北京 第4・5日
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宋慶齢故居

朝食を済ませ準備しているところへ劉恒江さんから電話が入る。予定より30分早く出発。初日行きたかったが時間がなく断念した宋慶齢故居に寄ってくれることになった。元溥儀の父が住んでいたというりっぱな邸宅である。


宋慶齢のことは、映画「宋家の三姉妹」を見るまではほとんど知ら
なかったのだが、門の「中華人民共和国名誉主席」の文字を見ると
き、中国革命を通して世界の歴史に影響を与えた女性への思いをあ
らたにする。

昼は劉恒江さんに餃子店に連れていってもらう。店内の見えるところで作っている。セロリ、にんじん、白菜の漬け物の3種類の水餃子を黒酢でいただく。辛い麻辣豆腐、あっさりした冬瓜と干し海老の炒めものとの組み合わせが絶妙。これで(3人分)22元(約330円)。餃子は客寄せで、それだけ注文されると採算割れらしい。高速に乗って明の十三陵へ。

定陵

明の十三陵の一つ、万暦帝が21歳のときから6年かかって造った定陵を見学。

神道

定陵から少し離れた場所にある神道を歩く。両側にずらっと並んだ彫像が面白く、実に気持ちのよい散歩道である。ゆっくり歩いて30分弱。

居庸関−八迭嶺

八迭嶺へ向かう途中、居庸関から長城を眺める。さらに高速を進んで、いよいよ万里の長城である。八迭嶺の入り口から向かって左側(男坂)を登る。相当年配のフランス人女性が一人で登っていたのには驚いた。

八迭嶺には長城博物館(表札は江沢民の筆)もある。

下ったところでカメラを紛失したのに気がつく。カメラより3日目午前中以降の既にとった写真が惜しい。ビデオも気がついたら地面撮りはしているは、テープに撮ったつもりが、メモリースティックへのmpeg1になっていたりしていてさんざんである。

北京ダック

北京最後の夜をもう一度京劇を見に行くか、それとも北京ダックを食べるか迷っていた。劉恒江さんに相談すると、京劇は一度は見ているし、北京に来て北京ダックを食べずに帰ってはいけないという。行きつけの店に連れていってもらい、さらに二人では北京ダック一羽は多すぎるので、言葉の不自由な我々に代わって半羽(半只と書くらしい)分の注文までしてもらった。日本で食べる(油っぽくて皮だけの)北京ダックとは全然違う。本当にうまい!セロリと百合根の炒めもの、ブロッコリーと合わせて58元。

劉恒江さんと
金−ほんとうは金が三つ重なった字−満楼「火考」鴨店にて

9月5日 成田へ

時差は1時間。日本にいるときと同様、NHK BS2で朝の連ドラを見て、7時にホテルをチェックアウト。

チェックインの前に空港税を払って入場しなければならない。ぎりぎりに来ていたら慌てたかも知れない。出国検査の列でデトロイト交響楽団でビオラを弾いているという中国人男性と話をした。日本公演があるらしい(来年?)。帰りは定刻出発で遅れもなし。


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