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映日 subsun
雲の上に出た飛行機の窓から眼下を見下ろすと、
雲に映った太陽が見えることがあります。
映日 (えいじつ) と呼ばれる現象です。
地上でも、ダイアモンド・ダストが舞うようなときには、
建物の上の階や丘や山の上から見下ろすと見えることもあります。
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図1: 映日の見える仕組み:
氷の結晶の傾きが揃っているので、
反射した光がちょうど目に届くのはごく一部
(点線の円に囲まれた部分だけが目に映る)。
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ちょうど上に伸びる 太陽柱 を逆さにした位置関係で、
氷の結晶の揺らぎが大きいと、下に伸びる太陽柱になります。
しかし、氷の結晶の揺らぎが小さいと、
ちょうど目の方向に来る光はごく一部の方向だけになってしまいます (図1)。
すなわち、静かな水面に映る太陽と、
さざ波の多い水面とに映る太陽との違いと同じように、
鏡に映ったように見えるか、柱のように伸びて見えるかが決まるのです。
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名称: 映日
name: subsun
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氷晶の形状: 六角柱(平板)
姿勢: 底面/上面を水平に
光路: →[上面]→
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関連項目
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