
GOING TO BELGIUM
8月2日の(5)
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私も干し草の上に腰をおろし、こんなだったら THUNDER が出るまでこうしていてもいいなあ、なんて思いかけた。が・・・次のバンドの準備が始まったあたりから異様に寒くなってきた。タンクトップ、長袖Tシャツ、ダンガリーシャツ、半袖Tシャツを着た上から裏付きのジャケットを着ていたのに。このままじゃ風邪ひいちゃうと思い、いったんホテルに戻り、5時くらいまでホテルで時間をつぶした。 長袖Tシャツの上にもう1枚半袖Tシャツを重ね、その上からダンガリー、 THUNDER のTシャツを着て、ジャケットを着る。完全にダルマ化しているが背に腹は代えられない。さらにジーンズの下にストッキングをはいて、靴下をはいた上からビニール袋をはいて靴をはいた。これはあとで雨が降ったときの用意でもあったが、思いのほか保温の役にも立ってくれた。
戻ってみるとちょうどセッティングが終わったところで、女性3人と男性4人くらいの大所帯のバンドが登場。歌ってギターも弾いている女性が B.J.SCOTT で、コーラスをつけてる2人の女性は地元ベルギーの人たちのようだ。 彼らの途中くらいから、予想通り雨が降り始めた。しかも、どんどん激しくなっていくので、ステージ前にけっこう集まっていた客もだんだんと後退してテントの下に避難していく。ステージから見てるといやなもんだろうなあ。私も今からポンチョを着るのもなんだと思い、いったんテントの下に。が、あとからあとから入ってくる人に押され、しまいには奥のほうまで押し流されてしまった。ほとんどステージも見えず、周囲から聞こえる意味のわからないフラマン語の会話に取り囲まれて1時間くらい立っていた。若い子たちだけが雨の中でサッカーをしたりビールを飲んだりしている。しかしあんな所で飲んでたらビールの中にどんどん雨が入って、ものすごく薄くなっちゃうと思うのだが、酔ってるから平気なのだろうか?
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