1998.8.4(火)アヴィニヨン

ローヌ川の辺り,城壁に囲まれた,中世の雰囲気を今に伝える都市。「アヴィニヨンの橋の上で...」と歌われるのは,サン・ベネゼ橋。

エクサンプロヴァンス

ミラボー通りの Cafe de Paris で complet を注文。ショコラで暖まる。バケットもバターもとてもおいしい。絞りたてのオレンジジュースも嬉しい。

Aix の市内ツアーに参加しようと Tourism Office へ。しかし英語のツアーが水曜日だけのため,急遽アヴィニヨンに行くことに。鉄道だとマルセイユ経由で時間がかかりすぎるのでバスで行くことにする。しかし,本数が少なく次の便は11:30。

アヴィニヨン

12:45PM 田園風景を楽しみながら(高速にのって)1h15min,Avignon 駅すぐそばのバスターミナルへ着く。レピュブリック門(Porte Republique)から入り教皇庁(palais des Papes)へ(インフォメーションは1時から昼休みだった)。途中メインストリート(Rue de la Republique)には,美味しそうなパン屋やセンスのよい用品店が多い。

時計台広場

(写真)メリーゴーラウンド
(写真)きんとん,騙し絵のある建物
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教皇庁前からプチトランに乗ろうとするもいっぱいなので,先にお昼。市庁舎前の時計台広場(Place de l'Horloge)にはメリーゴーラウンドがあり,カフェやレストランが大にぎわい。いろいろ見ているうちにチュニジア料理店へ。

つきだしにそら豆とひよこ豆のサブジのようなものが出る。鶏とじゃがいも,豆をレモンで煮込んだタジンは美味。食事をした路地の両側の壁にはだまし絵がいっぱいで,楽しい。窓にご注目。



教皇庁

(写真)きんとん,教皇庁前広場にて
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(写真)百香里,教皇庁テラスにて

昼食後,教皇庁へ。旧宮殿と新宮殿からなり,フランス革命により損傷が激しく,現在でも修復の努力が続けられている。しかし,オーディオ・ガイドが実に詳しいため大変興味深く見学できた。全部聞いてたら3時間くらいかかりそう。7カ国語から選べ,日本語もある。(ただし特別展示品の部分は日本語はエラーとなった。)

特に,大食堂と厨房塔,厠塔(革命の時のものすごい話もある),書斎と寝所,鹿の間(クレメンス6世の執務室)と礼拝堂と更衣の間等々。またテラスからの眺めを楽しむこともできる。<下左>紋章のある建物は国立音楽院(もとは貨幣鋳造所)。<下右>中央にサン・ベネゼ橋,右手はプチ・パレ。しかし疲れた。



(写真)教皇庁テラスからアヴィニオンの町を見下ろす (写真)教皇庁テラスからアヴィニオンの町を見下ろす (写真)教皇庁テラスからアヴィニオンの町を見下ろす
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プチトラン

(写真)百香里,プチトラン
百香里,城壁
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(写真)サン・ベネゼ橋

5:30PM 日が強いのでプチ・パレもノートルダム・デ・ドンもあきらめ,プチトランに乗る。橋も車上から見てよしとする。街を一周して,気が着くと最終バスまであまり余裕がない。

6:30PM 城壁を出て,バス乗り場へ。15分待っても来ない。(夏用の時刻表を見損なったらしい。)しかたなく SNCF 駅へ。マルセイユまで1時間,10分待ち合わせた後 Aix までは各駅のため45分。帰り着くのは9時を過ぎてしまうことが判明。しかし,列車にも乗ってみたかったと,強がる。

切符を買おうとしたきんとんは,窓口でなぜか年齢を聞かれる。変だなと思いながらもフランス語では素直に答えることしかできない。43歳と告げると係の人はのけ反ってしまった。(25歳以下で割引)



17:15PM マルセイユまではいい列車。そとは明るく,オリーブ畑,糸杉,向日葵畑の中に点在する bastide,典型的なしかしすばらしいプロヴァンスの景色。しかし時差のせいか百香里は起きていられない。

マルセイユ

8:14PM いかにもローカル線の2両編成に乗り換え Aix へ。まだ十分明るく,外の景色を楽しめる。

エクサンプロヴァンス

9:09PM 薄暗くはなっているがまだ夜ではない。本当に一日が長い。人事ながら,こんなに季節変動があっては体に悪かろうと思ってしまう。遅くなったので夕食はホテル近くのピッツェリア。


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