出力装置
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CRTディスプレイ | 液晶ディスプレイ |
ディスプレイの性能は、解像度(ピクセル数)と色数で表され、コンピュータに内蔵されているビデオメモリの性能によって決まります。解像度(ピクセル数)と色数の両方を規定しているグラフィックス表示規格を用いて表されることが多いのですが、一般に「VGA対応のディスプレイ」となっている場合は、「640×480ピクセルの表示が可能」と、単に解像度(画面サイズ)を意味します。
規格 | 読み | 正式名 | 解像度 | 特徴 |
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QVGA | キューヴイジーエイ | Quarter VGA | 320×240 | VGAの4分の1のサイズです。携帯端末などで用いられています。 |
CGA | シージーエイ | Color Graphics Adapter | 640×200 または 320×200 |
初期のIBM PCに使われたグラフィック・ボードで、320×200ピクセル4色、または640×200ピクセル2色があります。 |
VGA | ヴイジーエイ | Video Graphics Array | 640×480 | IBMが定めたIBM PC/AT互換機用のグラフィック表示規格です。640×480ピクセル、16色まで表示可能です。 しかし、一般的には単に640×480ピクセルの解像度を指してVGAと呼びます。 |
SVGA | エスヴイジーエイ | Super VGA | 800×600 | VGAを拡張したグラフィックス表示規格です。640×480ピクセル、256色から1280×1024ピクセル、116,777,216色までいくつかの解像度、色数があります。 しかし、一般的には単に800×600ピクセルの解像度を指してSVGAと呼びます。 |
XGA | エックスジーエイ | eXtended Graphics Array | 1024×768 | IBMが定めたVGAを拡張したグラフィックス表示規格です。1024×768ピクセル、256色まで表示可能です。 しかし、一般的には単に1024×768ピクセルの解像度を指してXGAと呼びます。 |
WXGA | ダブリューエックスジーエイ | Wide XGA | 1280×768 | XGAの横幅を少し広げたものです。 |
Quad-VGA | クアッドヴイジーエイ | Quad VGA | 1280×960 | VGAの4倍のサイズです。 |
SXGA | エスエックスジーエイ | Super XGA | 1280×1024 | |
SXGA+ | エスエックスジーエイプラス | Super XGA plus | 1400×1050 | |
UXGA | ユーエックスジーエイ | Ultra XGA | 1600×1200 | |
QXGA | キューエックスジーエイ | Quad XGA | 2048×1536 | Quad-XGAとも呼びます。XGAの4倍のサイズです。 |
QUXGA | キューユーエックスジーエイ | Quad Ultra XGA | 3200×2400 | UXGAの4倍のサイズです。 |
QUXGA Wide | キューユーエックスジーエイ | QUXGA Wide | 3840×2400 |
プリンタ(Printer)は、コンピュータで作成したデータを紙などに印刷する装置。色々な方式がありますが、ここでは一般的に使われているものをご紹介します。
熱転写プリンタ(Thermal Printer)は、発熱する印字ヘッドを、溶熱インクを塗布したインクリボンに押し付けて転写するプリンタです。この方式のプリンタのうち、インクを昇華(気化)させて印字する方式を特に昇華型プリンタ(ショウカガタプリンタ;Dye Sublimation Printer)と呼びます。熱転写プリンタは印字音が非常に小さく、小型化も容易だという長所があり、ワープロ専用機の内蔵プリンタとして広く普及しましたが、現在では高性能な業務用のものを除いてあまり使われなくなっています。
レーザー・プリンタ(Laser Printer)は、レーザーを使って帯電ドラムに照射し、トナーを用紙に定着させる、コピー機と同じ原理のプリンタです。比較的高価ですが、高速、高解像度の印字が可能なため、オフィスなどで最も広く利用されています。カラー・レーザー・プリンタ(Color Laser Printer)は非常に高価です。
インクジェット・プリンタ(Ink-Jet Printer)は、インクを紙に噴射して印字するプリンタです。レーザー・プリンタと比べると印刷速度や性能が低くいのですが、カラー・プリンタでも安価で小型なため、個人用として最も広く利用されています。
ドット・インパクト・プリンタ(Dot Impact Printer)は、細いピンを並べた印字ヘッドをインクリボンに叩きつけて印字するプリンタです。印字音が大きく、解像度も低いという欠点がありますが、インクリボンは繰り返し使えるためランニングコストが安いという長所があります。レーザー・プリンタやインクジェット・プリンタが安価になったため、現在では複写伝票用紙出力以外の用途にはあまり使われなくなっています。
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熱転写プリンタ | レーザー・プリンタ | インクジェット・プリンタ | ドット・インパクト・プリンタ |
プロッタ(Plotter)は、建築や機械などのCAD/CAMデータを、図面として印字する装置です。プリンタと異なり、図形の形を直線や曲線の集合で表現したベクトルデータによって出力します。