彦澗台場

概説 ハマナス台場公園は噴火湾の入江に位置し、昔から海上警備の拠点になっていました。台場とは、江戸末期、要害の地に設けて大砲を備えつけ、海防に備えた砲台のことをいいます。箱館戦争の時に旧幕府軍副総裁榎本武揚が対岸室蘭に向う要地と見て、隊員30名を駐留させ、村民多数の使役によって約1ヶ月後に小規模ながら4砲台を築きました。[ハマナス台場公園の説明板より抜粋]
 ここに書かれている4砲台というのは、この彦澗台場のほか、会所町台場会所町B台場四軒町台場を指すものと思う。
現在は公園となっている台場からの眺め
訪問記[2001/7/9]国道278号線沿いのハマナス台場公園内の海難慰霊碑(写真左の塔)の付近に砲台があったそうだ。
[2002/8/26]今年最初で最後の晴天の休日、対岸の室蘭白鳥大橋も眺められた。
所在地北海道渡島支庁砂原町彦澗302。ハマナス台場公園。
参考書『砂原町史』