1/8(水)
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リス族の学校で

寒くて何度も起きたせいか7時には起きられなかった。宿で食事をとる。コーヒーはインスタントだったが、ボイルドライスを頼んだらメニューにはなかったらしくホストの奥さんがわざわざ自宅から(と言っても隣だけど)作ってきてくれてそれを食べる。(このゲストハウスのオーナーはカウさん。出身はThaiだけど両親がIndiaとのこと)
途中いやな感じの白人のツーリストが来て交渉していたが、部屋は空いているのにFullだと言って断っていた。どうやら危ない人は泊めないみたい。I don’t like himと言っていたので、私も同じと言ったら喜んでいた?!

9時に宿を出発。ガイドandドライバーにはカウさん。私の他U.K.から来たフランクとアンの計4人でピックアップに乗っていく。今回は4人乗りのピックアップなので荷台に乗らずに済む。車中ずっとフランク、アンと雑談していたので、頭を使ってとても疲れた。
ツアーはと言えば、出発して1時間後Hot springに着き、そこを見学。温泉が10mの高さに吹き出ているのですごいと思ったが、近づいてみるとバルブが付いていてそこからわき上がっていた。
Hot springを後にしてリス族の村へ。途中、山を越えていくのだが、とても勾配のきつい道を通っていく。でも景色はすばらしい。リス族の村では学校に車を停めたが、子供達がとてもかわいい。民族衣装を着て遊び回っていた。

それにしてもなぜ女性だけが民族衣装を着るのだろう?村の中に入っていき、衣装をミシン掛けしているところを見学。写真を撮ると10バーツという。写真を撮っただけで10バーツはお互い良くないことだと思うが、1日に何度も見ず知らずの人に写真を撮られる側にしてみれば、大変いやなことだろう。いっそのこと、Long Neckみたいに入村料をとるとか、でもそれも観光地化されてしまいつまらないし…なかなか難しい問題である。
怪しげなカラオケ屋
村長さんと日本の本

次に訪れたのはメーサロンという高地にある町で、チャイナタウンになっている。昔(と言っても50年くらい前?)中国雲南省から移ってきた人々によって作られた町で、いたる所に漢字を見かける。
ムカデ酒(?)

人参や蛇酒、ドライフルーツ、お茶、漢方薬みたいなものが売られていた。ここには結構長くいて、飽きてしまった。

2時頃に遅いLunchを食べて、次はヤオ族の村へ。ヤオ族の村では村長さんが日本の本を見せてくれて、その本に彼の写真がたくさん写っていた。
英語が少し話せて、どうやら中国語もOKらしい。元々ヤオ族は中国から移ってきた人達で、漢字を用いている。何冊かの本のタイトルをチェックしてお礼を言い、ヤオ族の村をあとにする。

4時過ぎに最後にアカ族の村へ。今まで見てきた中で一番貧しく見える村だった。アニミズムの傾向があるらしく、村の入り口に門があり、左右に男性自身女性自身をかたどった人形が置いてある。人々も他の民族より薄汚れて見えたが、必ずしもアカ族全てが貧しいわけではないのだろう。聞くところによると犬を食べているらしい。

5時半頃宿に戻る。これだけ回って650バーツだったら安いかな。でも次回は泊まりがけのTrekkingに参加したい。車で回れるところは観光地化されて、物を売ったり、お金をせびったりする様になってしまっている。責任は我々訪れる側にあるんだけど。
きっと数年後はもっともっと観光地化されて貧富の差が目に見えるようになってくるのだろう。

 
フランクとアンのこと:
ロンドンから西へ2、30km行ったところに住んでいる夫婦。フランクは74歳。アンは56歳。フランクはガンで左の肺を失っているが(5年前に)元気である。ビクターのDV1(当時の世界最小ムービー)を見せてあげたら、大変うらやましがっていた。きっとU.K.で発売されたら買うだろう。これからも元気に旅してください。
 
ヤオ族の村長:
中国名は李進貴(リーシンキ)77歳。ヤオ賊の名前は…(ビデオで聞いてね)
10人の子供がいて、孫は83人(?)。聞き間違いか。フランクは23人と言っていた。



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