には間に合わない。代理のQBを見つけないといけない。いまのミンシューは頼りにならない。さて、明日の49ナーズ対コルツが残っているが、パーディーの復帰した49ナーズが勝つだろう。ということで、現在の順位。Aカンファ。ブロンコスがジャガーズに負けた。3敗でブロンコスとペイトリオッツが並んでいる。直接対決はないのでどちらが上が微妙。4敗はジャガーズ、ビルズ、チャージャーズだが、北地区の優勝9勝6敗のスティーラーズでほぼ決まり。ワイルドカードは残り1枠。10勝5敗のテキサンズが有力。8勝6敗のコルツは超ベテランのリバースを入れたが苦しい。Nカンファは3敗のシーホークスが首位、次が4敗のベアーズ、ラムズ、49ナーズ。5敗のイーグルスが東地区の優勝。いつも低調な南地区は8勝7敗のパンサーズが単独首位、バッカニアーズは7勝8敗だが残り2試合。最終戦で直接対決がある。ワイルドカードは残り1枠。9勝5敗1分のパッカーズが有力。8勝7敗のライオンズは苦しい。このように見ると激戦だったシーズンも残り2試合となって、プレーオフ出場チームがほぼ見えてきた。だがトーナメントを勝ち進むチームはまったく見えてこない。シーズン当初から優勝候補だったビルズが調子を上げてきた。大ベテランのロジャース率いるスティーラーズは守備がしっかりしている。これに対して若いQBが率いるペイトリオッツとブロンコス、中堅QBトレバー・ローレンスのジャガーズとハーバートのチャージャーズ。この7チームは横一線という感じで、どうなるかわからない。Nカンファは西地区の3チームが強い。スタッフォードのラムズ、ダーノルドのシーホークス、パーディーの49ナーズ。これに若いQBの2人が挑む。ケイレブ・ウィリアムスのベアーズ、ヤングのパンサーズ。昨年の覇者のイーグルスのハーツ、パッカーズのラブは好不調の波が激しいが調子に乗ればカンファ決勝まで行くだろう。ここもほぼ横一線といえるが、西地区の3チームと、ケイレブのベアーズが有力。今シーズンはまさに群雄割拠の戦国時代だ。チーフス、レイブンズ、ライオンズの凋落が印象的。ぼくは何となくペイトリオッツのメイを応援したいと思っている。それと49ナーズのパーディー。スーパーボウルはペイトリオッツ対Nカンファ西地区のどこか、ということになるのではないか。

12/23/火
NET会議1件。夜は文藝家協会の百周年記念事業の文士劇の最初の顔合わせ。理事長のコネで日大本部の記者会見場を借りることができた。ぼくは日大文芸賞の選考委員をやっているので選考と授章式で年に二度ここに通っている。演出家と初めての顔合わせ。自己紹介を兼ねたワーキングがあって楽しかった。こんなふうにまずチームワークを固めていくのだなと思った。

12/24/水
クリスマスイブだが老夫婦二人の生活なので何事もない。明日は昨日と同じワーキングがある。それが今年の最後の公用。明後日には沼津に一泊して浜松の仕事場に向かう。とても寒いところなので、大丈夫かと思う。ふだん高層住宅に住んでいると寒さというものを感じることがない。築45年の丘の上の木造住宅は風がふくとものすごい音がして隙間風が入ってくる。しかしそこにはさまざまな思い出があって、自分にとっては大事なところだ。

12/25/木
今年も年末に近づいてきた。本日の文藝家協会の仕事で今年の公用は終了する。今年は本を出せなかった。昨年の『デーヴァ』が絶筆なのでもはや新たな作品を書くつもりはないのだが、旧作を修復する作業を続けていたのと、歴史時代作家協会のホームページに連載していたので、作業の手は動かしていた。手を動かしていないと、パソコンの平仮名キーボードの配置を忘れかけたりする。iPadではローマ字変換、iPhoneでは10キーを使っているので、iPadなどを使っていると、パソコンに向かう時間がなくなってしまう。このページはパソコンでないと打てないので、作業のない日でも何とか平仮名キーボードを叩いている。今年は何やら多忙だった。文藝家協会の百周年事業、SARTRASの三年レビュー、歴時協会の代表代行になったので理事会にも参加するようになった。他にもいくつかの団体に参加しているので、月の半分ほどが会議でつぶれる。後期高齢者だが、適度に仕事があるというのはありがたいことだ。孫娘が三ヵ月いたのは楽しかった。今年もよい一年だと思っている。ただFootballに関しては、チーフス王国の凋落という歴史的な現場を見ることになった。これも仕方のないことだ。さて来週の試合では、レイダーズ対ジャイアンツの歴史的一戦がある。負けた方が来年のドラフト1位の指名権を得る。こういう場合、QBは自分のクビがかかっているのでがんばるものだ。このビリ争いに参加していたセインツが、新人QBショウの奮闘で3連勝してビリ争いから抜け出した。ジャイアンツのダートも同様だろう。レイダーズのQBスミスはベテランだが、何とか踏んばるはずだ。

12/26/金
本日は沼津のホテルに移動するだけ。浜松への往路はいつも東京近辺で渋滞があるので、運転する妻の疲労を考え、途中で一泊することにしている。始めは御殿場で何回か泊まったのだが、あのあたりはけっこう混むので、沼津まで行ってしまった方が翌日が楽になる。インター近くのホテルに何回か泊まったのだが、今回は文藝家協会の仕事があって移動日が遅くなり週末にかかってしまって、いつものホテルの予約がとれず新しいホテルとなった。知らない場所に行くのは緊張する。ぼくがスマホを見ながらガイドをする。無事に到着。あとは酒を飲んで寝るだけ。

12/27/土
ホテルの位置が微妙なところにあり、沼津インターには戻れないので新東名のインターに向かう。地図で調べてあったので何とかたどりつけたが、意外と近いところにあったので危うく通り過ぎてしまうところだった。ふだんより車は多かったが1時間で三ヶ日インターに到着。農協スーパーで買い物。仕事場に着くと管理を任せている大工さんがミカンを届けてくれた。仕事場はやや高いところにあり荷物を運び込むのが重労働だ。掃除などをして生活できることを確認。給湯器やWi-Fiの装置も作動していた。夏の短い滞在から使用していなかったが、使えることがわかって安心。

12/28/日
本日は三ヶ日のホームセンターで灯油を買う。洗面所の蛍光灯が切れたので、やや懸念をもって売場へ。電球はLEDに交換すればいいが、蛍光灯はグローランプがついていて、単純なLED化ができない。さらに蛍光灯そのものは製造が中止されているのではないか。とりあえずサイズを測って同じものを探したのだが、どうもないようだ。そこで見つけたのがコメリ製のLED。コメリというのはホームセンターのチェーン店だ。大きなチェーン店だから嘘はつかないだろうと思ってそれを購入。まずは灯油を運び上げる。これが重労働。疲れ果てていたが蛍光灯をセットしないといけない。パッケージのなかに「フェイクランプ」というものがある。これをグローランプに位置にセットしてから、LEDの管をセットしてスイッチを入れると、ちゃんと点灯した。おおっ、これは大発明だ。事前にネットを調べると、電気器具をとっかえるしかないと書いてあるページばかりだった。しかしこのコメリの大発明によって、蛍光灯器具の多くがそのまま使えることになったのだろう。こういう発明は、電球そのものの発明よりも複雑で、必要性の高いものだと思われる。何しろ築40年以上の建物なので、電気器具も同じ年数を経過している。いまさら器具を取り換えるつもりはない。建物が朽ちるまではこのままで使用したいと思っている。

12/29/月
この仕事場は一戸建ての住宅なので周囲に敷地がある。リビングの前の浜名湖が見える側には平らな庭がある。反対側のパーキングスペースのある側は斜面になっていて、キーウィーの棚や、レモン、柚子の木がある。キーウィーは誰かに採られてしまうことも多いのだが、まだ少し残っていたので収穫する。レモンはゼロ。柚子は小さい実がいっぱい。これは取り切れないがとりあえず手の届くところは採る。高齢者にとっては重労働だ。これは午後の作業。昼ご飯の前後はベアーズ対49ナーズの中継を見ていた。トップシードを争う好カード。延長になりそうな接戦だったが、49ナーズが勝ちきった。明日のラムズ対ファルコンズ戦が残っているがプレーオフ進出チームがほぼ決まった。Aカンファ北地区の地区優勝はスティーラーズがブラウンズに勝てば優秀決定だったが、まさかの敗戦で、レイブンズとの最終戦に持ち越されたようだ。Nカンファ南地区もパンサーズの優勝は最終戦に持ち越された。Aカンファのシード1位は3敗のペイトリオッツかブロンコス、次が4敗のジャガーズ、これで地区優勝の各チームが決まり、ワイルドカードは5敗のビルズ、テキサンズ、チャージャーズ。これで決まりだ。この3チーム、いずれもアップセットできる実力と勢いをもっている。今年のプレーオフはおもしろい。首位に近いペイトリオッツとブロンコスとも、実力の差はない。ロジャースの衰えの見えるスティーラーズは弱そうだが、北地区からレイブンズが出てくれば、7チームにスーパーボウル出場の可能性がある。Nカンファはまだシード首位が見えてこない。西地区はシーホークス3敗、ラムズと49ナーズが4敗だが、最終戦はシーホークス対49ナーズなので、3チームが4敗で並ぶ可能性がある。その場合の判定方法はどうなるのか。地区優勝とシード1位が同時に決まり、残り2チームとパッカーズがワイルドカードになる。地区優勝は東がイーグルス、北がベアーズ、南は最終戦がパンサーズ対バッカニアーズなのでその勝者か。ということで、17週が終わっても、地区優勝がまだ決まらないところがあり、シード首位も渾沌としている。こんなにおもしろい展開はぼくの知る限りめったにないことだ。常勝のチーフスが凋落しただけでなく、ビルズ、レイブンズも低調で、カンファ優勝がどのチームになるかまったくわからない。Nカンファは西地区の3チームにケイレブ・ウィリアムスのベアーズ、ヤングのパンサーズが加わる。イーグルスの2連覇も可能性がないわけではない。こちらも渾沌としている。

12/30/火
Footballのレギュラーシーズン最終戦は日本時間4日(日)と5日(月)に実施されるのだが、稀に見る激戦のシーズンを象徴するように、最終戦で地区優勝が決まるという対戦カードが3試合も組まれている。これは空前のことではないか。4日はパンサーズ対バッカニアーズ、シーホークス対9ナーズのダブルヘッダー。Nカンファ南地区と西地区の地区優勝がこれで決まる。さらに西地区優勝チームがプレーオフの第一シード(初戦不戦勝)の権利を得る。現在西地区はシーホークスが3敗で単独首位だが、最終戦で4敗の49ナーズと対戦するため負ければ首位から陥落する。昨日の試合でベアーズは49ナーズに負けて5敗と後退したため、49ナーズが勝てばプレーオフ第一シードとなる。さらに5日の最終戦はレイブンズ対スティーラーズで、これも勝った方がAカンファ北地区の地区優勝となる。スティーラーズは昨日の試合でブラウンズを相手に、試合終了直前に敵陣に攻め込み、短いパスが通れば逆転勝ちで地区優勝決定という状況だったが、ロジャースのパスはすべて失敗に終わった。メットカーフを始め有力レシーバーが全員欠場という事態でさすがのロジャースも手元が狂ったのだろう。ブラウンズは守備ラインが強力でロジャースにあせりがあったのだろう。最終戦のレイブンズはQBラマ―・ジャクソンが万全ではないようだが、試合に出場できれば強敵となる。ロジャースを応援したい。さて、昨日の試合で、ある意味では優勝争いよりも重要な試合があった。ジャイアンツ対レイダーズ。ビリ争いだ。2勝13敗同士の決戦。これに負ければ、たとえ最終戦に勝っても、3勝14敗となり、相手が負けて3勝14敗で並んだとしても、直接対決で負けているのでビリになる。ビリになれば来年のドラフトで一番目に選手を指名できる。ジャイアンツのQBは新人のダート。来年新しいQBが入れば自分の立場がなくなるから勝たねばならない。レイダーズのQBはベテランのスミス。勝ったところでお払い箱になるだろう。モチベーションの差で、ジャイアンツの圧勝。これでめでたくレイダーズがビリになり、来年のドラフトで、インディアナ大学のフェルナンド・メンドーサを指名するだろう。来年のドラフトの有力QBはこのメンドーサだけだといわれているので、レイダーズは貴重な黒星を得たことになる。

12/31/水
とうとう大晦日になった。長い一年だった気がする。本は出さなかったが、『崇神戦記』のシリーズを書き直す作業をずっと続けた。完了しなかったが、三部作の終了は見えてきた。ただ作業の最終目的の第四部はまったく手がつかないままだ。来年に楽しみが残ったと考えたい。文藝家協会百周年事業の文士劇の責任者になったのでキャスティング委員会を作り、出演者を決め、年末には顔合わせのワークショップも実現した。SARTRASは三年レビューの年にあたり会議が増えた。歴時協会は協会賞の選考委員長だけでなく、昨年末に「代表代行」というものになって、理事会に出席するようになって仕事が増えた。ホームページの読者を増やすために連載をすることにもなった。ということで、例年よりも多忙だった。百周年事業はやがて終わる。三年レビューも今回だけのものだ。代表代行はいずれ代表が復帰すればお役御免となる。まあ、そのうち楽になるだろうと思っている。今年はさらにスペインの孫娘が三ヵ月ほど自宅に泊まることになった。これは楽しい経験だったが、けっこう疲れたことも確かだ。Footballはチーフスの凋落という思いがけない事態に遭遇した。ペイトリオッツの凋落という事態は傍観しているだけだったが、チーフスは応援していたのでショックだった。ただプレーオフを前にして応援するチームがなくなったので、気持が楽になった。客観的にトーナメントを楽しめると思っている。明日になれば、数え年で79歳になる。傘寿もであと一歩だ。まだ元気ではあるが、足腰は少し弱ってきた。まあ、何とか元気なままで一年間を過ごしたいと思っている。


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