7.山寺(立石寺)
仙台を後にして、こんどは東から西へ道路は48号線と変わる。奥羽山脈を横断する
こと3回目、最初は46、47そして今度の48号線である。もう一度逆方向に走らないと家には戻れない。(偶数回の原理)。蛇足を言えば松島から仙台間は45号線であった。駄洒落はともかく関山峠を越えめざすは一路天童温泉。ここは将棋の駒でも有名な所である。
ふもとの山門を300円を納めてくぐると目の前に連なる石段。登れども登れども石段がある。
山頂まで800段あまりあるというこの石段を一歩一歩を踏みしめながら登ると、杉の大木が一切の音を吸い込むのであろうか静寂に包まれる。なるほど芭蕉の名句「閑さや・・・・」を実感する。10分ほど登るとほどなく「せみ塚」の石碑に着く。
閑さや岩にしみ入る蝉の声