建てるまで物語 - 土地探し

2003/12/14(日) 土地探し

日曜日の早朝.今住んでいる隣の駅の前で待ち合わせです.駅前にはすでに先週の営業の方に加えて,旭化成不動産の方が待っており,一緒に土地の見学へと向かいました.

物件A:
駅から歩いて約13分のところにある静かな住宅街の一角です.土地は西4m道路で36坪のほぼ正方形.冬至に近い今の季節でも2階には申し分のない日照があります.近隣も住宅地として開発が終わっており,高い建物も近くにはありません.最初に案内された物件ながら,すっかり気に入ってしまいました.現在は売主の家が建っていて,引渡しは6月になります.

物件B:
物件Aよりさらに一駅先の駅から歩いて約8分の土地です.北側道路で旗竿地と呼ばれる形状の土地です.道路の北側には暗渠になっている用水路があり,さらにその奥には高速道路.南側には2階建てのアパートがあり,庭どころか家の中でも落ち着けなさそうなところでした.土地の形状だけでなく周囲の環境も受け入れがたいものだったので,早々に候補から外しました.

物件C:
「予算オーバーなので」という前置きで紹介いただいた土地です.現在の生活圏とほぼ同じエリアに位置し,近くにショッピングセンターもあります.南東5m道路で日当たり良好.土地は34.8坪で間口8mの長方形です.問題はやはり値段で,かなり(相当)予算をオーバーしています.ほかにも見学に来ている人がいたので要注意です.引渡しは即時です.

午後に仙川展示場の「PAO」を見学した後に,再び歩いてこの物件Cを見学に行きました.駅からの時間を計るためと,付近の住環境を見るためです.今までと同じ駅を利用でき,近くにショッピングセンターもあることから妻はここが気に入ったようです.値段以外は今のところ不満も無いので,買い付けを入れて交渉権を確保しておくことにしました.1週間の間に回答をしなければなりません.

2003/12/15(月) 資金計画

買い付けを入れたからには本格的に物件Cの資金計画を考えなくてはなりません.予算オーバーは承知していたものの,オーバー分をすべて自己資金でまかなわないとローンがかなり厳しいです.払えなくは無いものの,家が出来たら現金が無いということになりかねないので,かなり危険です.

2003/12/16(火) 夜の物件C

気になる物件はいろいろな時間に見に行くのが良いですよとのアドバイスに従い,会社から帰った後に自転車で物件の周りを走ってみました.気が付いたのはアパートの多さ.そして戸建住宅の少なさ.今は南東道路の向かいは駐車場ですが,いつ建物が建っても不思議ではありません.現状は確かに日当たりのいい土地ですが,住環境という面では急に気になり始めました.家に帰るころには急速に意欲がしぼんでいきました.

2003/12/20(土) 両親と見学

おそらく一生住むことになる土地ということもあり,私と妻のそれぞれの両親に見学してもらうことにしました.最寄の駅で待ち合わせて,物件Cと次に物件Aに.やはり周囲の環境が気になるのか,全員が物件Aがいいねという感想でした.最終的に決めるのは私たち夫婦ですが,予算の問題もあり物件Cはやめることにしました.家に帰ると物件Cを断り,今後物件Aで話を進めて行きたいと連絡を入れました.

2003/12/27(土) 売買契約成立

物件Aの売主は海外にいるようで,売主側の不動産屋は電子メールで価格交渉などをやり取りしているそうです.最終的に若干の値引きが成立し,翌年6月末に引渡しということで合意に至りました.不動産売買契約書は私たちの署名・押印後,その日のうちに国際宅配便で売主の下へと送られていきました.その他に大量のローン関係の書類に記入したら,ボールペンが一本だめになってしまいました(^_^;) 契約書が帰ってくるのはおそらく年が明けてからになることでしょう.

売地

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