訪問記 | [2003/01/13]前山の藪から一変、まともな登山道になり快調に頂上をめざすが、途中の急勾配に何度も息が切れ切れ。頂上手前では心臓がパンク寸前。普段の運動不足を反省した。この登山道はマウンテンバイクのクロカン練習コースになっているようで5台のバイクと行き会う。彼方で鉄砲撃ちの銃声も聞こえる。また、登山道の整備をされている小田の有志の方々とも出会ったので、前山の藪も払っておいて下さいよ、と一応お願いをしておいたが、皆さん前山を知らなかった。頂上へ着くなり宝篋印塔の前にへたり込み、取りあえず昼食。宝篋印塔の裏側にある「筑波宝鏡テレビ放送固定局」施設の北東側および北北西側へ少し降りたところにある堀切を確認しに行く。少し降りるということは、また帰りに登らなくてはならないということで、降りながら少々憂鬱。今日は真冬というのに3月並みの暖かさで春霞がかかったよう。小田城も霞の下にぼんやりと見えた。昨日は透明度が高かったのでそういう日に登ってみたかった。小田城、小田前山城、宝篋山の三者は総合的に見ていく必要があることは登ってみればよく分かる。帰宅後、写真を再生して気が付いたのだが、宝篋印塔の露盤と相輪がずれているのではないだろうか。 |
所在地 | つくば市小田。登山ルート案内:国道125号線小田の信号から八幡神社へ向かって登り鳥居の左脇の舗装道路を少し登ると右手に採石場がある。そのあたりに車を留め、少し道路を登ると右手に「小田山頂へ2.5km」の標識がある。そこから登ると、愛宕神社があるのでその左脇のかなり急な山道を登っていけば前山城の主郭東側下を北上する登山道へ通じる。その先に堀切があり、棒杭の標識が立っている。右(東)へ取れば宝篋山へ至る(約50分)。その後分かったのですが、愛宕山神社脇から登るよりも、国道125号線の切り通しの階段から上るのが楽だと思います。この道は小田前山城遺構を通過して宝篋山へそのまま通じています。頂上の電波塔への道路があるので、登山が嫌な方は「表筑波スカイライン」からも上がって来られると思う。ただし、途中にゲートがあるかも知れないので保証はできませんが。 |
参考書 | 『筑波町史』、『重要遺跡調査報告書II(城館跡)』 |