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第1楽章 Largo DSCH * と3つの旋律 A,B,C による弓型形式( * A * B * C * B' * A * ) |
以下、全音楽譜出版者の楽譜(4-11-891853-6)での練習番号Nの第m小節めを N.m の形式で示す。
* | DSCHによるフーガ。最低音のチェロから高音部へ。
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1 | A | 事実上のデビュー作である第1交響曲第1楽章冒頭を引用。DSCH(1.11)。
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2 | B | チャイコフスキーの「悲愴」第1楽章第2主題の変型が、長く引き延ばした下の3声部の通奏低音上に、第1ヴァイオリンの呟くようなレチタティーヴォとして登場する。DSCH(3)。
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3.5 | C | 次の楽章(トッカータ)を予感させる動機Aを伴奏にして、 第5交響曲第1楽章第1主題や 第4交響曲第2楽章Trio主題(ともに全音全音短三度で始まる下降音型)を思い出させるメランコリックな下降旋律が3度登場する(4)。DSCH(6)。
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7 | B' | チャイコフスキーの「悲愴」第1楽章第2主題の変型が、今度はチェロで演奏される。DSCH(9)。 | ||||||||||
9.5 | A | 再び第1交響曲第1楽章冒頭を引用。DSCH(10.3)。再び動機Aが登場し(10.7)、クレッシェンドして次の楽章へ。 |
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